短歌まとめ【17】 スライムのような笑顔を崩さずに防御防御で乗り切るバトル/など40首

カッパ巻きにカッパは巻かれていないけど人の注文した皿取るな




警備員「いらっしゃいませ」言うけれど全然ものを売る気なさそう





透明できらきらとしているけれど鼻水なのをオレは知ってる






君がシャワー浴びてる間照明を明るくしたり暗ーくしたり





今この時泣いているのは何人か そのうち失恋したのは何人





玄関を開けたら落ちてきた名刺「返してもらう逃げられないぞ」




トロフィーをもらって返しまたもらい返して誰かに取られ悔しい





「言わされているよ走らされているよ」笑わされてるひじをついてる




「こんにちは」「さようなら」という10文字の中から愛を探すしかない




別れたらもう戻れない 私たち一つだったのウンコとウンチ





鬼の面 売り場全部に貼り付けて何のつもりだこのスーパーは





お願いを叶えておくれ流れ星 ここへ真っ直ぐ落ちてきてくれ





三角の横断歩道の標識のようなスピード感で歩こう




自由自由言えば言うほど正しくて町を暴走する薬指





とりあえず確保しておくそのことを「お気に入り」って呼ぶんだ今は





遺伝子というツブツブのクネクネがオレの体にあんの? どのへん?





このカメラ何画素あるか訊く前に少しは自分で数えてみろよ




世界一愛しているよ 宇宙なら3億とんで11番目





鬼の面 年々かわいくなってきて豆がイジメになる日も近い





最近の鬼は恵方巻きを食べて運気を上げてきているらしい





「鬼ヶ島」鬼がいるから鬼ヶ島 もっと怖いぞ「人間ヶ島」





鬼は外 鬼は外 って言うけれど鬼が表にいるのもヤです





投げた豆怖がり逃げる鬼ならばBB弾で倒せそうだな





金棒を鬼が持ったら強くなる オレが持ったら明日筋肉痛





「鬼、待てよ、調子に乗んなよツノ野郎、村木先輩呼んで来っから」




鬼国の鬼県鬼市鬼地区の鬼1の1に住んでる天狗






座ってるだけであるにも関わらずなんて気品があるんだ猫は





新聞はまず裏返してテレビ欄見てからマンガを見たらおしまい




高波に飲まれた人に教わったタオルをラクに絞る方法




二重丸縦棒書いてヒゲ6本リニューアルしたフジテレビジョン




セックスをするためだけに会っててもそうは言わないくらいに紳士





「エッフェル塔突き刺さしたろかそのケツに」「いいけどピサの斜塔も舐めろ」





キモイ顔暗転するたび映るのを防ぐセキュリティソフト誕生





スライムのような笑顔を崩さずに防御防御で乗り切るバトル





万札の風呂で笑った彼はまだブスと一緒にいるのだろうか





電報を生まれて初めて読みました フリコミマダカヤクソクチガウ





チョコだとかケーキだとかが「手作り」と聞けば体を天に任せる




改良に改良重ね生み出した頭部粉砕豆腐[絹ごし]





なにもかも嫌になってるフリをしてエサを投げ込まれるのを待とう





全開のチャックが議題に上げるのは情報公開されない社会





くどうよしおの短歌
短歌40選(2011年11月)
短歌さらに40選(2011年11月)
くどうよしお短歌45選[-2011年11月末]
オレの震災短歌 25首  
スポンサーサイト
プロフィール

工藤吉生(くどうよしお)

Author:工藤吉生(くどうよしお)
仙台市在住。2011年に枡野浩一さんの「ドラえもん短歌」の影響で短歌を始めました。

▽短歌雑誌「短歌研究」「角川短歌」などの読者投稿欄、
▽新聞歌壇「毎日新聞」「日本経済新聞」「読売新聞」「河北新報」
▽テレビ「NHK短歌」
などで作品を発表してきました。

短歌結社「塔短歌会」に2012年から3年間所属していましたが退会し、現在は「未来短歌会」彗星集に所属しています。

▽角川短歌ライブラリ刊行記念「わたしの一首」コンテスト大賞受賞。
▽第57回短歌研究新人賞候補。
▽Eテレ「NHK短歌」年間大賞(2016年3月、佐佐木幸綱選)。

ゴールデンボンバーの歌広場淳さんにツイッターで短歌をほめられたことがあります。

最新記事
リンク
月別アーカイブ
フリーエリア
カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR