ぬらっ。幸綱さんと一千万歌人のこと

ぬらっ。


ツイッター短歌史


【2017.2.21】
田中槐さん @enjutanaka さんのツイートに書かれた佐佐木幸綱さんの発言が話題になった。

「これは僕の持論ですが、歌人というのは年間一千首以上作ること、一千万円以上稼ぐこと、その両方をクリアしていないと歌人と言ってはだめだと言いふらしているわけです。」「短歌研究」3月号佐佐木幸綱の発言(シンポジウム再録)にびっくり。日本に歌人は何人いるのかしら…?
https://twitter.com/enjutanaka/status/834292990612955136







オレは二十日の昼にツイートしたくなったのをぐっと我慢したんだけどなあ。そんなことでみんなをざわつかせてもしょうがないから。短歌クラスタをざわつかせるなんてじつに簡単で、それに価値はなくて、風が吹けば木の葉が揺れるみたいなもんだ。

でもオレが言わなくても誰かが言うんだ。




https://twitter.com/masunobot/status/367710515088211969
いったいだれが、どのような権限を持って、「歌人」と「歌人じゃない人」を、区別するんだろうか。 私は、短歌を詠む人はみんな歌人だと思う。旅する人を旅人と呼ぶのと一緒で。旅をやめたとき旅人でなくなるのです。  [★]かんたん短歌blog

とオレは枡野浩一botに言わせている。オレはこの定義を採用して自分を歌人と言ったりしている。
「歌人」を幻の称号みたいにする必要を感じていない。


「言いふらして」からくるニュアンスを見逃してはいけないだろう。


反響を見ていると、一千万円にばかり人は食いついている。年間一千首は無視か。
千首はその気になりゃつくれそうな数字だよな。
その気になりゃできそうなことと到底無理なことのくみあわせの妙。
だが「その気になりゃできそう」を一生やりつづけるのはたいへんなことだ。

一千万円はパッとしているが、パッと目をひくものの影にこそ、大事なものがあるんじゃないか。



オレは年間750首くらいしかできない。
750首あれば、
いくつかの新聞歌壇に毎週投稿して、
雑誌に毎月投稿して、
結社に出詠して、
新人賞に連作を出して、
いくつかコンテストに出せる。
それでもひとつの歌を直して再利用することがあればすこし余るくらいだ。
今のオレの活動だったら750で充分で、年間千首いらない。千首あれば目についたあらゆる場所に投稿できるな。
いや、「歌人」は投稿なんかじゃなく、依頼されて大きな連作をつくるだろう。


二人の息子を激励するために言った 、という説が好きだな。

シンポジウムってことは、短歌研究の読者に向けてしゃべってるわけではない。ましてや、聞きかじりのことですぐざわざわする、詳細も確認しないで拡散をおこなうツイッターの短歌クラスタとかオレを相手に言ってるんじゃない。それらを相手にするなら言い方が変わるのではないか。


誌面の文字だって、シンポジウムの発言を加工してる可能性はある。
オレは幸綱さんのテレビでの発言(オレの歌への評)を文字にしようとしたことがあるが、ゴニョゴニョしててむずかしかった。
発言を文字にするのってむずかしいよね。そのまま文字にしても意味が通らなくなったりする。読みやすいってことは、加工を疑ってよい。およその意味は変化してないにしても、意味以外のほんのささいなところで言葉の印象って変わるから。

つまり、話半分でいいんじゃない? ってことです。







その他。


リムーブされたからきらわれた、みたいな思考は、くっつけなくていいものをくっつけてる考え方だ。しかししかし、くっついてきてしまう。



歌はともかくあいつは人間として嫌い、みたいな評価はオレだったら痛くも痒くもない。歌まで巻き込まないでくれるんなら、歌は歌でちゃんと読んでくれるんなら、ありがたいじゃないか。
逆だったらへこむだろう。



「プレバトの先生になれるよ」と言われた。短歌と俳句を区別しない人から。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

工藤吉生(くどうよしお)

Author:工藤吉生(くどうよしお)
仙台市在住。2011年に枡野浩一さんの「ドラえもん短歌」の影響で短歌を始めました。

▽短歌雑誌「短歌研究」「角川短歌」などの読者投稿欄、
▽新聞歌壇「毎日新聞」「日本経済新聞」「読売新聞」「河北新報」
▽テレビ「NHK短歌」
などで作品を発表してきました。

短歌結社「塔短歌会」に2012年から3年間所属していましたが退会し、現在は「未来短歌会」彗星集に所属しています。

▽角川短歌ライブラリ刊行記念「わたしの一首」コンテスト大賞受賞。
▽第57回短歌研究新人賞候補。
▽Eテレ「NHK短歌」年間大賞(2016年3月、佐佐木幸綱選)。

ゴールデンボンバーの歌広場淳さんにツイッターで短歌をほめられたことがあります。

最新記事
リンク
月別アーカイブ
フリーエリア
カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR