ぬらっ。小津安二郎の映画「麦秋」を見た

ぬらっ。



小津安二郎の「麦秋」を見た。DVDプレーヤーの機嫌がよかったので。

「塔」の歌会でこの映画を詠みこんだ詠草があったんだが、オレは小津安二郎を知らなくてちょっとはずかしかったので気にしていたのだ。



「麦秋」は1951年の白黒映画。結婚に興味のない女性が結婚するまでの過程を描く。
映画の内容より、時代を感じた。

こういう映画を最後まで見れるようになったというのは、オレも大人になったなあとおもう。爆発したり誰か死んだりエロかったりハラハラするようなことはなにもない。

時代を感じるっていうか、やっぱりオレの生きてる世界とは違うわけだから。

女性が妙にくねくねしていると思った。「ねぇ~え」ってすぐ言う。
東京の言葉なのか「ちょっと」は全て「ちょいと」って言う。

子供が電車のおもちゃで遊んでた。オレが小さいころにあったプラレールと大差ない。
ホールのケーキが900円で、それを高い高いとぼやいていた。

照明と電車と車は今と変わらない感じだ。テレビはでてこない。ラジオは話にだけでてくる。冷蔵庫を「電気冷蔵庫」と言っていた。
電話は使ったことないような形をしていた。

あとは人が礼儀正しい。子供は「行ってまいります」と挨拶できる。男のほうが偉いみたいで、夫婦だとダンナだけため口で話している。常に和服の人物がいる。

サザエさんの、人物構成が違うバージョンみたいだとおもった。
暇潰しは碁とか読書で、新聞はまわし読みしていた。タイプライターをカタカタ打っていた。

なんかそういう、1951年というところばっかり目がいった。

28歳の女性が、そろそろ結婚だ結婚だと四方から言われていて、それが話の中心。

主人公が、何を言われてもウフフフウフフフって笑ってるような人で、何を考えてるのかよくわからない感じだったんだが、だんだん何か染みてきて重みがでてきた。ちょっとした間とか、そういうところなんだろうな。
なんかしみじみしました。
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プロフィール

工藤吉生(くどうよしお)

Author:工藤吉生(くどうよしお)
仙台市在住。2011年に枡野浩一さんの「ドラえもん短歌」の影響で短歌を始めました。

▽短歌雑誌「短歌研究」「角川短歌」などの読者投稿欄、
▽新聞歌壇「毎日新聞」「日本経済新聞」「読売新聞」「河北新報」
▽テレビ「NHK短歌」
などで作品を発表してきました。

短歌結社「塔短歌会」に2012年から3年間所属していましたが退会し、現在は「未来短歌会」彗星集に所属しています。

▽角川短歌ライブラリ刊行記念「わたしの一首」コンテスト大賞受賞。
▽第57回短歌研究新人賞候補。
▽Eテレ「NHK短歌」年間大賞(2016年3月、佐佐木幸綱選)。

ゴールデンボンバーの歌広場淳さんにツイッターで短歌をほめられたことがあります。

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