ぬらっ。今と三年前の自作の字余り率を調べた


ぬらっ。




ときどき「短歌」で検索して知らない人達のツイートを見ている。
ツイートが短歌になっちゃっておもしろいとか、国語の課題の短歌がめんどくさいとか、とても有名な歌に感激していたりとか、短歌の普段見えないところが見える。これらが初々しく見えるのは、オレもすっかり「中の人」というわけだ。








投稿サイト「カクヨム」に置いた短歌にレビューが二件きた。

https://t.co/Rr4dwmgt2b







向こう側にある「何か」の感覚。 ―― 悠月
「もしオレが樹木だったら紅葉の中にみどりを維持するだろう」

いろいろな声を吹き飛ばすには、この一首だけで充分でしょう。

うまく言語化はできないけれど、歌に配置された語句のもつ直截的な意味を超え、その向こう側に、何か非常に微妙だけれど、すこん、と落ちるような感覚を覚えます。その感覚が、癖になります。

「“未来”の短歌」、私は好きです。



短歌は5.7.5.7.7の31音のはずですが? ―― @reader9900
題材や観点は悪くないのですが短歌には最低限の約束事があります。まずはそれを守ることからですね。





上の人が言う「いろいろな声」とは下の人が言ってるようなやつでしょう。上の人、ありがとう。

ふだんあまり短歌を読まなそうな人のリアクションが新鮮で、詩や小説のサイトに短歌を置いている。さっきの「短歌」で検索するとでてくるツイートの話とも重なってくるんだけども。こういうところに短歌を出していると「なんで57577じゃないのか」と時々言われる。

百人一首にもサラダ記念日の有名な歌にも字余りはあると言ってもあんまり納得してもらえなくて、オレが言い訳する人間に見えるだけのようなのであんまりそれも言わなくなった。








オレはどれくらい字余りしているんだろうか。ふと気になった。

「未来」1~5月号に掲載された短歌のうち、完全に57577になっている短歌がどれくらいあるかしらべた。

「未来」2016年
1月号 9首中6首
2月号 8首中7首
3月号 10首中7首
4月号 8首中4首
5月号 9首中5首
合計44首のうち29首は57577になっている。65.9%の短歌が定型だ。
これは多いほうだと思う。ただし句またがりなどでそう見えない歌がある。


同じことを三年前の歌で調べた。
「塔」2013年
1月号 5首中1首
2月号 3首中1首
3月号 5首中2首
4月号 5首中4首
5月号 5首中2首
23首中10首が57577になっている。43.4%。三年前より今の方が字余りは減った。字足らずはずっとない。







どうしたら短歌の絵を描いてもらえるんですか問題について|note(ノート)https://t.co/x7uF5emd7k
有料マガジン更新。以前少しツイートしたことを、より突っ込んで長く書きました。
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プロフィール

工藤吉生(くどうよしお)

Author:工藤吉生(くどうよしお)
仙台市在住。2011年に枡野浩一さんの「ドラえもん短歌」の影響で短歌を始めました。

▽短歌雑誌「短歌研究」「角川短歌」などの読者投稿欄、
▽新聞歌壇「毎日新聞」「日本経済新聞」「読売新聞」「河北新報」
▽テレビ「NHK短歌」
などで作品を発表してきました。

短歌結社「塔短歌会」に2012年から3年間所属していましたが退会し、現在は「未来短歌会」彗星集に所属しています。

▽角川短歌ライブラリ刊行記念「わたしの一首」コンテスト大賞受賞。
▽第57回短歌研究新人賞候補。
▽Eテレ「NHK短歌」年間大賞(2016年3月、佐佐木幸綱選)。

ゴールデンボンバーの歌広場淳さんにツイッターで短歌をほめられたことがあります。

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