日経歌壇、公募ガイドに短歌が掲載されました


いつもの入選報告です。



土曜日に日経新聞の「歌壇」の穂村弘さんの欄に短歌が掲載されました。四席でした。

朝ドラが小声でしゃべる待合室さてとりあえず肉体を置く/工藤吉生



新聞に載った短歌のまとめはこちら。
http://t.co/6IYOFlvBhk








8日に発売された「公募ガイド」10月号に短歌が掲載されました。




「東直子の短歌の時間」は選外佳作という結果でした。

自転車をこいでる足の右側のあたりに二秒間の蝶々/工藤吉生


以前、東さんはこのコーナーにはおよそ800首が寄せられると書いておられました。そうだとすると、選外佳作というのは15/800首には入っているわけで、数字で見るとそんなに残念という感じはしません。

ギフト券がでないのが残念といえばいえますが、先月「秀逸」のときにいただいた2000円をそういえばまだ使ってませんでした。もったいなくてなかなか使えないんです。




今回はそのほかに、「付け足し短歌」に採用されました。これは読者コーナー「公募ファンクラブ」のなかのひとつで、有名な俳句に七七をつけようというものです。
俳句が好きな人からは怪訝な顔をされそうです。絵画や写真に落書きしておもしろくしようというのに少し似ていませんかね。
あらかじめ決まっている七七に五七五をつける「付け句」ならば印象が変わってきます。


今回の題は「秋深き隣は何をする人ぞ」でした。

秋深き隣は何をする人ぞ
空き家のはずが影うごく夜
/工藤吉生




うちの裏の家が引っ越して空いてガラーンとしたのを見て思いつきました。



今回は以上です。
んじゃまた。




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#2017上半期短歌大賞 50首 Togetterまとめ https://togetter.com/li/1126231
今年の上半期に読んだすべての短歌から50首選んでまとめました





第57回短歌研究新人賞候補作「仙台に雪が降る」全30首
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ぬらっ。9/11

ぬらっ


松尾スズキ『宗教が往く』50ページくらいすすむ。


ハリウッドザコシショウのものまね動画ばっかり見てしまった。時間って貴重なものなのに。でももう大丈夫。ほぼ全部見たから。


新人賞の連作をいじっていて、弱い歌を落として強い歌を入れた。
推敲のうまくいった歌があり、気持ちよかった。一首単位でよくなって、連作にもしっくりくるようになる、そういう推敲ができて満足。





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ぬらっ。水曜日の

ぬらっ



「未来」に出す歌稿を完成させたので満足している。毎月のことだ。十二月号の歌稿ということは、もう年末が視野に入ってくる。一年がみじかい。



あとはあまり変わったことはない。
松尾スズキ『宗教が往く』まえがきを読みおわった。まえがきだけで64ページある。



「水曜日のダウンタウン」の動画をいろいろ見た。お寿司の達人、早弁先生、替え歌トーナメント。
あと、ハリウッドザコシショウのものまねが好きで、それを見た。




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「コスモス」2017年9月号を読んだ

仙台文学館に置いてあった「コスモス」の2017年9月号を読んだ。
いくつか印象にのこった歌など引いていきます。


コスモスは2003年4月号だけ読んだことがある。そのときは260ページだった。手作業で出詠者をかぞえたら2600人だった。
今のコスモスは200ページくらいになっていて、シュッとしてておどろいた。
2016年末に出た角川の短歌年鑑によると「コスモス」は1900人と書いてあった。オレが各結社の人数に興味を持ち始めた2013年は2200人だった。
本の構成は2003年とあまり違わない。欄の名前も変わってなくて増えたり減ったりもしてない。雑談ルームと評論のページができたことくらいか。







白川ユウコさんの評論「続・甘味の短歌史」は変わっていて、つい読んでしまった。
ドラえもんの「バイバイン」という話は岡本かの子のくりまんじゅうの短歌

はてしなきおもひよりほつと起きあがり栗まんじゆうを一つ喰(たう)べぬ/岡本かの子

の影響があるんじゃないかということが書いてあった。
結局わからないままなんだけども、問い合わせて調べていたことに感心した。



以下、印象にのこった歌。


わが投げしポテトチップに寄りて来ず谷津の干潟の野生の鴨ら/奥村晃作




叔母にある臨終のそのひとたびを失ひてわれはとはに失ふ

施設にて午後の眠りに入りし叔母そのままほんたうの眠りに入りぬ
/岡崎康行




この窓をテーブルクロスを記憶せよサラダの赤きパプリカが言う/大西淳子




録画せしドラマ見る昼うとうとし巻き戻すうちどうでもよくなる/重永栄子

→これは共感する。うとうとして見逃した部分を巻き戻してもう一度見るんだが、またうとうとしてしまう。
オレはテレビの録画は今はしないけど、ポッドキャストでこういうことがある。



水底のやうなしづけさ 着陸のやりなほしする飛行機のなか/田中須美子







コスモス賞の発表号だった。「コスモス賞」でしらべると、どうやら競馬の賞でもそういうのがある。
ここでいうコスモス賞は連作の賞。第64回というから長い。小島なおさんや斉藤梢さんら三人が他を得点で大きく引き離していた。活躍してる人ってやっぱり強いものなんだな。



以上です。






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ぬらっ。9/9

ぬらっ



日経歌壇に載ってた。四席。
そのせいかテンション上がった。



月詠やらなきゃな。十五日しめきりの歌稿を十日に毎月出すことにしている。

作歌、はかどっていない。



松尾スズキ『宗教が往く』読みはじめたが、なかなか始まらない。



わけあってトイレの水漏れに関して調べた。どこの業者がいいのかも。




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ぬらっ。教えてエロい人

ぬらっ




朝、書く余裕がなくてこの時間に打ち込んでいる。



フランスパン工房のきのこピザ味、とても美味しかった。




高橋源一郎『13日間で「名文」を書けるようになる方法』読みおわった。いいなあと思った。
気になったのは息子さんの急性脳炎がどうなったかということだ。息子をモデルにしたキャラが小説のなかで言葉を失って、そしたら息子も言葉を失って、っていうところ。
調べてみたら、後遺症は残らなかったようだ。よかった。


これはタイトルを見て買った本で、この著者の方の本は初めて読んだ。
むかし「ウゴウゴルーガ」というテレビ番組の「おしえて!えらいひと」のコーナーに高橋さんが出ていて、へーこの人が小説の偉い人なんだ~ということで名前を覚えた。そこで止まっていた。

「教えてエロい人」っていうネット用語はウゴウゴルーガの「おしえて!えらいひと」からきてるんだろうなと思って検索してみた。そうみたい。







今月の公募ガイドの表紙、いいな。「落」の字が三つもある。自分のための本だと感じられる。

真っ黒なヤギが個性を出しているが、隣のヤギがそれを見て驚いてる。驚いてる時点で他の無表情なヤギ達よりは1歩進んでいる。周りの変なものに気がつくのが大事だ。真っ黒にはなれない凡才ならば、せめて。

公募ガイド10月号では「付け足し短歌」で採用されました。にぎやかな読者コーナーの隅に載ることができて、うれしい。
「短歌の時間」は選外佳作での掲載でした。

付け足し短歌っていうのは、有名な俳句に七七をつけるコーナー。俳句を本当に愛する人だったら参加しないんじゃないかと思う。



ほかにも色々出してるのに、見事に短歌だけが載る。歌人なんだなあ。





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ぬらっ。ドッキリ

ぬらっ



休みだったが雨。



「未来」8月号を読みおわった。

「NHK短歌」9月号を読みおわった。
NHK短歌はひさしぶりに見たけど、アンソロジーな本だ。歌とその解説がほとんど。添削のページも多い。
新作がほとんどない。投稿作以外では「ジセダイタンカ」くらいのものだ。







夜は動画ばっかり見ていた。


おもしろかったのはこれ。

"未来予想図2/渡辺直美 【ガキの使い/七変化】"
https://youtu.be/IfC9UzaZDZg




"あばれる君 ドッキリ 北斗晶&佐々木健介が実は仮面夫婦だったら 爆問パニックフェイス"
https://youtu.be/8LwCWWH65Lo



"EXILE 和田アキコにドッキリを仕掛ける。MATSUとAKIRAは、つき合ってる?後編"
https://youtu.be/vakrDmcgeXs


ドッキリが好きなんですよ。コメント欄を見ると、そういうのを笑うのはよくないという意見が多いんだけど、みんな真面目だなーと思う。





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ぬらっ。13日で名文

ぬらっ



高橋源一郎『13日間で「名文」を書けるようになる方法』半分まで読んだ。
おもしろい! そして、結論がないから考えさせられる。
自己紹介のところは、自己紹介にも色々あると学んだ。AV女優志望者の履歴書に面食らう。



「自己紹介」とは、それを読んでくれた人が、そのことによって、そのことをきっかけとして、もっとその人間のことを知りたいと思うような、なにか、のことです。

うーんそうか。
情報を出せばいいというものでもなく、欠けさせ方が問題だ。人間がパズルで、情報がパズルのピースにたとえられる。
AV女優志望者の履歴書からは、外枠が埋まったパズルを連想した。「もっとその人間のことを知りたい」がない。

斉藤斎藤さんの短歌もでてきた。ユニークだけど、自己紹介として見たときに「もっとその人間のことを知りたい」があるだろうか。

オレはツイッターの自己紹介の欄になにを書けばいいか迷っている。もう書いてあるけど、もっといいやり方はないかと思っている。自己紹介は関心のあるテーマだ。

大切なのは、振り向いてもらうこと

とも書いてある。






ラブレターのところでは、偏見のサングラスをはずしてものを見ることが書いてあるが、ラブレターのゆたかさとはサングラスの喜びとも思う。

斎藤茂吉の永井ふさ子への手紙がラブレターとして教材になっている。この量を読むのははじめて。
たったひとりに向けて書かれる手紙。

舞台の上で役者が「ひとりごと」をしゃべるのは、観客席にいる観客に、聞いてもらうためです。そして、役者は、観客がいることなど知らないふりをするのです。

わたしは、斎藤茂吉の短歌も、まったく同じだと思っています。
ただ、演じられる場所が違うのです。茂吉の短歌が上演される場所は、舞台の上より広いのです。それは、現実とほとんど同じ広さといってもいいぐらいの広大な空間の中です。
小説や詩の「読者」は、その舞台を見ている観客席にいます。そして、舞台の場合と違って、彼らは、自分が観客席にいることに気づかないのです。


ラブレターは演じられていない個人的な言葉。







171ページのラブレターが素晴らしい。泣いてしまった。でもこれは教材なので、分析めいたことをしてみた。

これは茂吉のような個人的な言葉ばかりではない。詩のような改行があるし、比喩がうまく決まっているし、反復も効果をあげている。相手一人のためではなく誰にでも読める文章だ。でも個人的な言葉であるかのようにうまく書いてある。

「白い小熊みたいなスクーター」はよくわからないが、雪があるからなんとなく納得する。ハチミツの気持ち、スティックシュガーみたいな雪という甘さの比喩のくりかえし。

「ずーっと」と「えーえんに」。くだけた言葉の自然さ。「ゆめ」と「夢」を使い分けていて表現のうまさがある。自然さとうまさが両立している。

情報の欠落といえばこれほどの欠落はない。彼の情報が、スクーターと背中の温度くらいしかない。その一方で「16才だった」のははっきりしている。出すところと引っ込めるところがある。






憲法を書いたり、存在しない国のために憲法を書く授業。
公的なものと私的なものとのつながり。文章で自分と他者のあいだに橋をかける。
生徒さんたちの書くものが面白くて、みんな才能あると思った。嫉妬を通り越して、降参の気持ちだ。







「本と雑談ラジオ」でツイートが読まれた。「けっこう力のある、ぼくはこれからを担う人だと思ってるんですけど」という言葉がおそれおおくもありがたい。励みにする。ツイートせずにここだけに書く。



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岩尾淳子『岸』を読む  ~身体がなければもういない人、ほか


岩尾淳子さんの第二歌集『岸』を読みました。歌を引いていきます。



行き場なきこころを夜の公園におけば離れてもうひとりいる/岩尾淳子『岸』
→行き場なきこころを夜の公園におくっていうのは、ベンチやブランコにでも座ってるんだろうか。「もうひとり」は同じような行き場のないこころを持った人か。分身みたいだ。夜だからちょっとこわい。


