「本の雑誌」2016年9月号にオレの短歌が載っていた/それを買って読んでの感想

「本の雑誌」2016年9月号の穂村弘さんのエッセイに、オレの短歌が引用されていたのを見つけた! ひそかに毎月読んでたページ。うれしいっ。「あ」と声が出た。



いつもそこだけ立ち読みしてたんだけど、びっくりしたしうれしかったので買ってきた。720円。


穂村さんのページは、カラーページとの境目にあるから見つけやすい。
「続・棒パン日常」というページだ。

棒パン日常。なにか略したようなタイトルだ。「棒状のパンこそがぼくの日常なのだ」といった意味なのだと想像する。
棒状のパンのことを「棒パン」って言いますかね。オレは言わない。言わないから推測で書いている。もしかしたらそういう名前のパンがあるのかもしれない。
「棒パン」がなにかの略みたいだし、助詞無しで「日常」をくっつけるからそこにも省略感がある。「続」はそのまえにあったものが前提にあるわけで、もう、きりつめられた素っ気なさだ。


いつもチェックはしているが、このエッセイはあんまり短歌の話をしない。穂村さんが本のことを語る。「本の雑誌」だからそうなんだけど。
短歌の話をあまりしないエッセイに短歌を引いていただいたので、ちょっとレア感がある。


穂村さんはここで今回、お店に置いてある本について書いている。
「床屋」の本を詠った短歌もある。ということでオレの

24年前から床屋の本棚の漫画が変わっていないようだが/工藤吉生

という短歌を引いていただいた。
思いがけなくうれしい。







せっかく初めて買った雑誌なので、ほかのページにも目を通した。
オレは高校生のころから椎名誠さんの本を読んでて、沢野ひとしさんのイラストにとても馴染みがあるし、この雰囲気が好きなんですよ。

表紙からしていいね。手書きでいろいろ書いてある。イラストも気が抜けていてよい。ぶどうの一粒一粒に顔が書いてあるけど、半分くらいは顔がない。この加減。

映画特集だ。オレはあんまり映画を見ないしよく知らない。だけどなにやら面白そうにいろいろ書いてあり、興味をひかれる。
これはこの雑誌のどこを見ても感じることだ。つまり、オレのよく知らないようなものについてなにやら面白そうにいろいろ書いてあり、興味をひかれる。
「新刊めったくたガイド」もそう。タイトルからしておもしろそうだが、中身も濃い。なにやら面白そうにいろいろ書いてあり、興味をひかれる。



一私小説書きの日乗
オレは最近西村賢太さんの小説を読みはじめたが、その西村さんの連載がはじまっていた。「日乗」というのは日記のことかと思ったが、調べたらズバリその通りだった。

よくサウナに行く人だ。ひとりの作家についてとても熱心に調べている。
オレは西村さんの本をやっと一冊読んだが、44冊も出ているのか。



読者アンケート三角窓口もそうだが、読者の文章が熱い。みなさんの本への情熱が文章にあらわれていて、生きてるのが楽しそうだ。
短歌の雑誌では見られない光景だ。さまざまな本で鍛えられた文章なのか。

肩書きがさまざまだが、おおむね50代というのがこの雑誌の読者の年齢層のようだ。まだまだ元気いっぱいだな50代は。
30代やそれ以下は一人もいない。



「今月書いた人」はジャンプでいうと「ハロージャンプガイ」にあたるページだな(これはわかりやすくしようとして例えたつもりなんだが、実はそうでもないかもしれない)。
穂村さんのところをみると
「暑くてゆっくりしか歩けません。」
だって。
そうかなあ? そうかも? という線を突いてくる。面白いねえ。どんな長さで書いてもおもしろく書けるってすごくないですか?






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プロフィール

工藤吉生(くどうよしお)

Author:工藤吉生(くどうよしお)
仙台市在住。2011年に枡野浩一さんの「ドラえもん短歌」の影響で短歌を始めました。

▽短歌雑誌「短歌研究」「角川短歌」などの読者投稿欄、
▽新聞歌壇「毎日新聞」「日本経済新聞」「読売新聞」「河北新報」
▽テレビ「NHK短歌」
などで作品を発表してきました。

短歌結社「塔短歌会」に2012年から3年間所属していましたが退会し、現在は「未来短歌会」彗星集に所属しています。

▽角川短歌ライブラリ刊行記念「わたしの一首」コンテスト大賞受賞。
▽第57回短歌研究新人賞候補。
▽Eテレ「NHK短歌」年間大賞(2016年3月、佐佐木幸綱選)。

ゴールデンボンバーの歌広場淳さんにツイッターで短歌をほめられたことがあります。

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