ぬらっ。ありがとうリスト、 #推し歌人アンソロジー

ぬらっ


"M. Haydn - P 42, MH 272 - Symphony No. 21 in D major"
https://t.co/K0pnzAbQMP
ミヒャエル・ハイドンの交響曲P42を聴いた。3楽章16分。フィナーレの歯切れのよさが取り柄。







拝田さんのツイート
「最近一番衝撃だったこと」に工藤吉生をフォローしたらフォロバではなく「フォローありがとうリスト」に追加されたこと、と答えたい
https://twitter.com/haidaksk/status/963054933460135937

オレは八つのリストをつかっています。
フォローするのはいつも見ていたい人です。ときどき見てもいい人はリストです。フォローしたけどやっぱりいつも見ていたい感じじゃないと思ったらリムーブせずにリストに入れてリストで見ます。

見たくないものを見ないですむようにすることに気をつけています。
オレのタイムラインはオレの視界であって、見えるものを選べるならば選びたい。フォロー返しがほしい人はほかにいってほしい。

このスタイルで8年やってます。
#tankaタグや「うたの日」のハートありがとうございました等、自作をよくツイートする人はあまりフォローしません。目に入ってくる短歌は厳選したい。申し訳ないけど、短歌には厳しいんです。

「ぬらっ」「続ぬらっ」「続々ぬらっ」が通常のリストです。後にいくほど見る頻度が減ります。その人をどれくらい見たいか/自分とのつながりの濃さでリスト分けします。変更されることもあります。

「ぬらっぬらっ」は短歌以外のリスト、
「ぬらっbot」はbotのリスト。
「星」はなんたる星と彗星集のリスト。選歌欄が同じでもツイートを見るのは遠慮したい方もいて、そういう人はリストに入れません。

「ぬらっぬらっぬらっ」は特殊なリストで、辛辣なことを言う場合のある人、痛いところ突いてくる人、だけど信用してる人を入れています。気持ちが弱ってるときの閲覧は避けます。

「フォローありがとう」はフォローしてくれたけどよく知らない人を入れます。知った結果、重要な人と思えば通常リストに移すか、フォローします。見たくなければそっとはずします。ここに入れるのはフォロワーの三割くらいで残りはここにも入れません。

フォロー返しと無視のあいだに「フォローありがとうリスト」があります。感謝の気持ちです。
さっきの「見たくないものは見ない」に加えて「一度フォローした人をなるべくリムーブしたくない」があります。リムーブって角が立つ行為だと思うんです。オレも、されていい気はしないし。

フォロー
→ぬらっ/ぬらっぬらっぬらっ
→続ぬらっ/続々ぬらっ
→フォローありがとう
という感じですね。ああ、丁寧だなあ。

そのかわり
工藤吉生の短歌bot@mk7911_bot
工藤吉生のお知らせアカウント@mk791122
はフォロー返ししてますんで、気軽にフォローしてくださいね~







今日マチ子「みかこさん」6と7を読んだ。Kindleで。みかこさんが終わった。なにもないまま卒業する感じ、この心細さを知っている。すごく思い出した。ああ、せつない。ため息がでる。

付き合って別れたり、怪我したり、腕の傷を見せられたり、電車で遠くまで行って帰ってきたり、母に初めて言いたいことを言ったり、なにか起きそうな変わりそうな感じはするんだけど、人って簡単には変わらないんだよな。

しかしまあ、あざやかなおしゃれな別れ方をするもんだなあ。そういうところは漫画だった。
うまくなりたくて24時間ベースを持ってるって話が興味深かった。
みかこと緑川の、お互いに言葉が足りないのが甘酸っぱかったな。最高だった。







"世界の奇書をゆっくり解説 番外編2「物の本質について」" https://t.co/eC55RiPoHb
おすすめ
紀元前の書物とか、わくわくするなあ。本が好きな人におすすめしたい動画







①影響を受けた歌人
枡野浩一、穂村弘、加藤治郎、仁尾智、石川啄木
②好きな歌人
斎藤茂吉、寺山修司、松木秀、しんくわ、虫武一俊、
③最近のイチ推し歌人
はだし、川上まなみ、杜崎アオ、上澄眠、青山 
#わたしの推し歌人アンソロジー


