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2011年8月に作った短歌・27首

今月作った短歌の中から27首をこの記事に収録する。
以前から川柳は作ってたけど、枡野浩一さんの影響で短歌を始めてみた。短歌入門の本も読んだし、少しは見れるものになっていけばいいな。

1ヶ月に1回くらい短歌をまとめて記事にしてみたい。それが恒例になり、短歌と共に生きられたなら、それは素敵なことだと思う。








取り出したマトリョーシカは邪魔だから 時々開けてまた戻してる



電話来て 取れずにこちらでかけ直し留守電になる ヤギみたいだね



一階で小言がずっと続いてる オレはトイレを我慢している



落ちたものフーフーすればまだ食える フーフーせずに食っても平気



横になり恥の記憶に悶えれば 事実が変わる世界になあれ



右を見て左を見てから右を見てまた左見て渡るのやめた



寝静まる屋根に起きてるこの自分 沈黙と闇独りで背負う



はしゃぎつつくるくる回る女子ふたり 打ち消しながら告白をする



フォロワーの数を気にする人の目に 映るあなたは数字の「1」だ



誰ひとりいない廊下でする気配 部屋の前来てためらっている



口臭い人との距離を保とうとしても追われて もう壁際だ



昼休み寄ったお店で裏返す 首から下げた自分の名前




自慰のあとティッシュきらしてトイレ紙 亀頭張り付き 指でくるめる



一を聞き十を知るのが理想だが十を聞いても五は忘れてる



やることがみんな裏目に出た帰り 食べたことないアイスを買った



仕事場で怒られるのが怖いから真顔で走る逃げるみたいに



算数の問いに出てくる子のように道に迷わず暮らしてみたい



1日の半分以上は携帯で流れる文字を追いかけている



自転車を直しに行く気もおこらない 雨がやまないオレの休日



何回も使って洗わぬハンカチで拭いた手臭くてまた手を洗い



鼻くそをほじって取り出す快楽を戒めるかのように出た血だ



出て行った父の本棚埋め尽くす 開高赤川寿行在昌



頭掻き爪にはさまる白いフケ シャープの芯で机に落とす



弟が短歌づくりの宿題に苦労するのを見て見ないふり



いちにいさんしいごうろくしちはちくうじゅう 10数えたよ探しに行こう



繊細な場所の匂いがクセになり鼻と股間を右手が往復



世界から悪を滅ぼし永遠にその名を刻む 勇者ああああ






五十音順・最低川柳
最低いろはかるた
[1]【あ行、か行ほか・61作品】
[2]【さ行・62作品】
[3]【た行・57作品】
[4]【な行・41作品】
[5]【は行・58作品】
[6]【ま行・108作品】
[7]【や行、わ行・65作品】
[8]【ら行・70作品】
[9]【補遺・19作品】

ドラクエいろはかるた 
プロフィール

工藤吉生(くどうよしお)

Author:工藤吉生(くどうよしお)
仙台市在住。2011年に枡野浩一さんの「ドラえもん短歌」の影響で短歌を始めました。

▽短歌雑誌「短歌研究」「角川短歌」などの読者投稿欄、
▽新聞歌壇「毎日新聞」「日本経済新聞」「読売新聞」「河北新報」
▽テレビ「NHK短歌」
などで作品を発表してきました。

短歌結社「塔短歌会」に2012年から3年間所属していましたが退会し、現在は「未来短歌会」彗星集に所属しています。

▽角川短歌ライブラリ刊行記念「わたしの一首」コンテスト大賞受賞。
▽第57回短歌研究新人賞候補。
▽Eテレ「NHK短歌」年間大賞(2016年3月、佐佐木幸綱選)。

ゴールデンボンバーの歌広場淳さんにツイッターで短歌をほめられたことがあります。

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