FC2ブログ

「Sister on a water vol.1」を読んだ



「Sister on a water」vol.1を読みました。
2018年6月。64ページほどあって、服部真里子さんが特集されている。


詩が巻頭に掲載されている。
オレは詩は苦手です。読んでもわかんない。以前『現代詩手帖』に自分の短歌が載ったことがあって、一冊買った。それが年末号で、その年の詩がたくさん載っていた。140くらいある詩を何日かかけてすべて読んで、おもしろく感じたのは4つくらいだった。



石松佳さんの詩もオレにはそんなによくわかんないわけだけど、ところどころ気持ちの良いところがあって、いいなと思いながら読んだ。

「スラは食事を終えると夕立の気分に襲われて」が特によかったかな。
「スラは目を閉じ、花の名前に溺れるのを感覚した。」
「スラは油絵のように孤独だったので、うわべだけの炎に頻繁に惹かれた。」
「瞑想的な水差し」

とか。
それがオレの「ところどころ気持ちの良いところ」でした。







海蛇が海の深みをゆくように オレンジが夜売られるように/服部真里子

ひまわりの茎には銀が流れるとたったひとりに告げて夜を発つ/服部真里子


喜多昭夫さんが服部さんの歌を選んだページで二首に丸をつけた。別々の歌だが、こうして抜き出してみると似ている。
つまり、見えないところを動いているものたちの歌だ。海の底だったり、茎の内側だったり、夜だったり、そういう見えないところで動いているものの歌に魅力を感じた。







年譜がある。服部さんご本人によるものだ。
こういうのを見るときのオレっていうのは、この人はどこからどうやって頭角をあらわしたかなーっていうのを見たいわけです。興味がそこにあるのです。
短歌をはじめてどれくらいで何を受賞したかとか、歌集をだすタイミングとか、そのあたりを中心に見ます。それで、年月がかかってると好感をもったりします。オレも焦らなくていいんだなという気持ちになるからです。年譜を自分に重ねてみるわけです。

服部さんは2007年に新人賞への投稿をはじめて2013年に受賞している。七年目。
オレはどうかなーと重ねてみると、2012年に新人賞に出し始めて今年が2018年。七年目。ほう。
未来賞と新人賞の時期が近いのも似てるなあ。

服部さんは賞の翌年に第一歌集を出している。新人賞を受賞すると、そろそろ歌集、ってなりますよねえ。ここはオレは似ない気がする。
受賞と同じくらいの時期に歌集出してる人をみると、勢いあっていいなあと思う。

……他人の年譜を自分にかさねるのって、馴れ馴れしいかもしれない。けど、でもそれをせずにはいられない。



そんな感じでこの本おわり。






▼▼▼



【こっちもおすすめ】
noteのほうでは、ブログでは読めない内容の記事をたくさんアップしています。




2018年6月のオレの短歌とその余談
https://t.co/sCG5JNotFG

2018年7月のオレの短歌とその余談
https://note.mu/mk7911/n/nb3e7945830c7

もっと賞の話がしたい!/オレの企み
https://note.mu/mk7911/n/nc2b1b8188836

「新人賞 連絡」
https://t.co/ZTB10Ogssw

第57回短歌研究新人賞候補作「仙台に雪が降る」全30首
https://note.mu/mk7911/n/n58e5f4337568




などなど、
500円ですべての記事(約100記事)が読めます。よろしければどうぞ。






スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

工藤吉生(くどうよしお)

Author:工藤吉生(くどうよしお)
仙台市在住。2011年に枡野浩一さんの「ドラえもん短歌」の影響で短歌を始めました。

▽短歌雑誌「短歌研究」「角川短歌」などの読者投稿欄、
▽新聞歌壇「毎日新聞」「日本経済新聞」「読売新聞」「河北新報」
▽テレビ「NHK短歌」
などで作品を発表してきました。

短歌結社「塔短歌会」に2012年から3年間所属していましたが退会し、現在は「未来短歌会」彗星集に所属しています。

▽角川短歌ライブラリ刊行記念「わたしの一首」コンテスト大賞受賞。
▽第57回短歌研究新人賞候補。
▽Eテレ「NHK短歌」年間大賞(2016年3月、佐佐木幸綱選)。

ゴールデンボンバーの歌広場淳さんにツイッターで短歌をほめられたことがあります。

最新記事
リンク
月別アーカイブ
フリーエリア
カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR