山形に行って歌会してきましたよ


第2回山形歌会に参加するために観光を兼ねて二人で山形に行った。


まず歌会のことをさらっと書く。

オレの記憶が正しければ一昨年の夏以来の歌会だった。いいものだ。いろんな人がいて、いろんな読みがあって。閉塞感が開放感になった。







最近のオレはやや停滞気味であった。
短歌が以前ほど熱中できなくなってきて、総合誌をあんまり買わなくなった。歌ができなくて投稿を減らした。短歌雑誌をそっちのけにして「枕草子」「方丈記」「徒然草」を読んだりしていた(といってもこれらの作者も短歌と関わりのある人物であるが)。


歌会に行くと刺激を受けることが多いので、それをアテにしていたところもあった。そして、期待したとおりの新鮮な気持ちを得ることができた。







いろんな歌を読むことは普段からやっているが、歌会の刺激はそれともまた違った刺激だ。
生身の人間から得られる情報量というものがある。身振り手振りもそうだし、口調もそうだ。
歌会とは生身の歌人を見る機会だ。歌にとりくむ歌人を見られるライブだ。
ひとつひとつの歌の読みでは、一人ではとても気づかないような見方を知ることができる。
好きな歌について、それがどれだけどのように好きかを語る言葉をそばで聞くのは、興味深いし心に響いてくる。短歌への感動ってこういうものだったなと思い出すこともあるし、あらたに知ることもある。

といっても自分は客じゃないから緊張感をもって場にのぞむ。
いつもそうなるように恥をかいてしまったけども、自分の言えることは言ったので満足だ。

歌会に出ると、歌人としての自分がちょっとだけ更新されるような気がする。




歌会は怖いとか怖くないとか言われる。オレは歌会を怖いと思っている。まわりの人たちが優しくても、やっぱり歌会はこわい。べつに特定の人が怖いのではないんだよ。
こわいのは、自分の読めなさや無知があらわになるから。昨日もやっぱり怖さの原因に直面して恥をかいた。

でも怖さだけじゃないから、歌を読むこと読まれることの面白さを感じるから、また行きたいと思う。

歌会を怖いという人に「こわくないよ」とは言わないよオレは。だって、オレもこわいもん。「こわいけどそれ以上に楽しいよ」とは言える。



歌会でいろんなお菓子や製作物をもらって、ああ、こういう慣習もあったなと思い出した。全く頭になかった。
あまってるフリーペーパーがあるのに持っていかなかった。







旅行のこと。

山形に行くのはたぶん三度目。歌会で行くのは二度目。
仙台から高速バスに乗った。片道930円で二回券だと1650円。一時間で着く。
そこから奥羽本線で米沢行きに乗った。200円。広告がまばらに貼られていた。仙台市営地下鉄のビッシリ広告が貼られた状態を見慣れていると「まばらだ……」と思う。10分くらいですぐ茂吉記念館前につく。

茂吉記念館のまわりはひらけていなくて、緑だらけでコンビニもない。


そこで昼飯を食いたくなって、蕎麦屋まで5分くらい歩いて行って肉そば800円を食べた。

2011年の旅行雑誌がテーブルに置いてあった。今は2017年なんだけど。
中島みゆきの「パラダイス・カフェ」という歌の
「'60年のカレンダーがいまもここでは使われてる」という歌詞を思い出した。

サインが飾られてるけど誰のかわからなかった。サインってみんな読めないけど、サインとはなんだろうな。もらった人がわかればいいもの、なのかもな。

日曜の昼12時なのに誰も客がいなかった。



茂吉記念館には早めに行ったが、些細なトラブルもあって展示を見ることはできなかった。またいずれ。

茂吉の歌集の文庫版のものが売られていた。秋葉四郎さんや佐藤佐太郎歌集もあった。
また、北杜夫や斎藤茂太の本がたくさんあった。


環翠亭というところで歌会をしたのだが、電気もない古い小さい建物で、おもむきがあった。





山奥といった感じの場所で、自然がいっぱいだった。こういう場所もいいものだ。

帰りの電車では、乗る前に証明書を発行して、車内で車掌さんに運賃と証明書をわたして切符(といってもペラペラのオレンジ色の紙)を受け取って、それを帰りの駅で駅員に渡すという乗りかたをした。それが自動改札と併用されていた。
乗り物の乗りかたが違うことも、遠くへ来たんだぞという気持ちにさせる。




山形土産で、家族に「お米パイ」をあげた。



そんな感じでした。




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プロフィール

工藤吉生(くどうよしお)

Author:工藤吉生(くどうよしお)
仙台市在住。2011年に枡野浩一さんの「ドラえもん短歌」の影響で短歌を始めました。

▽短歌雑誌「短歌研究」「角川短歌」などの読者投稿欄、
▽新聞歌壇「毎日新聞」「日本経済新聞」「読売新聞」「河北新報」
▽テレビ「NHK短歌」
などで作品を発表してきました。

短歌結社「塔短歌会」に2012年から3年間所属していましたが退会し、現在は「未来短歌会」彗星集に所属しています。

▽角川短歌ライブラリ刊行記念「わたしの一首」コンテスト大賞受賞。
▽第57回短歌研究新人賞候補。
▽Eテレ「NHK短歌」年間大賞(2016年3月、佐佐木幸綱選)。

ゴールデンボンバーの歌広場淳さんにツイッターで短歌をほめられたことがあります。

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