2015年の短歌の歩みを月ごとに振り返る

今年のことを月ごとにまとめる。



一月。
来ると思ってなかった歌人の方からの年賀状がきて、サプライズのスタートだった。
塔の歌会に出た。これが最後になった。


篠弘の『現代短歌史』を毎日少しずつ読むのを始めた。
これは六月に読み終わった。
その後は
万葉集の入門書
→百人一首入門書
→古今和歌集入門書
→新古今和歌集入門書
→2015代表詩選140選
→街角の歌、
と本を変えながらつづいている。



二月。
地元の新聞「河北新報」の「河北歌壇」に初めて歌が載った。佐藤通雅さんの選。去年も送ったんだけど、10回くらい送って載らなくてやめたんだった。再挑戦だった。そのあとは、頻繁に載るようになった。

寝てるのを起こされ眠い 眠るのを起こす行為を違法としたい/工藤吉生



角川短歌の「公募短歌館」で初の特選。米川千嘉子さんの選。初投稿から三年弱かかった。

座ってはならぬ規則のあるように男がオレを影として立つ/工藤吉生


冊子「工藤吉生短歌集」作成。ツイッターでほしい人を募って配布。



三月。
梶原さい子さんの『リアス/椿』という歌集の批評会に出た。

読売新聞の宮城県版の投稿欄「よみうり文芸」で短歌が初入選。歌に手が入っていて驚いた。投稿欄ではめずらしい。



四月。
投稿ふるわず。イベントなども特になし。
「光の短歌コンテスト」があった。入選しなかったが長瀬大さんの予想する候補作に入っていた。

上下とも蛍光色のおばちゃんが唇を噛みうつむいている/工藤吉生


アリスの歌が食ペンさんのところでイラストになった。こがその後の本に収録される。

このオレの入浴シーンを謎として見る猫アリス牝7ヶ月/工藤吉生



五月。
新人賞の連作にとりくんで、すごく充実したみたいなことを当時のオレが書いている。でも結局2首と予選落ちだった。



六月。
「工藤吉生短歌集」増刷して再配布。
「よみうり文芸」で秀逸(一番上)になってやめた。松平盟子さんの選。

発進によろめく夜の自転車のオレを防犯ライトは照らす/工藤吉生


角川短歌「公募短歌館」四人のうち三人の選者から特選をいただく。

美しく映る鏡があるならばそれには映らないよう走る/工藤吉生
伊藤一彦さんの選

針の穴を通った糸はそれまでの糸よりやる気を感じさせるぜ/工藤吉生
沢口芙美さん、佐伯裕子さんの選。



七月。
「うたの日」に三日だけ参加した。
木村比呂さんに歌をほめていただいたのがうれしかった。あの木村比呂さんですよ。「ショートソング」の。

膝蹴りを暗い野原で受けている世界で一番素晴らしい俺/工藤吉生


フォロワー1000人突破

投稿サイト「俳句de川柳」に投稿はじめたが、ログインできなくなってやめた。「俳句de川柳」は最近、サービス中止を発表した。

朝日新聞に10回ほど投稿して、載らずにやめた。



八月。
東北歌会。ナイス害さんとのハグばかり印象に残っている。
塔新人賞につづき、短歌研究新人賞、なんたる星大賞につづけざまに落とされていじける。



九月。
地元の文学館に行って三人で結社誌の読み合いなどした。
新人賞に縁はないが新聞にはなぜかこの時強くて、毎日に三週連続、地元紙に五週連続で入選して調子に乗っている。



十月。
「未来」入会。歌が載るのは1月号から。
枡野浩一さんから短歌SNS「ショートソングネット」に招待された。そこでは「枡野浩一のbot」の言葉を収集した。

「歌壇」誌の「読者歌壇」特選。安田純生さんの選。気になっていた「粗品贈呈」のそれを知ることができた。

追い越していいよ、っていうスピードに落としてあげてもうだいぶ経つ/工藤吉生



十一月。
某会社による短歌に関する電話インタビューというかアンケートに答え30分しゃべった。
「うたのわ」で告白みたいな短歌を贈られて驚く。ありがとうございます。



十二月。
歌広場淳さんとツイッターでリプライで話したりして興奮した。
NHK短歌で一席。佐佐木幸綱さんの選。
生命を恥じるとりわけ火に触れた指をすぐさま引っ込めるとき/工藤吉生

再びうたの日に参加。
「小説家になろう」に入会し一週間後に退会。
note、みんなの詩、エブリスタ、星空文庫などのサイトに投稿をはじめる。
短歌の投稿サイトといえば「うたのわ」や「うたよみん」があるが、小説や詩を投稿できるサイトでも短歌の投稿が可能な場合がある。


そして今に至る。
なんか色々あっておもしろかった。進んでるというよりはあらゆる動き方で溺れているみたいだけど。
来年もコツコツなにか読めたらいいな。
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プロフィール

工藤吉生(くどうよしお)

Author:工藤吉生(くどうよしお)
仙台市在住。2011年に枡野浩一さんの「ドラえもん短歌」の影響で短歌を始めました。

▽短歌雑誌「短歌研究」「角川短歌」などの読者投稿欄、
▽新聞歌壇「毎日新聞」「日本経済新聞」「読売新聞」「河北新報」
▽テレビ「NHK短歌」
などで作品を発表してきました。

短歌結社「塔短歌会」に2012年から3年間所属していましたが退会し、現在は「未来短歌会」彗星集に所属しています。

▽角川短歌ライブラリ刊行記念「わたしの一首」コンテスト大賞受賞。
▽第57回短歌研究新人賞候補。
▽Eテレ「NHK短歌」年間大賞(2016年3月、佐佐木幸綱選)。

ゴールデンボンバーの歌広場淳さんにツイッターで短歌をほめられたことがあります。

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