こんな感じでいいんだろうか。東北の人をやや優遇した。
「最近のイチ推し」はほんとに最近です。最後の人なんて、今日はじめて歌集を読んだし。
それにしても「未来」の人の少なさよ。笹さん理江さんを入れようとしたが最後には押し出されて消えてしまった。外大の吉田さん千石さんを入れようとしたが以下略。







ほかの人の推し歌人に、二回オレの名前がでてきた。うれしい!
歌をツイートしてくれるひとが二人いた。うれしい!
歌集三冊に漫画二冊を読んで、充実の休日だった。
でも、夜中に腹をこわしてくるしかった。



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2018年1月の工藤吉生の短歌とその余談  ~未来賞第一作ほか
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ハイドンの弟、ミヒャエル・ハイドンの交響曲を聴いていく記事【2】P19-36


1/22~2/8



"M. Haydn - P 19, MH 384 - Symphony No. 28 in C major" https://t.co/LhO8Ov3oB8
ミヒャエル・ハイドンの交響曲P19を聴いた。これも三楽章構成。フィナーレの下降するテーマによるフーガがなんといっても印象的。



"M. Haydn - P 20, MH 393 - Symphony No. 29 in D minor" https://t.co/RLojXrDv2J
ミヒャエル・ハイドンの交響曲P20を聴いた。おお、短調だ。1.3楽章は情熱的でなかなかいい。



"M. Haydn - P 21, MH 399 - Symphony No. 30 in D major" https://t.co/J3rwSoDPIE
ミヒャエル・ハイドンの交響曲P21を聴いた。これも三楽章。みじかくていいけど、それでも何度きいても寝てしまう。



"M. Haydn - P 22, MH 405 - Symphony No. 31 in F major" https://t.co/mMX7RO1WXo
ミヒャエル・ハイドンの交響曲P22を聴いた。ヴァイオリンとオーボエのソロがかけあいをする2楽章、狩猟ふうのリズムの3楽章。
なかなか個性がある人だ。ところどころで細かく「おやっ」と思わせる、変わったことをしている。



"M. Haydn - P 23, MH 420 - Symphony No. 32 in D major" https://t.co/oTpjEwu4HE
ミヒャエル・ハイドンの交響曲P23を聴いた。2楽章で8分しかない。どちらの楽章もジャンジャン盛り上げている。



"M. Haydn - P 24, MH 425 - Symphony No. 33 in B flat major" https://t.co/7vMdkUTLv0
ミヒャエル・ハイドンの交響曲P24を聴いた。3楽章にもどった。アダージェットなんてマーラー以外ではじめて見たかも。
どうしても寝てしまう。
あらためて聴いたが、動画の説明欄とはちがって4楽章ある。楽器が多くて豪華絢爛だ。



"M. Haydn - P 25, MH 438 - Overture to Andromeda e Perseo" https://t.co/CHB1DJxISr
ミヒャエル・ハイドンのP25はオペラの序曲。4分しかない。



"M. Haydn - P 26, MH 473 - Symphony No. 34 in E flat major" https://t.co/5fEnV5ZjiM
ミヒャエル・ハイドンの交響曲P26は8分の交響曲。全部で3楽章。2楽章アダージェットはゆったりしていてなかなかいい。ファゴットのソロがある。3楽章はフーガで盛り上がる。



"M. Haydn - P 28, MH 475 - Symphony No. 36 in B flat major" https://t.co/vxULakRJwB
ミヒャエル・ハイドンの交響曲P28を聴いた。ひとつとばしてしまったので、それは明日聴く。
9分3楽章の交響曲。フィナーレの盛り上げかたが、なかなかいい。



"M. Haydn - P 27, MH 474 - Symphony No. 35 in G major" https://t.co/S7yfbEewoQ
ミヒャエル・ハイドンの交響曲P27を聴いた。6分3楽章の交響曲。2楽章はオーボエが活躍する。フルートはこの人の作品にはあまり出ないようだが、好きじゃないのかなあ。



"M. Haydn - P 29, MH 476 - Symphony No. 37 in D major" https://t.co/fucCRqDnbC
ミヒャエル・ハイドンの交響曲P29を聴いた。8分3楽章。はじめはそんなに短いものばかり作ってたわけじゃないのに、なんで短くなっちゃったんだろうな。この短さでは動機をたくみに展開したりもできない。メロディメーカーでもない。華やかな雰囲気はある。
2楽章はフルートやファゴットがよく歌う。
短調に傾くことが少ないことに気づいた。ハイドンやモーツァルトって長調でも展開部は短調になることがあるけど、この人はそれもあんまりない。



"M. Haydn - P 30, MH 477 - Symphony No. 38 in F major" https://t.co/4mdrm8h76G
ミヒャエル・ハイドンの交響曲P30を聴いた。1楽章の主題がいい。3楽章は無窮動ふうに駆け回る。



"M. Haydn - P 31, MH 478 - Symphony No. 39 in C major" https://t.co/gQ8w7GGTSY
ミヒャエル・ハイドンの交響曲P31を聴いた。3楽章のフガートくらいか。あとはいつも通り明るくはなやか。



"M. Haydn - P 32, MH 507 - Symphony No. 40 in F major" https://t.co/cATMiyjt0x
ミヒャエル・ハイドンの交響曲P32を聴いた。3楽章のままで15分まで伸びた。どことなくモーツァルトっぽい気がするけど、3楽章は協奏曲のフィナーレみたいにオーボエが活躍する。



"M. Haydn - P 33, MH 508 - Symphony No. 41 in A major" https://t.co/sW1U25P4YW
ミヒャエル・ハイドンの交響曲P33を聴いた。3楽章のままで19分まで伸びた。このひとはメヌエットは嫌いなんだろうか。
1楽章は主題に特徴があり、長くても気にならない。2楽章は中間部に激しさがある。3楽章は終盤でカイギャク的なことをしている。よい作品。



"M. Haydn - P 34, MH 61 - Symphony in C major (fragment)" https://t.co/w0cxxk7Gh9
ミヒャエル・ハイドンの交響曲P34を聴いた。断片で、ラルゲットの楽章だけが残っている。たしかにシンフォニーとなっているけど、内容はトランペット協奏曲。



"M. Haydn - P 35, MH 23 - Symphony No. 1 in C major" https://t.co/LGm2SLlGvP
ミヒャエル・ハイドンの交響曲P35を聴いた。これが第一番なのか。制作年からしてもそうらしい。
4楽章ある。トランペットが華やかさを出している。



"M. Haydn - P 36, MH 50 - Symphony No. 9 in D major" https://t.co/DUmcYhAmWq
ミヒャエル・ハイドンの交響曲P36を聴いた。3楽章7分。管楽器がないのがめずらしい。きびしい表情の2楽章がいい。


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ぬらっ。調子のよさ!

ぬらっ


"M. Haydn - P 41, MH 150 - Symphony No. 15 in D major"
https://t.co/HPFrR4pKtz
ミヒャエル・ハイドンの交響曲P41を聴いた。40はないようだ。この人にしては旋律的。







読売新聞「読売歌壇」に短歌が掲載された。わずか二週間ぶり。今年に入って三回目。なんという調子のよさ! 4-5ヶ月に一回ということもざらにあったが、ここにきて調子がよい。


新聞に載った短歌のまとめを更新しました
https://t.co/8GqmHoc54C



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ぬらっ。ヴァンハル

ぬらっ



"M. Haydn - P 39 - Symphony in D major (Vanhal)"
https://t.co/2ZNtu1SxSE

ミヒャエル・ハイドンの交響曲P39は、どういうわけかヴァンハルの作品だ。聴けばぜんぜんちがうのがわかる。ヴァンハルはメロディーが立っている。楽器は弦が中心で、よく聴けばオーボエとホルンがいるのもわかるが、弦で勝負している。
ヴァンハルは実力者というイメージがある。ミヒャエルよりずっと上手(うわて)のような気がするけどどうなんだろう。
次はヴァンハルを聴いていくのもいいなあ。メロディーは大事だよなあ。







「ブックオフ8店舗で540円以下の歌集をすべて買って読む」36冊のうちの5冊目まで読んだ。海外旅行の歌の多い歌集が二冊つづいた。金あるなあ。
ぜんぜんおもしろくない歌集っていうのはまだないなあ。


ひろのさん、石井さん、電話さんのキャスがおもしろかったな。歌集を二十代のうちに出したいとか、三十にして立つとか。年齢で考えること。
音符かな、の歌がいじられていた。案外こんなふうに「名歌」って生まれるんじゃないか。



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佐藤理江『西日が穏やかですね』を読む  ~たがひちがひに嘘を言ひ合ふ、ほか


佐藤理江さんの歌集『西日が穏やかですね』を読みました。第四歌集。2012年、いりの舎。

略歴を見ると、未来賞受賞歌人だとわかる。2012年の受賞なので、受賞した年に出た歌集となる。2003年に未来に入会とある。

このあいだ読んだ本多真弓さんの歌集にも「2012年未来賞受賞」って書いてあった。同時受賞だったのかな? と思って「未来」のホームページをしらべると、佐藤さんは2011年度、本多さんは2012年度の受賞だとわかった。年末に発表されて年始に式があるからそういったこともある。


歌をみる。



どこからも等しく遠い真ん中で、ご飯に半ば沈む梅干し/佐藤理江『西日が穏やかですね』
→同じ一連にテロや軍事研究の歌があり、この歌の梅干しの日の丸弁当には、そういった意味もこめられているのだろう。



凄絶な最期を遂げる主人公コマ送りにて台詞まである/佐藤理江『西日が穏やかですね』



中継のヘリコプターが渋滞をちよつとそこまでなぞつて帰る/佐藤理江『西日が穏やかですね』

→渋滞を高いところから見れば一本の曲線のように見えるだろう。「なぞつて」がいい。
「ちよつとそこまで」が気楽なことであるかのようで、チクリとメディアを刺している。



色のある表ばかりを見せながら鶴のかたちに折り上がりゆく/佐藤理江『西日が穏やかですね』
→折り紙の片面はまっしろだが、折り紙はそこを見せないようにつくられる。色のない裏面への視線がある。隠されたものを白日のもとに晒そうとする。
「鶴のかたちに」はあくまでも折り鶴が鶴そのものではないことを言う。
「折り上がりゆく」。今まさに鶴がつくられている。

鶴の歌は「事故」という、交通死亡事故を描いた一連のなかの歌。電源ボタンを押す歌があるから、テレビで見た事故なのか。



「元気です」「よかつたですね」「そちらこそ」たがひちがひに嘘を言ひ合ふ/佐藤理江『西日が穏やかですね』
→この歌はさっきの鶴の歌などよりも直接的に嘘を暴いている。「たがひちがひに」に注目したい。



黒板にカッターの傷 むかうから白い光が射すはずだつた/佐藤理江『西日が穏やかですね』



競争に勝つ人よりも目立ちつつ「競争原理」の四字一人勝ち/佐藤理江『西日が穏やかですね』

→まったくそうだなあ。
こういうのを見ると、松木秀さんみたいだと思う。歳は近いのかなと思ったら、特に近いというほどでもなかった。



あをによしならぬ堪忍鎮めつつけふここのへに塗りこめし顔/佐藤理江『西日が穏やかですね』
→「枕詞の実験」という一連から。「奈良」から「ならぬ堪忍」がでてくるおもしろさがあるんだけど、それにとどまらず下の句も仕掛けてくる。
いにしへの奈良の都の八重桜 けふ九重に匂ひぬるかな/伊勢大輔



最新のプラネタリウム寂しいか本物みたいと言はれつづけて/佐藤理江『西日が穏やかですね』



ほころびが見えないうちは善であるほころびを待つ衆人の顔/佐藤理江『西日が穏やかですね』

→ツイッターなんかは特にそういうところがある。
「衆人」。近藤芳美の言う「民衆」はどんなふうだったかを考えあわせてみる。



風景のどこにもゐないわたくしの視線の下に爪先ふたつ/佐藤理江『西日が穏やかですね』



絵葉書のこの風景に写り込む行方不明の叔母さんの踵/佐藤理江『西日が穏やかですね』



「いまそこで何見てるの」と聞かれても闇なら「闇」と答へるばかり/佐藤理江『西日が穏やかですね』




特に印をつけた歌はそんなところなんだけど、とにかくうまくておもしろい。好きなタイプの歌だ。

工夫のある連作がおさめられているのもいい。枕詞の実験のことはさっき触れたけど、それ以外にも、助詞だけを変えてゆく連作や、トイレ改修工事を題材にした連作などもあった。

最初に書いたけど、どうしても「2011年度未来賞受賞」ってところに意識が向く。
2011年度未来賞受賞の人が、受賞した年にこれだけの水準のものを作っている。2017年度受賞のオレがこれより大きく劣っているようではいけないのだ。そこに焦りを感じる。

全然違う作風であれば意識しなかったかもしれないが、少し近い部分があるだけに、意識されてくるものがある。どうしよう、という気持ちになる。そんな歌集だった。

以上です。
んじゃまた。


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ぬらっ。みかこ5

ぬらっ



"M. Haydn - P 38, MH 69 - Symphony No. 8 in D major"
https://t.co/SRrEAU0axt
ミヒャエル・ハイドンの交響曲P38を聴いた。25分ある。クラリネットがはじめてでてきた。ほかにも管楽器が活躍する。






「野性時代」3月号の「野性歌壇」に佳作で一首掲載されました。
今月はいいのが出せなかった、無理かなと思ってたのでよかった。







今日マチ子「みかこさん 5」を読んだ。
みかこはてっきりカトーくんに傾いてるのかと思ったけど、勇気だしてほんとのこと言った。「嘘をつきたくない」って。

ナオはどうだろうなあ。星占いで将来の道を決めた軽はずみなエピソードがあるけど、そういうのも含めてこの人の強さだろう。ちょっとやそっとでへこたれる人じゃない。積極性で道をひらいてゆく。

緑川は天才少年だったころの思い出を捨てた。ここが一番ぐっときた。かっこいい男だなあ。そこまでしなくてもと、読んでるこっちも感じたが、そこまでしたんだからうまくいかないと嘘だ。

オレは賞状とか捨てられないなあ。結社からの原稿依頼の郵便すら捨てられないもん。天才からかなり遠い。

あっそうそう。みかこが将来のことが決められなくて感きわまる場面があって、響いてくるものがあった。






弟のツイッターでのふるまいが、土屋文明の「是(こ)のひとに見て堪へがたかりき」を思い出させる。卑しい。


山田航さんがオレのお知らせアカウントをフォローしたという通知がきて、確認したらはずれていた。誤フォローだろう。
それを「フォローいただきました?はずれてますよ」とリプライしたら、フォローしてもらえた。厚かましいかな。




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『外大短歌8』を読む  ~断じて何も埋まっていない、ほか


「外大短歌8」を読んだ。


外大短歌には知ってる人がほとんどいない。だけど、縁あって本を手にした。

「外大」に関しては、なんの略なのかすら知らない。それを調べるところからはじまった。

こういう本はよく知らない若い人がなにをしてくるかわからないようなところがあって、そこをハラハラしながら読む感じです。こっちもビリビリに真剣になります。ではいってみましょう。



扇風機かかえて川に立っている 時代に負けたこともあったけど/吉田奈津「時代 記憶の中の花火のような」
→この方のお名前は、モロヘイヤの歌で知っている。いつかの短歌研究新人賞で、二首掲載なのに存在感を放っていて、ただものじゃない感じだった。
五首連作の一首目。

なにをしてくるかわからないようなところがあってハラハラするという、さっき書いた期待通りの一連だ。

「負けたこともあったけど」ってことは、上の句は時代への抵抗をあらわしているのか。重そうだししんどそうなのはわかる。



自意識に守られていると一日も休まず言いにやってくる人/市塚未紗季「星に暮らす」



ここはプールじゃないって言う 言ったからここもプールにしておきました/中山かれん「怒りたくはない」

→シムシティみたいなことをしてるなーと思って面白がって丸つけたけど、「ここ」とか「プール」にはもっとなにか隠されていそう。言われたことを否定してゆく、否定のためのプール。
いや、話のうえでそういうことにしておいた、って読んだほうが現実的だな。



