ぬらっ。テレビくんからの妄想

ぬらっ。

番組がかわってもテレビ画面に同じ少年が映っているという、水木しげるの「テレビくん」って漫画があって、小さいころに読んで強く記憶に残っている。

どんなだっけと思って調べてみたが、なんか記憶と微妙にちがって、よくわからん。

テレビ好きな男の子がチャンネルを激しく変えていたら、画面のすみに常に卵のようなものが表示されるようになったんじゃなかったっけ。どのチャンネルにしても卵が映るようになる。

……オレはそのちいさな卵みたいな歌人になってみたいとおもったりする。


総合誌のどれを読んでも隅っこに、いる。
新聞歌壇に、いる。
ネット上のコンテストに、いる。
ツイッターをフォローしなくてもRTで流れてきてタイムラインに、いる。
短歌関係の言葉で検索すると上位にブログがでてきて検索結果に、いる。
パッと見には気づかないが、どっちを向いてみても、よーく見れば、いる。
そんな存在になれたら楽しいなと思って妄想した。

──どっちを向いても、よくよく見るとオレがいる。はじめは気にならないが、そのことが気になりはじめてだんだん精神を蝕むようになる。

すみっこに載っている工藤を見つけ出さずにいられない病気と、工藤を極端に嫌っていて見つけると悲鳴をあげずにいられない病気があったら、オレはどちらの読者がうれしいだろうな。後者も悪くないと思えるんだよ。


そんな妄想でした。
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プロフィール

工藤吉生(くどうよしお)

Author:工藤吉生(くどうよしお)
仙台市在住。2011年に枡野浩一さんの「ドラえもん短歌」の影響で短歌を始めました。

▽短歌雑誌「短歌研究」「角川短歌」などの読者投稿欄、
▽新聞歌壇「毎日新聞」「日本経済新聞」「読売新聞」「河北新報」
▽テレビ「NHK短歌」
などで作品を発表してきました。

短歌結社「塔短歌会」に2012年から3年間所属していましたが退会し、現在は「未来短歌会」彗星集に所属しています。

▽角川短歌ライブラリ刊行記念「わたしの一首」コンテスト大賞受賞。
▽第57回短歌研究新人賞候補。
▽Eテレ「NHK短歌」年間大賞(2016年3月、佐佐木幸綱選)。

ゴールデンボンバーの歌広場淳さんにツイッターで短歌をほめられたことがあります。

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