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『穂村弘の短歌bot』をつくりました

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こんにちは。歌人の工藤吉生です。




ツイッターで『穂村弘の短歌bot』
@homura_hiroshi

を作成しました。

https://twitter.com/homura_hiroshi









突然考えて突然つくりました。経緯を書きます。

アカウントが三つも凍結されることがあって、解除申請していました。
時間がかかるようなので代わりのアカウントを用意して動かしていました。
そしたら凍結が解除されて、凍結されていたアカウントが再び使えるようになり、アカウントが余りました。
余ったアカウントを短歌のbotに使おうと考えていて、考えついたのか穂村弘botでした。








これまでにも穂村弘さんの短歌のbotはありました。
「ほむらひろしbot」@homura_h_bot
という、誰が作ったかわからないアカウントです。

こちらの「ほむらひろしbot」は、歌集タイトルを [ ]〔〕【】のどれで囲ってるのかバラバラなんです。
第二歌集『ドライ ドライ アイス』が『ドライドライアイス』と表記されていて、間違っています。こういうの、気になりませんか?

収録した歌も少ないんです。100首か150首くらいじゃないでしょうか。
第一歌集『シンジケート』の冒頭の一月~十二月の短歌も入ってないし、手榴弾のピン抜けば朝焼けも、ブーフーウーのウーじゃないかなも、子供よりシンジケートをつくろうよの歌も入ってない。
作品が少ないだけではなく、代表作を網羅できていないんです。

また「ほむらひろしbot」は2011年にできたもので、最新の歌集『水中翼船炎上中』の作品はほぼ入っていません。



もう2019年です。そろそろ状況が更新されてよいのではないでしょうか。




そもそも、ひらがなの「ほむらひろし」っていうのは、絵本の翻訳の仕事のときの名義じゃないですか。短歌botなのに。
これではデタラメではありませんか。これがずっとまかり通ってきたのです。

「穂村弘bot」 という、穂村さんのエッセイからツイートするbotがあるから「ほむらひろしbot」にしたのかと思ったら、後者のほうが何ヵ月か先に作成されているのです。「穂村弘」にできるにもかかわらず「ほむらひろし」を選んだことになり、理解に苦しみます。







というわけで状況を変えるべく「穂村弘の短歌bot」をつくることにしました。

収録するのは『水中翼船炎上中』の短歌だけにしようかとも思いましたが、「ほむらひろしbot」を調べれば調べるほど強い不満が出てきたので、遠慮せずに範囲を広げ、重複してもよいことにしました。こっちが決定版なんだ、こっちだけあればよいのだというつもりでつくりました。


比率としては
『シンジケート』二割
『ドライ ドライ アイス』一割
『手紙魔まみ、夏の引っ越し(ウサギ連れ)』二割
『水中翼船炎上中』四割
『ラインマーカーズ』そのほか一割


といった具合になりました。
作品数は従来の「ほむらひろしbot」に比較して五倍はあります。
決定版としてよい内容になっていると自負しています。

誤字が見つかるとおもうので、見つけるたびに直していきます。







IDなんですが「homura_hiroshi」が取れたので驚きました。どうせ取れないだろうから
「tarako_onigiri」とか
「bed_kashipan」とか
「new_homura」とか
考えていたのです。あんまりセンスがなくて申し訳ないんですけども、普通のIDになりました。



あと、アイコンの船は『水中翼船炎上中』からとりました。アイコンにしてほしそうに見えたので、迷いませんでした。が、地味かもしれませんので変える可能性はあります。



はじめのうちは多めにツイートして、落ち着いたら2-3時間に1ツイートのペースにします。



ハッシュタグ「短歌」をつけてますが、外してもいいかなと思ってます。




もしこれからあらたに歌集が出たら、その作品も収録します。




書きたいことはそのくらいです。下のほうに、ほかのツイッターアカウントについて書いておくので、よかったら見てください。

んじゃまた。





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村田沙耶香『コンビニ人間』読んだ

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村田沙耶香『コンビニ人間』


読んだ。
長くなくて読みやすかった。ほとんど一気に読んだ。



あんまり他人事とは思わなかった。スコップで頭を叩いたりはしないけど。

白羽という男は醜いが、二割くらいはほんとのことを言ってると思った。村社会のことだ。役割があって、それを求められるのは今も昔も変わらない。多数派がいて、少数派を奇異な目で見る。


