ぬらっ。新人賞の季節/「魔の山」30%

ぬらっ。



公園で18首つくった。池を見ているだけで歌ができる。




オレの短歌Bot @mk7911_bot のフォロワーが300こえた。ありがとう。
自分からはフォローしないので、近づいてきた人たちが300ということになる。
ツイッターで実際にツイートを読んでるのはフォロワーの一割から二割、という感覚がある。botにかぎらず。







また新人賞の季節が近づいてくるんだな。五月にしめきりがあるのだ。
もう出すのは五年目かー。疲労感がある。またかと。
今年は絞ったほうがいいかもなあ。年に三つも四つも出すのを続けるとつらい。

いまのところ16戦15敗だ。苦手意識も出ようというものだ。
のこりの1だって、かろうじて候補になったのだ。

一年かけるものだと山田さんが書いてて、五日ほどで一気呵成につくったと大森さんが書いていたんだっけな。
凡人オレは間をとって、二ヶ月くらいでなんとかしたいなと。


歌はすでにある。それを組み合わせながら足りないものは付け足しならべかえて推敲してゆくやりかた。
前に落とされたのを今の目で見てつくりかえるとか、もし題材が降りてくるならば今からでも一気につくるとか、いろいろ方法はあるが、さて。








トーマス・マン『魔の山』30%。
患者らの集まる場所でナイフを見せたり銃を見せたりして死ぬ死ぬなどと言うアルビン氏の騒ぎ。
いとこのヨアヒムは「ああいうおしゃべりが大概の人には結構な気晴しとして歓迎されているんだよ」と冷静。

おしゃべりのイタリア人ゼテムブリーニはたびたび登場してカストルプに色々なことを教えたり議論する。
山の天気は不安定で夏にも雪が降る。

カストルプはショーシャ夫人という患者に好意をもちはじめる。かつて好意をよせていた少年・ヒッペと同じ目をしていることに気づく。ヒッペから鉛筆を借りたことが幸せだったという思い出。

同じ作者の『トニオ・クレーゲル』も『ヴェニスに死す』も主人公の男性が同性を愛するのだった。ここでもでてきた。

医師クロコフスキーは定期的に講演をしている。愛をテーマにした講演。
「病気の症状は、仮面をかぶった愛の活動であり、一切の病気は、変装した愛にほかならない」

こうした講演にもゼテムブリーニの話にも、カストルプは頭の中で慎重に考える性格。自分と異なる考えを知るために他者に近づくこともする。

院長ベーレンスの過去。ベーレンスがこの山で妻を亡くしている。自身も患者たちと同じ病の経験があるというエピソード。

カストルプはショーシャ夫人に好意をいだいていて、そのことが細かく書かれる。夫人にいいところを見せたがる。
いとこのヨアヒムはマルシャという女性が好きだが強くその気持ちを抑制している。

ゼテムブリーニの祖父や父のことが書かれる。祖父は政治的な活動家だったという。常に喪服を着て過ごしたという。
カストルプの祖父も喪服を着て過ごしたという共通点があるが、その理由は異なっていた。

カストルプが山を下りる期限の三週間が迫ったが、彼はひどい風邪をひく。念のために診察を受けるが、これが入院の必要のある病気とわかる。
彼は山に残ることになる。

まあそれは大体予想できてたけど。1000分の240ページで彼は入院患者の仲間入りとなった。
院長「私は実はひと目で、あなたがそこの旅団長閣下以上に立派な患者さんで、病人としての才能があることを見抜いたのです。検温器の線が二、三本下るとすぐに帰りたがるひとよりもですな」

カストルプはべつに驚くこともなく、引き続きのんびりと山での生活をする。いい食事は出るし、音楽会などもあり、意中の人もいて、不満はなさそう。

ゼテムブリーニ「ご存じでしょうが、一度ここで暮したことのある者は、ここを『故郷』と呼びます」

時間感覚についての章があるが、ここは特殊な時間感覚だ。
時間の最小単位が「月」だと患者たちは言う。二時十五分はほとんど三時。カストルプもヨアヒムも、その日の正確な日付を知らない。演奏会があるとその日が日曜とわかるような生活。

レントゲンをとる描写がある。こまかい。その手順を見ると、今とあまり変わらない。
19世紀のものばかり読んできたし、世界文学全集でレントゲンを見るのが新鮮だ。

院長「板を抱いて。なんならそれを何か別のものと空想されても結構。そしてうっとりしたように胸をぴったりつける。そう、その通り。息を吸い込む。吸い込んだままださないように」

レントゲン写真を見て、驚いたり、科学の勝利だと言ってはしゃいだりしている。

ショーシャ夫人との話がこまかい。カストルプがショーシャ夫人にたいして聞こえよがしにしゃべったとか、ショーシャ夫人が眩しがってるからカーテンをしたとか、山道で挨拶したとか、すごくこまかいことにカストルプは有頂天になっている。
こういう恋をしたことがあるなあと思い出した。

ショーシャ夫人が院長の趣味の油絵のモデルになっているという噂に、カストルプはひどく動揺する。




「魔の山」については読み終わったらメインのブログの一記事にまとめよう。
そういう記事は意外と需要がある。フランクル「夜と霧」やヘッセ「車輪の下」の記事は、そこそこアクセスがある。読まなくても短時間で内容を知ることができ、あるいは読んだ人は思い出すことができる。
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プロフィール

工藤吉生(くどうよしお)

Author:工藤吉生(くどうよしお)
仙台市在住。2011年に枡野浩一さんの「ドラえもん短歌」の影響で短歌を始めました。

▽短歌雑誌「短歌研究」「角川短歌」などの読者投稿欄、
▽新聞歌壇「毎日新聞」「日本経済新聞」「読売新聞」「河北新報」
▽テレビ「NHK短歌」
などで作品を発表してきました。

短歌結社「塔短歌会」に2012年から3年間所属していましたが退会し、現在は「未来短歌会」彗星集に所属しています。

▽角川短歌ライブラリ刊行記念「わたしの一首」コンテスト大賞受賞。
▽第57回短歌研究新人賞候補。
▽Eテレ「NHK短歌」年間大賞(2016年3月、佐佐木幸綱選)。

ゴールデンボンバーの歌広場淳さんにツイッターで短歌をほめられたことがあります。

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