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10枚組DVD「ドキュメント 20世紀の記録」内容と感想【下】

「20世紀の記録」6枚目は「ニュルンベルク裁判」これも知らなかったんだけど、ナチスの戦争犯罪者を裁いた裁判なんだね。ナチスに深く関わった人物が絞首刑、終身刑などになった。

最初の方はナチスの歴史を映像でたどるという内容だった。どんどんヨーロッパを攻めて領土をひろげていったのがわかる。戦争の映像がたくさんあった。音楽が良くて、かっこよく見えてしまって困った。

それから裁判での検事や弁護人の発言、被告人が罪を認めない様子や知らなかったと白をきる様子、判決が収められている。絞首刑になった者たちの死後の写真も出てきた。

最初の方に出てきた、鍋をみんな熱心に舐めてる映像が印象的だった。カメラがあろうと、女性だろうと、食べる物にこまってみんな食器やら何かのふたやらをベロンベロン舐めていた。深い鍋ならば底のほうまで顔を突っ込んで舐めてる。戦争とはそういうことでもあるのか。

「権力が理性に払う最大の敬意が法律である」







10枚組DVD「20世紀の記録」7枚目は「宇宙開発 アポロへの道」
NASAが設立されてからの宇宙開発の話。1983年につくられたテレビ番組らしい。進行役がいた。

アメリカよりソ連が宇宙開発については進んでいて、アメリカはソ連を意識して宇宙開発に取り組んでいる。また軍事的な技術とつながっている部分もあるようだ。夢があるようでいて、けっこう政治的だ。
月への着陸を目標にして、それに向かって少しずつ前進していく様子がわかった。







10枚組DVD「20世紀の記録」8枚目は「アポロ 宇宙への挑戦」
いよいよ月に到達する。さっきの続きかと思ったら違うやつだ。でも何かのテレビ番組っぽい。

7枚目は進行役が丁寧に説明したり、関係者にインタビューしたりしていた。
が、こちらは、説明はナレーションだけでしかもそれが詩的なものになっている。「500年後の思想家は20世紀を、地球以外の星に最初に到達した世紀として認識するだろう」みたいなことを言ってる。万事その調子。

映像は月面着陸に関するものなんだが、見たことないようなのがけっこうあって、良かった。
あと、BGMが好みだった。








「20世紀の記録」9枚目のDVDは「ドキュメント 朝鮮戦争」
今までになくアメリカの視点を感じた。ほかの国がドキュメント映像をつくればまったく別なものになるのだろう。

朝鮮の南、韓国側にアメリカや国連がついて、北にはソ連や中国がついて、38度線を境にして戦争している。それが終わるまでを追う。

アメリカ軍は正義の軍だというように、兵士が朝鮮の人に食べ物を与える映像なんかが入ってた。

後半は「国連軍撤退」というのが入ってた。1950年のものらしい。不利になった国連軍が撤退する様子を映像とナレーションで見る。吹雪があったりして、退却は困難なミッションだ。







今と変わらないところも多い。白黒だけど、人の顔なんかは変わらないわけだし、動いてる様子も、こんにちの人間と何も変わらない。車の動くようす、報道の人がカメラをかまえるところとか、昔から変わってない。
この半世紀でそんなに世界って本当に激変してるんだろうか? なんて思う。

映像が汚いから古く見えるけど、昔から空の色とか同じなはずなんだ。全く今と同じ画質だとしたら、それでも古くさい昔の出来事だと思うだろうか。

起こっていることよりも、色合いや画質や音質やBGMによってどれほどの過去であるかを感じている。








「20世紀の記録」最後は「悪魔の核実験」
「悪魔の」とDVDのタイトルにはあるんだけど、中身は逆だ。核実験の正統性を主張する内容だ。これほどタイトルと中身が真逆なのも珍しい。

50年代から60年代の映像らしい。家屋やらなにやらを配置して、爆発を起こして、影響を調べる。それはこれからの核の時代を生き抜くのに必要なことなんだそうだ。
珍しく女性のナレーションがあった。「私は熱いコーヒーの飲める丘の上で実験を待つことにしました」

「実験を続け研究を続けることによってのみ我々の安全は保護される。現実を直視しよう。」
と結ばれる。









これで10枚組1980円のDVDセット「20世紀の記録」終わり。4枚目のウォーターゲート事件、6枚目のニュルンベルク裁判が特によかった。2枚目の秘密警察KGBも良かったけど、長すぎた。

20世紀の歴史的な出来事ってもっとあるはずなので、またこういうの見つけたら鑑賞したい。
プロフィール

工藤吉生(くどうよしお)

Author:工藤吉生(くどうよしお)
仙台市在住。2011年に枡野浩一さんの「ドラえもん短歌」の影響で短歌を始めました。

▽短歌雑誌「短歌研究」「角川短歌」などの読者投稿欄、
▽新聞歌壇「毎日新聞」「日本経済新聞」「読売新聞」「河北新報」
▽テレビ「NHK短歌」
などで作品を発表してきました。

短歌結社「塔短歌会」に2012年から3年間所属していましたが退会し、現在は「未来短歌会」彗星集に所属しています。

▽角川短歌ライブラリ刊行記念「わたしの一首」コンテスト大賞受賞。
▽第57回短歌研究新人賞候補。
▽Eテレ「NHK短歌」年間大賞(2016年3月、佐佐木幸綱選)。

ゴールデンボンバーの歌広場淳さんにツイッターで短歌をほめられたことがあります。

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