ピアノ向きらしい手指で土を掘る断じて何も埋まっていない/千石龍「埋葬にあたり」
→優雅や繊細を思わせる指が、土にまみれ、そしてなんの見返りもない。
強い否定に惹かれる。この人の二人称は「お前」だし、「だ」を連発してくる。荒々しい。
「誰も彼も」「だけだ」「だれも」「みな」「何も」「一度も」。全てか、さもなくば無か。



可能性くらいのサイズのカステラをわきに抱えるとよくしゃべる/中山かれん「桃でなくパイナップル」
→大きいのか小さいのかよくわからないのがおもしろい。なにをしゃべるんだろう。
すこし後の歌ではクレソンを胸に抱いている。



味のない食パンをはむ 二、三枚はみ続ければ一食になる/北島洋「ハルシオン」

眠られぬ夜に行くのはいつも川、川にはいつも橋があるゆえ/北島洋「ハルシオン」

→どんな生活をしてるのかが見える一連で、(古い人のようなことを言うけど)こういうのがあると安心する。連作の終盤にあらわれる夜と水のイメージが美しい。



ライターが何ゴミだろうと朝が来て収集車色の良い空だなあ/千石龍「猫缶と静かな隣人」
→さっきよりも力が抜けてリラックスした連作だ。「だ」が減った。でも二人称はやはり「お前」。
オレの地域は収集車が緑だけど、この人のところは空のように青いのだろう。



天国に夜が来ること僕たちはそれを救いと呼んだりもする/高宮俊太郎「色をすべて使って」



ベローチェはかつてセーブポイントで回復するために配る泥水/山城周「マンゴーゴートゥーヘルルチャリブレ」

→ベローチェのコーヒーは安いけど、泥水とは、なかなか手厳しい。
昭和からゲームをしてるオレには、王様や教会やクリスタルみたいな高貴な神聖なものがセーブポイントになるのだという認識がある。今はそんなことないのかな。セーブポイントといったことでベローチェがほのかに発光してくるようだ。



差し入れをホームで立ったまま分け合って食った今でもおかしくて笑う/山城周「マンゴーゴートゥーヘルルチャリブレ」
→その笑えるおかしさが、直接こちらには手渡されないところが良いな。でも状況としては、そういうときに笑えることがありそうなのは、なんだかわかる。



前号評がある。前号評をしている二人が、二人ともオレと同じくらいの年齢層だという偶然があった。
おもしろそうな歌があったから引いてみたい。



よろこびが引いていくとき湖面から静かに現れる人力車/吉田奈津

貘たちが来たときに差し出す夜を祈りと思い出に分けておく/永山源


以上です。読む前に予想したとおり難しい歌が多かったんですが、わくわくして読めました。
以上です。
んじゃまた。




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第57回短歌研究新人賞候補作「仙台に雪が降る」全30首
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などなど、
500円ですべての記事(約100記事)が読めます。よろしければどうぞ。



去年の角川短歌賞の予選通過作品 50首|note(ノート)
https://note.mu/mk7911/n/nd28a52e005c7
50首連作を200円で公開しています。






ぬらっ。提唱者

ぬらっ



"M. Haydn - P 37, MH 132 - Symphony No. 13 in D major" https://t.co/HmZ2RXIFNn
ミヒャエル・ハイドンの交響曲P37を聴いた。4楽章27分。ながいアンダンテがある。それ以外はとくになにも感じなかった







私の性格タイプは “提唱者” です。あなたのタイプは何ですか?
https://t.co/6AIexNCevi #16Personalities via @16Personalities

