さよなら、うたう★クラブ

短歌研究2017年3月号を本屋で確認した。

いつもの短歌研究だが、投稿欄にオレの短歌がないのを確認した。2012年春から欠かさず投稿して、ちびちびと短歌を載せてもらっていたが、去年の暮れごろに投稿をやめたのだ。
出すのをやめれば載らなくなる、当たり前のことを確認した。







最初に投稿した雑誌が短歌研究だったけど、きっかけがなんだったのかはよく覚えてない。雑誌に出してみたいと思ったときに本屋にあったのが短歌研究だけだったんじゃないか。

文学の雑誌なんか買ったことないし、
短歌はネット上で無料でばかり読んでいたし、
総合誌って内容が難しそうだし、
なかなかのハードルだった。

雑誌を読みたいというのより、全国で発売される本に自分の短歌を載せてみたいっていう欲のために雑誌を買ったし、買ったら読まなきゃもったいないから読んだ。

投稿欄「短歌研究詠草」も「うたうクラブ」も、出せば載る仕組みだ。それで載った。たのしかった。

動機はなんであれ、総合誌を読みつづけることで頭に入ってくるものはいろいろあった。







初めてメールで「うたうクラブ」に投稿したときに、なみの亜子さんとメールのやりとりをさせていただいて、そのうえうたうクラブ賞までいただいた。
それは嬉しいことで、オレが「塔」に入会するきっかけのひとつになったのだった。
そう考えると、オレに小さくない影響をもたらした欄だった。


斉藤斎藤さんとやりとりしたときには、見よう見まねの軽い気持ちでつかった文語をやめるよう言っていただいた。これもその後のオレに影響した。







ハガキで投稿する「短歌研究詠草」っていう欄は、昔のジャンプ放送局みたいに(っていう例えはわかりづらいだろうな)、毎月の得点が積み上げられていくシステムになっていた。応募券もついてて、買わないと出せない。そのシステムにまんまとやられて毎月買っていた。

去年は短歌研究詠草に力を入れて投稿したけど「そこそこ」止まりだった。そんで、そういうのに疲れちゃったし、あんな小さい三角の応募券のために買い続けるのってどうかと思えてきた。ハガキに五首書くのも楽じゃないからね。
だから、定期購読してたのもやめて、面白そうなときだけ買うことにした。



「短歌研究詠草」は気が向いたときだけ出すことにしたけど、「うたうクラブ」に関しては、完全に投稿をやめることにした。クラブ退部だ。

2012年の「うたうクラブ大賞」がオレには輝かしく見えて、次のそれを目指して続けるつもりだったが、いつまでたっても次が来ないからやめた。十年に一度とかの賞なんだろうか。


そうでなくても、四人のコーチ全員と合計七回のメールのやりとりをすることができたし、うたうクラブ賞は四回もらったし、そろそろいいかなと。

何度もメールでご指導いただいたし、そろそろ自分の歌を自分で少しはなんとかできないとダメだろうと。それができないオレじゃないだろと。


けっこう投稿者の入れ替わりが速かった。佳作があいうえお順で掲載されるんだけど、オレの隣はすぐ違う人になった。あんまり長くいるところじゃないのかもしれないという気になってくる。



そんな感じで、それ以前から引くタイミングを探ってたんだけど、だんだん心が決まった。特に何かあったとかじゃなくて、それまでの積み重ねでそうなった。







ご指導いただいたコーチの皆さん、お読みくださった皆さん、ありがとうございました。

さよなら、うたうクラブ。
うたうとクラブの間の★が、最初から恥ずかしかったし、今も恥ずかしいよ。でもありがとう、うたう★クラブ。





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プロフィール

工藤吉生(くどうよしお)

Author:工藤吉生(くどうよしお)
仙台市在住。2011年に枡野浩一さんの「ドラえもん短歌」の影響で短歌を始めました。

▽短歌雑誌「短歌研究」「角川短歌」などの読者投稿欄、
▽新聞歌壇「毎日新聞」「日本経済新聞」「読売新聞」「河北新報」
▽テレビ「NHK短歌」
などで作品を発表してきました。

短歌結社「塔短歌会」に2012年から3年間所属していましたが退会し、現在は「未来短歌会」彗星集に所属しています。

▽角川短歌ライブラリ刊行記念「わたしの一首」コンテスト大賞受賞。
▽第57回短歌研究新人賞候補。
▽Eテレ「NHK短歌」年間大賞(2016年3月、佐佐木幸綱選)。

ゴールデンボンバーの歌広場淳さんにツイッターで短歌をほめられたことがあります。

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