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ぬらっ。セシル・テイラー/文化講演会

ぬらっ


保坂和志『書きあぐねている人のための小説入門』読み終わった。


"Akisakila Part 4 of 4"
https://youtu.be/rH-OZmFF1j0

保坂さんの本のなかにセシル・テイラーの話がでてきたので久しぶりに聴いた。
「セシル・テイラーは、圧倒的な演奏であれば、どこで切っても圧倒的だと考えたのではないか。結末がどうのこうので左右される問題ではない。どう終わっても、圧倒的なものは圧倒的なのだ――。」
というのの例でこの「アキサキラ」というコンサートのことが書かれている。

セシル・テイラーのもっと短い楽曲なら聴いたことあるけど、80分もあるフリージャズって初めて聴いた。動画の編集のアレで80分の曲が20分ずつに分かれていて入り込むのを妨げられたがけっこう楽しんだ。

聴きながらなんとなく体が動いてきて、動いてると気持ちいいからそんなふうに聴いた。
でもなんだか変だと思った。リズムに合わせて動きたくなることはあるが、リズムどころじゃない音楽についても一定のテンポで自分の体が動き出したから。






「らじる★らじる」っていうアプリをインストールした。はじめてスマホでラジオを聴いた。ちゃんと聴こえる。番組表とかついちゃって。

ラジオって、次に何が始まるかわかんない感じで聴いてたなあ。新聞にラジオ欄があったりもするけどあんまり見なくて、時間帯によってはラジオ欄を見てもいまいちどんな番組かわかりにくかったりして。何度も聴きながらだんだん覚えた。

そしてNHK第2の文化講演会を聴いた。穂村弘さんと斉藤斎藤さんの対談「今、何を詠みますか」。

変なところで終わって、その印象が強かった。



"[PV] とりかえしのつかない二人 / 米屋純"
https://youtu.be/Zwz-zw8SPdY

風呂に入って、さっきの対談はなんだったのかと考えていた。「取り返しのつかなさ」というのがしきりに出てきたが、そのことばで最初に思い出したのが米屋さんだった。このころ音楽が好きだったはずなんだけど、リアルタイムでは聞いてないんだよなあ。
枡野浩一さんの作詞なんですよこれ。


「自分以外に短歌をつくっている人がいなくて(みえなくて)一人で手探りで作っていた」
っていうのを穂村さんが話していた。まぶしい。オレにそういう時期はなかった。興味をもってすぐに検索して、すぐつながった。便利だけど少しさみしい。
それでも、仁尾智さん一人しか現代の歌人を知らない時間が何時間かはあった。そのときオレは幸せだった。いまが幸せじゃないとかではなくて。

何度も書いてるけどオレは仁尾智さんの短歌を見たのがきっかけで短歌を始めた。








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工藤吉生(くどうよしお)
  ▼1979年11月4日 千葉県生まれ。
▼2009年 ブログ「存在しない何かへの憧れ」開設。
▼2011年に枡野浩一編『ドラえもん短歌』(小学館)で短歌に興味を持ち、インターネット中心に短歌を発表し始める。
▼短歌結社誌「塔」を経て2015年より「未来」所属。
▼短歌雑誌「短歌研究」「角川短歌」などの読者投稿欄、「毎日新聞」「日本経済新聞」「読売新聞」などの新聞歌壇、Eテレ「NHK短歌」に短歌を投稿。
▼2016年「NHK短歌」年間大賞受賞。
▼2017年「うしろまえ」(20首)が未来賞受賞。
▼2018年 「校舎・飛び降り」(50首)が第8回中城ふみ子賞次席。
▼5月17日、車にはねられる。この日に投函した「この人を追う」(30首)が第61回短歌研究新人賞受賞。
▼2020年 歌集『世界で一番すばらしい俺』(短歌研究社)。
▼2021年より『短歌研究』で「Twitterで短歌さがします」連載。
ツイッター@mk7911。
▼noteで日記を毎日更新。
▼宮城県在住。
▼愛猫の名はアリス。

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