「川柳 杜人」252号を読んだ  ~できるようになってできないようになる、ほか

「川柳 杜人」252号(2016年冬号)。
季刊。宮城の川柳誌。30人ほどが参加していて、50ページいかないくらいのページ数。
「杜人」は248号から見ている。



252号の冒頭には柳本々々さんの文章が載っていた。Sinさんという川柳作家について書かれていた。その川柳がおもしろかった。
思えば、杜人248号の冒頭にも柳本々々さんが寄稿していた。
柳本さんというと新聞歌壇とブログの人というイメージだったが、川柳でも活躍している。



ちからが1あがった アソコとの交換で/Sin
→ずいぶん高くついたな。


人生はベビースターラーメンじゃない/Sin
→ってことはつまり、なんなのだろう??


Sinさんて何者なんだろうと思って検索したら、「川柳データベース」というページが出てきた。

http://www.okajoki.com/db/index.php

作品や作者名などいろんな角度から川柳作品が検索できる。3万5千句が登録されている。
Sinさんは700句近くが登録されていて、柳本さんは20句弱が登録されている。
「おかじょうき川柳社」というところの作品が収録されている。「おかじょうき」が川柳の世界でどれくらいの位置を占めているのかはわからない。

作品のデータベースってすごいな。短歌にはないよな。
http://twilog.org/mk7911
オレのツイログで、スペースと「/」を入れて検索すれば、オレのとりあげたことのある短歌を引っ張り出すことができるが、データベースとまではいかない。



「杜人」にもどる。

できるようになってできないようになる/佐藤みさ子
→なにごともそうだ。一句のなかに一生が凝縮されている。


卵ですかあなたが守りたいものは/佐藤みさ子


赤い橋迷子のようにして渡る/笹田かなえ

→どんな渡り方かはさっぱりわからないが、「赤い橋」と「迷子」は不思議に調和している。


息止める父と漢字で書くときに/瀧村小奈生
→字面からして「父」には緊張感がある。



以上です。


宮城の川柳誌ということでは、雫石隆子さんの「川柳 宮城野」というのがあり、そっちのほうがページ数が多い(70ページほどある)。ふつうの書店でも扱いがあるし、大きいところらしい。
でも大きかろうとなんだろうと、きっかけが無ければ、なかなか読むところまではいかない。







2017年1月の工藤吉生の短歌、すべて見せます|mk7911|note(ノート)https://note.mu/mk7911/n/n142f4beecf6c
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プロフィール

工藤吉生(くどうよしお)

Author:工藤吉生(くどうよしお)
仙台市在住。2011年に枡野浩一さんの「ドラえもん短歌」の影響で短歌を始めました。

▽短歌雑誌「短歌研究」「角川短歌」などの読者投稿欄、
▽新聞歌壇「毎日新聞」「日本経済新聞」「読売新聞」「河北新報」
▽テレビ「NHK短歌」
などで作品を発表してきました。

短歌結社「塔短歌会」に2012年から3年間所属していましたが退会し、現在は「未来短歌会」彗星集に所属しています。

▽角川短歌ライブラリ刊行記念「わたしの一首」コンテスト大賞受賞。
▽第57回短歌研究新人賞候補。
▽Eテレ「NHK短歌」年間大賞(2016年3月、佐佐木幸綱選)。

ゴールデンボンバーの歌広場淳さんにツイッターで短歌をほめられたことがあります。

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