けっこう診断されるのは好きなんです。
オレでも何かのグループに入れてもらえるんだなと
ほかの結果もみたけど、あんまり種類がないようだった







今日発売の公募ガイド3月号の
「阿佐ヶ谷姉妹の書き足しまSHOW」に佳作で掲載されました(初!)
「せきしろの自由律俳句」に佳作で掲載されました。

短歌川柳自由律俳句以外のものが全国の書店にでるような雑誌に載るの、初めてだとおもう。






しばらくは知らない人の歌集を読む機会が多くなるだろう。今日読んだやつはよかった。

月詠を仕上げた。



▼▼▼



お読みいただきありがとうございました。
noteのほうでは、ブログでは読めない内容の記事をたくさんアップしています。

2018年1月の工藤吉生の短歌とその余談  ~未来賞第一作ほか
https://note.mu/mk7911/n/nffa8669c4b47

「未来」の新年会に行ってきたぞ【前編】
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「未来」の新年会に行ってきたぞ【後編】
https://t.co/NlUofZGYMB

未来賞をいただいて、いま書きたいこと
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ぬらっ。36冊


ぬらっ



"M. Haydn - P 36, MH 50 - Symphony No. 9 in D major"
https://t.co/DUmcYhAmWq
ミヒャエル・ハイドンの交響曲P36を聴いた。3楽章7分。管楽器がないのがめずらしい。きびしい表情の2楽章がいい。






左右両方の太ももが同時につった。こんなことあるのかーッ

足をつりながら、最初に考えたのが「そうだ、これをツイートしよう」だったーッ






へんなリプライひとつでリズム崩されるなー
そういうとき、自分は弱い人間だとおもう






「行けるかぎりのブックオフの540円以下の歌集すべて買って読んでみる」つづき。

いろいろ無理して7店舗目、8店舗目のブックオフに行ってきた。はあはあ。
7店舗目にいったのは、初めていく店だった。歌集がほとんどなくて、店にある三冊をすべて買った。

8店舗目は比較的充実した店で、それでも540円以下の歌集は六冊だった。
これで歌集の買い占めはひとまず終わる。8店で合計36冊。
もう一桁いきたかったな。「ひょっとしてオレは狂ってるんじゃないか」と思いたかった。

540円以下だけ買うという縛りをはずしたら50冊くらいになるだろう。
ただし、それをすると有名な歌人の最近の歌集を買うことになり、あまり面白くない。予算のこともあるし。オレは得体の知れない歌集を読みたくてこれを企画したんだ。

ブックオフに歌集が多いというのは、えらい歌人が一度に歌集を手離した場合だ。
オレの近くに歌集のすくない店しかないのは、このへんにえらい歌人がなかなかいないんだろう。

こっちでもたまーに歌集がたくさんあるときがある。そのときにこんな出来事があり、記事にした。

【追記あり】著者謹呈の歌集をブックオフに持ち込んでいる著名な歌人が誰なのか判明した : ▼存在しない何かへの憧れ http://blog.livedoor.jp/mk7911/archives/52174806.html


36冊のうち、謹呈のしおりがはさまってたのが8枚、書店の売り上げカード2枚。思ったより読まれている。
箱入りが4冊、ソフトカバー4冊、のこりはハードカバー

まったく名前を知らない歌人が36人中28人。なかなかいい。



▼利府店
天平の水煙 510
遠き木立 108
北極星 410
▼古内店
奇麗な指 510
臘八接心 200
つき草 200
流天雨色 200
ひとつのいのち 200
羊皮紙の花 200



▼▼▼



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プロフィール

工藤吉生(くどうよしお)

Author:工藤吉生(くどうよしお)
仙台市在住。2011年に枡野浩一さんの「ドラえもん短歌」の影響で短歌を始めました。

▽短歌雑誌「短歌研究」「角川短歌」などの読者投稿欄、
▽新聞歌壇「毎日新聞」「日本経済新聞」「読売新聞」「河北新報」
▽テレビ「NHK短歌」
などで作品を発表してきました。

短歌結社「塔短歌会」に2012年から3年間所属していましたが退会し、現在は「未来短歌会」彗星集に所属しています。

▽角川短歌ライブラリ刊行記念「わたしの一首」コンテスト大賞受賞。
▽第57回短歌研究新人賞候補。
▽Eテレ「NHK短歌」年間大賞(2016年3月、佐佐木幸綱選)。

ゴールデンボンバーの歌広場淳さんにツイッターで短歌をほめられたことがあります。

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