詩客 短歌時評「橘上の短歌放浪記」に応える/短歌の若手のいいやつって誰だろう

短歌評 橘上の短歌放浪記/長歌 橘上 https://t.co/Os5SrgsVdZ
詩客で名前を出していただきました。うれしかったのでコメント欄にコメントしました。




「ふり」

自分の名前が出てくるからなんとなくいい気分になったけど、よく考えたらやっぱりあんまり良くない記事のような気がする。同じことを書くにしても、態度というものがある。

新鋭短歌シリーズを知ってるんならそれを読んだらいいのに、知らないようなふりしている。知らないのはしょうがないけど「ふり」には感心しない。それは幼稚園児の格好をした大人だ。
新鋭短歌シリーズだから真面目、っていうのはいわゆる先入観というやつでしょう。
若手を知るのにもってこいの本、山田航さんの『桜前線開架宣言』が最近出たのにスルーだし。せっかく開架したのに。宣言してるのに。

でもまあ、まずはネットで調べてみる、っていう人はいるだろうし、そこから来た人(来た「ふり」の人なのが残念だが)の文章がこういうのに載るのは珍しいからそこは評価したい。




検索結果について

オレは検索結果に関心をもってる歌人なんですよ。
でも「短歌 若手 いいやつ」は想定してなかったなあ。そのワードでたくさん検索されるのであればそれに合わせてページをつくろうとしてみるんだけど。
そんな言葉でたくさん検索されるわけがないと思う。「いいやつ」と入れればその言葉の入ったページが出やすくなるけど、いいものを紹介しているページに「いいやつ」という言葉が含まれているだろうか?
「いいやつ」なんて言い回しを求めれば、丁寧な言葉遣いのページは振り落とされて、2ちゃんねるみたいなページが、そりゃあ引っ掛かってくるでしょうよ。

たとえば「短歌 すごい」「短歌 おもしろい」でGoogleで調べたら一番上にオレの作ったページが出る。そういう仕組みを作ってるわけ。それはなかなか思い通りにならないことで、そうなったのは偶然なんだけども。それでもいくつかオレはコツらしきものを知っててそれを実践している。

それだけに、短歌について検索する人がオレのページにたどり着けなかったのは悔しいことだ。

10年前の2ちゃんねるやNAVERまとめが検索の上の方に出てきてしまうのは、オレの力不足だなと思った。




短歌の若手のいいやつって誰だろう

時評にあがっている「斉藤斎藤、笹公人、黒瀬珂瀾、石川美南、小島なお、玲はる名、今橋愛」は普通に若手だし、外してはいない。短歌の世界は高齢の方が多いから、全体から見たら充分若手と言える。
もっと若手もいるけど、なにかの新人賞の発表のたびにどんどん新人が湧いてきて、ネットにもどんどん不定期にいろんな人が出てきて、カオスでまとめきれないのが現状ではないかな。

あらためて短歌の若手って誰だよという問いに答えるなら、まずはさっきの山田航『桜前線開架宣言』を見てもらうのがいい。

もっともっとということなら、総合誌の新人賞やその候補、総合誌の新人特集を見ればよい。

「短歌研究」 9月号(8/21発売)
角川「短歌」 11月号(10/25発売)、
「歌壇」 2月号(1/14発売)

に新人賞の発表が毎年ある。発売日は前後する場合あり。
あと、新人特集なら
短歌研究11月号「新進気鋭の歌人たち」(オレも載ったことあるぜ) などがある。

いずれも紙媒体だなあ。やっぱり紙は強いですよ。なんだかんだで。紙とネットでは時評の質も違うでしょう?(チクリ)

ネットから知りたいなら、新人賞受賞者の名前なら、Wikipediaやなんかで出てくる。大抵は若い人が受賞している。若手の名前が知りたいだけならそれで充分でしょう。

でも、名前だけでいいんですかい?
作品も合わせて知りたいとなると雑誌や歌集じゃないとむずかしくなる。ツイッターやブログ等でも出てくるだろうけど、大抵は連作が細切れになっている。それでよければウェブやツイッターで作者名で検索するか、オレのこのブログ「存在しない何かへの憧れ」を読んでいただければいいと思います(さりげない宣伝)。



こういうことを書くと「雑誌とか歌集とか真面目な紙媒体やだやだ、外に出ずにネットでただで読める人がいい」みたいに言ってくるんじゃないですか。
でもね、歌集は真面目でネットは不真面目なんてことはないとオレは思ってます。
ネットのなかの「いいやつ」はだんだん紙媒体に活動を移していくんですよ。そしてネットを宣伝や情報収集や交流の場として使いながら、紙の雑誌などに発表して紙の歌集を出すんですよ。例外もあるけれども。わかりましたか。


いつの間にか話がずれている気がする。ああそうだ。「十年前の若手じゃなくて、今の若手を教えろ」だった。それならここ数年の新人賞受賞者・候補者になってるような人がそれにあたるんじゃないのという話だった。

