保苅澄子『蟻の時間』を読んだ


保苅澄子さんの歌集『蟻の時間』を読みました。
2017年4月。現代短歌社。
保苅さんは「合歓」に所属する、歌歴11年ほどの新潟の方。



黙々と地下に降りゆく女男あまた大き漏斗に吸はるるごとし/保苅澄子『蟻の時間』



噴水は水噴きあげずわが前に遺跡のごとく沈黙しをり/保苅澄子『蟻の時間』



みづからを奮起させんと白紙に「喝」といふ字をふとぶとと書く/保苅澄子『蟻の時間』

→「ふとぶとと」ってことは毛筆なんだと読んだ。そんなやり方があるのかと思った。



「挽肉がふはふはだね」と子がほめるロールキャベツはわれの一品/保苅澄子『蟻の時間』
→ほめられて誇らしい様子がうかがえる。語順がよかったんじゃないでしょうか。




丸つけた歌はそれくらい。
小見出しで区切られてるけど連作にはなっていなくて、みんな一首単位の歌だ。

久々湊盈子さんが解説で指摘しているように、夫が亡くなったのにそれが歌になっていないので、生きてた夫がいつのまにか亡くなっていてなつかしがられている。




以上です。
んじゃまた。




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プロフィール

工藤吉生(くどうよしお)

Author:工藤吉生(くどうよしお)
仙台市在住。2011年に枡野浩一さんの「ドラえもん短歌」の影響で短歌を始めました。

▽短歌雑誌「短歌研究」「角川短歌」などの読者投稿欄、
▽新聞歌壇「毎日新聞」「日本経済新聞」「読売新聞」「河北新報」
▽テレビ「NHK短歌」
などで作品を発表してきました。

短歌結社「塔短歌会」に2012年から3年間所属していましたが退会し、現在は「未来短歌会」彗星集に所属しています。

▽角川短歌ライブラリ刊行記念「わたしの一首」コンテスト大賞受賞。
▽第57回短歌研究新人賞候補。
▽Eテレ「NHK短歌」年間大賞(2016年3月、佐佐木幸綱選)。

ゴールデンボンバーの歌広場淳さんにツイッターで短歌をほめられたことがあります。

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