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ぬらっ。プレーンソング

ぬらっ



ゴチャゴチャのゴチャ
眠り男
仙台に雪が降る
魂の転落
ピンクの壁
ご自由に
殴られてしまえ
人間感覚
積極攻撃
体でふさぐ
全力の声
#自分の連作のタイトルを並べると本性がわかる


はじめは「うたつかい」か新人賞くらいしか作品にタイトルをつける機会がなかった。塔に入ってから「特別作品」にタイトルをつけて出すことがあった。未来にきてから毎月の月詠にタイトルをつけられるようになった。同人誌に誘われて、そこでもタイトルつけて出すことになった。

タイトルつけるのは嫌いじゃないけどうまくできなくて、気にしている。作品の一部からとることが多い。


一時は「作品」とか「自由詠五首」とかで出してたこともあった。







保坂和志『プレーンソング』を読んだ。小説論は何冊か読んだけど実際に小説を読んだのは初めて。

おもしろく読んだ。以前のオレなら読めなかったんじゃないかと思った。

十代のころに小説を読むときにあらすじをまとめたり人物をメモしながら読んでたけど、その頃に出会ってもつまらなかっただろう。
保坂さんの小説論を三冊読んだけど、そこから得たものがあって、それによってカフカの読み方が変わったし今回おもしろく読めた。

猫の話や競馬の話や気になるような人物が出てくるけど、それが何かにつながるってわけでもない。半端といえばすべてが半端に終わる小説だ。以前ならそれは不満だったかもしれない。
結末がどう、伏線がどうというのではなくて、その場その場を楽しむ読み方っていうのがある。

まあ以前のこととかはいいんだ。今読んだものがおもしろかった。もっと読もう。







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工藤吉生(くどうよしお)
  ▼1979年11月4日 千葉県生まれ。
▼2009年 ブログ「存在しない何かへの憧れ」開設。
▼2011年に枡野浩一編『ドラえもん短歌』(小学館)で短歌に興味を持ち、インターネット中心に短歌を発表し始める。
▼短歌結社誌「塔」を経て2015年より「未来」所属。
▼短歌雑誌「短歌研究」「角川短歌」などの読者投稿欄、「毎日新聞」「日本経済新聞」「読売新聞」などの新聞歌壇、Eテレ「NHK短歌」に短歌を投稿。
▼2016年「NHK短歌」年間大賞受賞。
▼2017年「うしろまえ」(20首)が未来賞受賞。
▼2018年 「校舎・飛び降り」(50首)が第8回中城ふみ子賞次席。
▼5月17日、車にはねられる。この日に投函した「この人を追う」(30首)が第61回短歌研究新人賞受賞。
▼2020年 歌集『世界で一番すばらしい俺』(短歌研究社)。
▼2021年より『短歌研究』で「Twitterで短歌さがします」連載。
ツイッター@mk7911。
▼noteで日記を毎日更新。
▼宮城県在住。
▼愛猫の名はアリス。

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