フェルメールの天文学者が片手おく天球儀に降るはるかなる塵/岩尾淳子『岸』



うつむいて胸の釦を嵌めてゆく身体がなければもういない人/岩尾淳子『岸』

→体がすっと消えて服だけ残ってしまいそうだ。当たり前を言うようで、しかし不思議な下の句だ。うつむいているのが、いなくなる前兆みたい。



少年はあかんかったとのみ言いき動かぬ影をわれに重ねて/岩尾淳子『岸』
→前の歌に「防球ネット」がでてくるところからすると、スポーツの試合で負けたのか。ほかになにも言わないところや影が動かない(身動きしない)ところに感情があらわれる。



この家の隅々までを知りつくしぷつんと掃除機うごかずなりぬ/岩尾淳子『岸』
→たしかに掃除機は隅々までかける。「知りつくし」がこの掃除機を人にしている。擬人法っていうんですか。家族の一人みたい。「ぷつん」があっけなく、はかない。



卵ケースの卵をひとつ抜き取りしのちに生まれるしずかなる穴/岩尾淳子『岸』



忘却のましろき雲のわきあがる空よりおりてくる歩道橋/岩尾淳子『岸』

→「忘却のましろき雲」が謎で、おもしろいところでもある。「頭が真っ白になる」という慣用句があるにはある。「空よりおりてくる」で、見慣れた歩道橋が果てしなく高いものに変わる。



散らかった輪ゴムを拾い集めおりなんたる夢かと夢に思うも/岩尾淳子『岸』



夏帽子かぶり直せばあこがれのように広がりゆく川の幅/岩尾淳子『岸』

→あこがれっていうのはゆるやかに広がっていくものなんだな。「夏帽子」も「川」もさわやかでいいな。




以前引いたことのある
病院の前はこの世の花ざかり薬をもらいし母あかるめり/岩尾淳子

長い間よくしてくれてありがとうと言われて君はさみしい息子/岩尾淳子

あんなふうに言うべきではないと吾に
いう人ありお箸を洗うとき/岩尾淳子

という歌も収録されていた。

1ページ2首で210ページ。阪神大震災の歌がある。
ながらみ書房、2017年6月。


この歌集おわり。






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ぬらっ。ナチ

ぬらっ



石田勇治『ヒトラーとナチ・ドイツ』読んだ。一気に300ページくらい。
その関係の本はたぶん初めて読んだ。てきぱきした文章だった。内容はおそろしいが目が離せなかった。
大統領内閣制。首相と大統領を合わせて「総統」。強制断種。アーリア化。

憲法をないがしろにして法律をつくっていくところで、ドラえもんの「ポータブル国会」を思い出した。



「未来」の8月号を読みはじめた。半分まで。なんとかついていくようにしないとね。先月は全員の作品に二首以上目を通したが、今月はよく選別して読むようにする。



工藤吉生の短歌bot @mk7911_botに7-8月の短歌24首を入れた。まだの人はフォローしてね。



昼間はやや暑かった。今月一日が寒かったからもう夏は終わったかと油断していた。
アイスを食べたが、余計な買い物かもしれない。必要なものだけ買うということができず、何か一つ付け足してしまう。




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プロフィール

工藤吉生(くどうよしお)

Author:工藤吉生(くどうよしお)
仙台市在住。2011年に枡野浩一さんの「ドラえもん短歌」の影響で短歌を始めました。

▽短歌雑誌「短歌研究」「角川短歌」などの読者投稿欄、
▽新聞歌壇「毎日新聞」「日本経済新聞」「読売新聞」「河北新報」
▽テレビ「NHK短歌」
などで作品を発表してきました。

短歌結社「塔短歌会」に2012年から3年間所属していましたが退会し、現在は「未来短歌会」彗星集に所属しています。

▽角川短歌ライブラリ刊行記念「わたしの一首」コンテスト大賞受賞。
▽第57回短歌研究新人賞候補。
▽Eテレ「NHK短歌」年間大賞(2016年3月、佐佐木幸綱選)。

ゴールデンボンバーの歌広場淳さんにツイッターで短歌をほめられたことがあります。

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