これまでに飼った猫の思い出


飼っている猫のアリスちゃん。行儀よく座ってるところを撮ったつもりだったが、急にあくびしたので口が開いている一枚になった。 https://twitter.com/mk7911/status/827666458846957569/photo/1



保坂和志さんの絵本に「チャーちゃん」というのがあって、うちで以前飼ってた猫もチャーちゃんだった。

四匹飼ってたことがあって。
チャー
→チャー
→レオン
→アリス
という四匹だった。アリスだけがメス。



最初のチャーは小学校三年ごろに飼い始めた。小学校四年の夏休みに紙粘土でチャーを作ったのを覚えている。青い首輪をしていた。実際のチャーよりも、粘土でつくったほうを強く覚えている。「形」にすることは強い。だが正確さからは遠くなった。

チャーはどこか遠くで死んだ。記憶に自信がないが、覚えている限りではバカらしいことがあってそのせいで死んだ。



二匹目のチャーは90年代の後半あたりから飼っていた。2004年ごろにケータイで撮った写真があるが、そのころには大きくてどっしりした猫だった。
父が猫ぎらいで、チャーにつらくあたったり家から追い出したりした。いつのまにかいなくなった。



三匹目のレオンという猫は、二匹目のチャーと飼っていた時期がたぶんかぶっている。
サッカーのユーロ2004のチェコvsオランダの試合を見ていたらレオンが弟のレゴブロックにじゃれて激しく跳ね回っていたので、おもしろくてそれを撮影した。それがただ一つのレオンの動画になった。

2009年4月にレオンはいなくなった。当時はまだブログをやってなかったが、掲示板に書き込んだ控えが残っていた。

04/28 20:16
猫のレオンが死んだ。というより、もうどこにもいなくなった。
しばらく前から喉などに、しこりのようなふくらみがあった。だんだん声が出なくなっていった。
今月なかばには、家の中で大量の小便をした。それで外で飼うことになった。

外にエサを置き、家に誰か居る時にだけ家に入れてやり、よく見張ってることになった。
レオンは狭い庭の隅に丸くなって寝ていることが多かった。
それを見つけるたびにオレはレオンを抱き上げた。レオンは軽くなっていった。

レオンのエサが減らなくなった。
エサが荒らされた日があった。カラスの仕業だった。
レオンは帰ってこない。今でも家の前にエサが置いてある。それを撤去する勇気はオレにはない。

レオン、まだ君に別れの言葉が言えない。





猫って何も残していかずに死ぬ。あるとしたら爪痕くらいのものだ。 https://twitter.com/mk7911/status/827682700026748928/photo/1



2011年11月にアリスがきた。来た時点で生まれて二ヶ月くらいだったようだ。だから五歳五ヶ月くらいの計算になる。長く生きてほしい。



猫の過去は家族の過去でもあり、言いたくないことがたくさんあるのに気づく。だから少し変な言い回しや、曖昧なところがあっただろう。


大好きだった一匹目や二匹目の猫の記憶はあんまり残っていないんだけど、それは思い出したくないあまりに無かったことになっている記憶に含まれているのかもしれない。
あるいは、似たものとしてアリスの記憶と混ざっちゃったか上書きされたのかもしれない。








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プロフィール

工藤吉生(くどうよしお)

Author:工藤吉生(くどうよしお)
仙台市在住。2011年に枡野浩一さんの「ドラえもん短歌」の影響で短歌を始めました。

▽短歌雑誌「短歌研究」「角川短歌」などの読者投稿欄、
▽新聞歌壇「毎日新聞」「日本経済新聞」「読売新聞」「河北新報」
▽テレビ「NHK短歌」
などで作品を発表してきました。

短歌結社「塔短歌会」に2012年から3年間所属していましたが退会し、現在は「未来短歌会」彗星集に所属しています。

▽角川短歌ライブラリ刊行記念「わたしの一首」コンテスト大賞受賞。
▽第57回短歌研究新人賞候補。
▽Eテレ「NHK短歌」年間大賞(2016年3月、佐佐木幸綱選)。

ゴールデンボンバーの歌広場淳さんにツイッターで短歌をほめられたことがあります。

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