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『ちくま』2019年1月号ほか

『ちくま』っていう小さい本を何冊か読んだ。70ページくらいある、月に一度出ている本。筑摩書房の本の書評が多く載ってて、そのほかにいろいろ幅広く連載がある。

書評がみんなうまいなと思った。つかみがうまいんだよ。普通に書名と作者名を見たら「知らない人が書いた、オレには関係ない本だな」とスルーしそうな本でも、うまい人の書評は興味を引くようなところから書き出してせまってくる。



『ちくま』には最果タヒさんの連載があるんだけど、2019年1月号の「自意識過剰の終焉宣言」は興味ある内容だった。エゴサーチのこと。
「めっちゃエゴサしてる」崎山くんという人について書いている。
最後の方を引きます。
(崎山くんは)SNSでの態度が褒められたって意味はなくて、自分のライブや音源に興味を持ってもらえるかどうか、それだけのために動いている。アカウントはアカウントだ。自分自身ではない。

嫌われること好かれることが、現実世界より簡単に頻繁に起こる中で、「もういいや」ってそこに振り回されるのを放棄して、やりたいこと、したいことを優先できたひとから、ネットの自意識から逃れていくのかもしれない。

最果タヒ「最果からお届けします。」
『ちくま』2019年1月号




オレは自意識から自由になってない。こんなふうになれたらいいなと思った。



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プロフィール

工藤吉生(くどうよしお)

Author:工藤吉生(くどうよしお)
仙台市在住。
2011年に枡野浩一さんの「ドラえもん短歌」の影響で短歌を始めました。

「未来短歌会」所属

Eテレ「NHK短歌」年間大賞(2016年3月、佐佐木幸綱選)

第61回 短歌研究新人賞 受賞(2018年)

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