短歌の推敲について

工藤さんはどのくらい推敲をされますか。歌を「ここで完成」とするポイントのようなものがあれば教えてください。
感覚的なもので言葉で説明するのは難しいかもしれないのですが、自分で歌をつくっていてどこまで推敲すればいいのか、それともしない方がいいのか判断がつかず、参考にさせていただけるとうれしいです


という質問をえんどうけいこさんからいただいた。



これはいい質問で、いろんな人にきいてみても面白そうです。歌はどこで完成するか。

オレは最近、あちこちで選をなさっているある方に「一首にもっと時間をかけなきゃだめ」と言われて反省したのです。つまりオレは、どちらかといえば推敲が足りないとされる方であります。


オレの場合は、歌ができたらまずスマホのメモ帳にいれて、それからノートに縦書きで手書きします。それからそれをまた管理のためにスマホに入力します。
同じものを三回入力したり書いたりするわけですが、しながら考えて、変えるべきは変え、ダメなら消去することもあり
ます。その三回は時間をあけて行います。時間を大事にします。どうしても自分の歌にオレは甘いので、少しでも冷静に読めるように時間をあけます。

状況がわかるかどうか、誤解の余地はないか、もっと表現したいことを的確にあらわせる言い方はないか、といった点を見ます。心のなかで音読(わかりづらいでしょうか)してみます。

送るときに四度目の確認をします。載ればとりあえずオレは完成としますが、そこからまた直す人もいます。ボツになれば、また見直します。

ここで完成、というポイントがあるとすれば、オレの場合は選ばれての掲載をそのポイントとします。あるいは自分で何度みても気に入るようなら完成。

それでも思うようにいかないので、回数とかじゃなくて見直し方が甘いのかもしれません。



オレがよく参考にしている枡野浩一のbot @masunobot からこれに関していくつか。

「作品をいくつか投稿し、選者に選んでもらって、選ばれた作品をよいものと考える」という姿勢は、じつは作り手としては大いに楽をしていると思っている。だれが何と言おうともこれが自作だというふうに、責任をとって作品を発表するのが一番しんどい。原稿料が介在しないことも大きい。「第二芸術」。


字面と響きはどちらも重視します。バランスは、場合によりけりですね……。朗読したのを聞いて、意味がとれるか? 難しすぎる言葉になってないか? と考えながら推敲します。  [☆]mixi内「枡野浩一の短歌入門」


まじめな話、 短歌は推敲する段階では一度手書きするといいよ。 見え方が変わるから。  [★]かんたん短歌blog
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プロフィール

工藤吉生(くどうよしお)

Author:工藤吉生(くどうよしお)
仙台市在住。2011年に枡野浩一さんの「ドラえもん短歌」の影響で短歌を始めました。

▽短歌雑誌「短歌研究」「角川短歌」などの読者投稿欄、
▽新聞歌壇「毎日新聞」「日本経済新聞」「読売新聞」「河北新報」
▽テレビ「NHK短歌」
などで作品を発表してきました。

短歌結社「塔短歌会」に2012年から3年間所属していましたが退会し、現在は「未来短歌会」彗星集に所属しています。

▽角川短歌ライブラリ刊行記念「わたしの一首」コンテスト大賞受賞。
▽第57回短歌研究新人賞候補。
▽Eテレ「NHK短歌」年間大賞(2016年3月、佐佐木幸綱選)。

ゴールデンボンバーの歌広場淳さんにツイッターで短歌をほめられたことがあります。

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