「いいやつ」なんてそれぞれだから自分で探したらいいが「人数が多すぎるから適当にピックアップしてよ」って言われそうだな。それをできるのは誰なのかっていう話になってくると、オレが適任かどうかはあやしい。オレが選んだら、あなたはそれを信用できるの?? 
それに、めまぐるしく速く動いている世界だから、ここで挙げてもすぐ古くなる。



ネットで読める短歌の若手、一応参考ページを挙げておく。

投稿サイトみたいなのは玉石混淆すぎるので、ある程度選ばれているものとして。

「うたらば」
http://www.utalover.com/
定期的に継続して行われているネット上の短歌コンテストは今はここだけじゃないか。
わかりやすいコピーっぽい短歌がやや多いかも。


「なんたる星」
http://p.booklog.jp/users/nantaruhoshi
決まったメンバーで活動している。こっちは共感よりも驚異を感じるような歌が多いかな。



対照的な2つを挙げた。このへんが今現在ネットで読める、ある程度は「いいやつ」と言ってもよさそうな若手とその短歌作品です。ここから自分で「いいやつ」を探していただきましょう。ほんとはもっと「場」はいっぱいあるんだけどね。きりがないから。

真面目な若手でもいいなら大学短歌会のほうへどうぞ。
http://www.google.co.jp/search?hl=ja&redir_esc=&client=ms-android-kddi-jp&source=android-launcher-search&v=141400000&qsubts=1456881423817&action=devloc&q=%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E7%9F%AD%E6%AD%8C%E4%BC%9A

このへんは、機関誌など紙での発表の多い人達なので、作品は文学フリマや通販で買って読む形になりやすい。あんまりネットで検索して読む感じではない。「若手」で「いいやつ」には違いない。
ツイッターやってるなら、大学短歌会のアカウントをフォローすると少しずつは歌が読める。


オレがここで「この人がおすすめ!」って名指ししたらわかりやすいんだろうけど、選ばなかった人が敵になっちゃうからやりませーん。
誰を挙げても「なんでこの人がいないんだ」と思われる、それくらいいろいろたくさん若い歌人がいる状況だ。




ツイッターでの情報収集についてはこちらもどうぞ。

オレもこっそり「現代短歌について知りたいとき最初にフォローすべきアカウントの候補一覧」を考えた : ▼存在しない何かへの憧れ http://blog.livedoor.jp/mk7911/archives/52152930.html



でもほんとに、金や時間をかけて自分で探したほうがいいよと思うね。寝ころがりながら簡単に知ろうという気持ちでいると、オレみたいなのがどこに誘導するかわかんないからね。





長歌

時評の話に戻ると、最後に長歌があったけど、どうなのかよくわからない。あれはいい長歌なんでしょうか。

オレの歌が使われていた。

脇役のようにたたずむ 地下鉄のホームの隅で咳をしながら/工藤吉生

これは結社誌「塔」に発表した歌で、「黒田英雄の安輝素日記」「臆病なビーズ刺繍」「あとがき全集」の三つのブログに引用された。だから検索すると出やすい歌なのかもしれない。
でもわからない人もいるだろうから一応ここで断っておいた。



たくさんの人の短歌を使っているけど、若手が少ないのが印象的だった。

鈴木加成太さんは角川短歌賞をとった、活躍している若手に違いない。
あとは、36歳で歌歴4年半のオレが若手かどうかはわからないけど、それ以外は長くやってるような人達しかいない。
どういう基準の人選なんだろうなあ。行き当たりばったりかなあ。そこに興味をもった。




長い記事だなあ。少しはなにかの役に立つんだろうか。



楽しめた人は
工藤吉生のツイッター @mk7911
工藤吉生の短歌bot @mk7911_bot

工藤吉生の短歌まとめページ
http://blog.livedoor.jp/mk7911/archives/52127051.html
もよろしくお願いします。



んじゃまた。
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プロフィール

工藤吉生(くどうよしお)

Author:工藤吉生(くどうよしお)
仙台市在住。2011年に枡野浩一さんの「ドラえもん短歌」の影響で短歌を始めました。

▽短歌雑誌「短歌研究」「角川短歌」などの読者投稿欄、
▽新聞歌壇「毎日新聞」「日本経済新聞」「読売新聞」「河北新報」
▽テレビ「NHK短歌」
などで作品を発表してきました。

短歌結社「塔短歌会」に2012年から3年間所属していましたが退会し、現在は「未来短歌会」彗星集に所属しています。

▽角川短歌ライブラリ刊行記念「わたしの一首」コンテスト大賞受賞。
▽第57回短歌研究新人賞候補。
▽Eテレ「NHK短歌」年間大賞(2016年3月、佐佐木幸綱選)。

ゴールデンボンバーの歌広場淳さんにツイッターで短歌をほめられたことがあります。

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