でも主人公にコンビニがあってよかったと思うよ。コンビニが少数である主人公を多数の側にひらいている。

コンビニができるならスーパーも100円ショップもできるし、ほかの種類の店でも求められるものはある程度は共通するだろうし、ほかにもやれることありそうだけどな。それが状況を変えるかというとアレだけど。

ほんとはやれることがもっとありそうだけど、他に広げていく気持ちがないんだね。ずっと低い地位で同じことを繰り返していて満足している。

仕事に関してはオレもわりとそうだな。でも趣味は他にあってそっちではいろいろやりたいから、そこが主人公とオレのちがうところ。
この主人公はコンビニしかない。


コンビニが宗教になりうるのがひとつの衝撃だ。生き甲斐と平安をもたらしている。
コンビニの「音」のことが何度も出てきた。



印象にのこったのは、人間は周りの人間によってつくられることに意識的なところ。誰かのしゃべり方が、ほかの誰かにうつる。そうして人はつくられていく。
主人公も周りの人間を取り入れながら変化していく。

でも、そうやっていくら周りの人間を取り入れていっても、変わるのは振る舞いだけだ。主人公が「治る」ことはない。学習できる部分とできない部分がある。いくら真似できても、コンビニ以外の場所では周りの人と溶け込めない。言い訳が必要になる。村社会が求めているのは、もっと別のことだ。振る舞いが似ている、以上のことだ。誰にも影響されない感覚をもっていることによって、主人公は男と住むことになる。

あんなに差別的なことを言われたら男に怒ってもいいと思うんだけど、主人公はまったく怒りを感じないらしい。

変な男から主人公を救ってくれたのもコンビニだ。
感動的なおわりかただった。この意識の高さが主人公を守り続けてくれることを願う。

こんなに一生懸命働いて生きている人が、認められない現代社会なんだぞという告発みたいにも読めた。


そのまんまじゃダメだろう、と周りから見えても本人にその気がなければ変わらないよなあ。それこそ白羽の矢みたいなものが運命的に飛んできても変わらない。

ほんとうにダメになるときに、自然と道がひらけるんじゃないかと思うんだけど、楽天的かなあ。そのときにならないと見えてこないものがあると思う。コンビニとの出会いも偶然だったけども、そうやってあらたな出会いもあるんじゃなかろうか。

そうだなあ、男や就職じゃなくても、感覚が近くて心を打ち明けられるような友人ができるだけでも変わってくるとおもうよ。

って、なんか余計なところまで踏み込んでいきたくなってしまうからもう終わろう。




オレに初めて彼女ができたときに母親が喜んでたなあ。そんなことも思い出した。



この本おわり。
んじゃまた。



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小坂井大輔『平和園に帰ろうよ』  ~泣いたら強いんですよ、ほか

歌集読む211



小坂井大輔『平和園に帰ろうよ』
書肆侃侃房の新鋭短歌シリーズ48。2019年4月。

よくわからない絵の表紙だ。パーの人と、その影のようなグーの人がいる。グーの人は胴体も指で出来ているように見える。じゃんけんならばパーの人が勝ちだけど、二人とも手前にあるどんぶりやコップを見ているようだ。
どんぶりは五つで、コップ四つで瓶一本。それにしては箸の本数が多い。それらが床にじかに置かれているのもよくわからないし、じゃんけんの二人はこれらの容器に何を見出だしたというのだろうか。

裏表紙はもっとわからない絵だ。
この黒いのはさっきのグーになってる影の人だろうか。なぜかぐにゃぐにゃになって窓のような場所にはさまっている。窓の向こうへいくところなのか、それともこっちへくるところなのか。そもそも窓なのかどうか。ビルがあって屋根が映っているようにみれば窓だ。



父の切る爪がぱちんと飛んできた箱根の5区の坂の途中で
/小坂井大輔『平和園に帰ろうよ』

→一緒にテレビで駅伝を見ていると考えてみた。そうは言ってないけど。ランナー目線にも見えるところが面白味。



目を閉じて片足でゆらゆらしてるあいだに孤独がすごい集まる
/小坂井大輔『平和園に帰ろうよ』

→そういうことしてると不安定になってくる。それは体勢もそうだけど気持ちにも響いている。孤独が集まるというのがいい。

結句に「すごい」をつけるのがこの人の手癖なのか、8ページ、28ページ、44ページ、46ページ、79ページにも見られる。



柔道の受け身練習目を閉じて音だけ聞いていたら海です
/小坂井大輔『平和園に帰ろうよ』

→あーたしかにそんなふうに聞こえるかもしれない。バタンバタンと受け身をとる音が、だんだん波の音になる。
「海です」は、海にいるみたいに思えてきますという意味もとれるけど、周囲が海になっていましたということだったら楽しい。



目を覚ますたびに神社の境内にいます彼女の膝で眠ると
/小坂井大輔『平和園に帰ろうよ』

→目を閉じる歌が続いたが、こんどは目を開けたら場所がかわっている歌だ。なぜ神社の境内なのか。彼女は霊的な存在である、とでも、いうのだろうか……。



たまに頬に生ハムのっけてみたくなることもあるでしょ人間だもの
/小坂井大輔『平和園に帰ろうよ』

→これも体が横になってるっぽい歌だ。
奇妙な欲望を、奇妙に説得しようとしてくる。「人間」という括りのでかさ。



甥っ子に五十メートル何秒と聞かれた喪服ばかりの部屋で
/小坂井大輔『平和園に帰ろうよ』

→喪服ばかりの部屋と言われて、甥っ子の質問が生き生きした内容だと気づく。少しでもより速く走ることに甥っ子は熱中しているのだろう。



嘘をつきすぎると神から警告の意味でこけしが代引きで来る
/小坂井大輔『平和園に帰ろうよ』

→閻魔様に舌を抜かれると昔は言われていた。代引きってところがいい。都市伝説みたい。っていうか分かりづらいよ神様。



ささやかな抵抗としてえいえいおう利き手ではない方でやってる
/小坂井大輔『平和園に帰ろうよ』

→これも意味が伝わりにくい歌。この場合は伝わらなくていいわけだ。
オレもやろうかなと思った。



ママチャリでロードバイクを抜き返す泣いたら強いんですよわたしは
/小坂井大輔『平和園へ帰ろうよ』

→なんの競争なんだ。こんな条件のレース競技があると思えないし、道路で同じ方向に走っていた二人がなんとなく競争しはじめちゃったのかと思った。それなのにむちゃくちゃ必死で泣いて漕いでいる。なんの涙なんだ。
「抜き返す」ってなかなか短歌で見かけない言葉だ。デッドヒートですよ。
「強いんですよわたしは」って口調からすると、いい年した大人同士と思われる。



おいでおいでの動きキモいと妹に言われる即刻猫ブーム去れ
/小坂井大輔『平和園に帰ろうよ』

→山川藍さんの『いらっしゃい』に出てきそうで絶対に出てこない、兄の目線の猫の歌。



蛇を首にかけた写真があるといい母は自分の部屋に戻った
/小坂井大輔『平和園に帰ろうよ』

→これから蛇を首にかけた写真をもった母が戻ってくるわけだけど、それを待つ変な間の途中で歌がおわるという切り口。母は見せたそうだけど、こちらは見なくてもよさそう。その温度差が、切り口から感じられた。



限界になるまで行きたくない歯医者 うどん やさしい うどん さみしい
/小坂井大輔『平和園に帰ろうよ』

→虫歯によって食べれるものが制限されてくる。うどんそのものは変化しないが、それを食べる気持ちは変化する。一字あけと形容詞で表現されている。



おもしろかった歌はそういう感じでした。

「神様」が軽い感じで出てくるのがなんか嫌でした。いや、おもしろくて取り上げた神様の歌もあるけども。




この本おわり。
んじゃまた。

ビューティー・トワレ  ~『未来』2019年8月号

ビューティー・トワレ  工藤吉生



ツイッターやめると言ってやめぬ人だいたいやめてもらいたい人

パイプしか吸ってないからコーヒーが好きかは不明のBOSSのおじさん

真夜中にパイの実喰ってるんだよと教えてあげるツイッターにだけ

言おうって思って忘れちゃうんだが思い出したら自慢話だ

そのへんでチャンネル桜を知ってから桜が保守の花に思える

トワレって書いてあるから調べたらトイレのことだやりやがったな

大声でひとりごと言うばあさんとすれちがい聞く「バカはバカだ」と

鏡のなか見てたら思い出したけど詐欺の電話がこないだ来たよ

「居心地のいい人」側にいるオレがうすく眺める@jiro57

エスカレーターで眠ろうつかんでる手すりの角度が変化するまで







『未来』に載ったオレの短歌のまとめはこちら。
http://matome.naver.jp/m/odai/2145087691179204501

▼クイズの動画を見始めたこと▼伊沢さんにフォローされてた、ほか

8月に書いた雑多な短い文章のまとめ。



▼短歌研究・その一



短歌研究9月号を買った。
「発表!」と書いてあり、去年までは表紙に書かれていた受賞者の名前が書かれていない。ひらいて確認してねってことだ。



最近、短歌研究のアカウントがよく「うたう★クラブ」の募集のツイートしてるなあと思っていたが、応募数が減っている。

佳作の人数を見ると応募数がだいたいわかる。今月号は佳作が23人だった。オレがこの雑誌を買い始めたころの2012年の9月号では佳作が56人だった。半分以下になっている。選者にもよるだろう。

なんで応募数が減るんだろう。何ももらえないから? (と最初に考えつくところにオレの性格があらわれている)
コーチを一新するとか、前にあった「うたうクラブ大賞」の頻度をあげるとか、そのへんはどうだろうか。

賞の選考委員もだけど、いつまでも同じ人が担当してるっていうのがひとつのポイントだろう。その点は角川はよく回っている。

うたうクラブ大賞の話に戻すと、あれの良かったところは、それまでに投稿者とコーチのアドバイスによって出来上がった歌を振り返っていたところだ。いまは「これを決定稿にします」でおしまいだ。たしかにそういう欄だけど、短歌って作ったところで終わるのか。

賞というかたちであってもなくても、出来上がったそれらの歌が別の人に評される機会とか、秀歌が再び年鑑あたりに掲載される機会とか、なんかあってもいいのかなって思うよ。
オレはいい歌をみつけたらツイッターやブログで引くようにしてます。



▼赤い花



日野日出志の漫画『赤い花』読んだ。コンビニで立ち読みしたら、昔読んだことある作品があったから懐かしくて買った。
「左手(ゆんで)」って、世にも奇妙な物語の「右手の復讐」じゃん。こういうのを見つけるとうれしい。



▼短歌研究・そのニ



短歌研究のツイッターアカウントから、現代短歌評論賞が発表された。

https://twitter.com/tankakenkyu/status/1158244766917595136

「護持」とすべきところが「獲得」とツイートされて、あとで訂正のツイートがあった。

「護持が誤字ってわけですね」

とリプライして、恥ずかしくなった。



人間性というのは、護持するものなのか、獲得するものなのか。




▼未明の闘争



保坂和志『未明の闘争』読みおわった。1日10ページずつのペースで530ページを読んだ。2ヶ月くらいかけた。

よかったなあ。最後の方が記憶により残っている。
鳴海の言った言葉の断片が次々でてくるところとか、スラムの人々のこととか、一匹ずつ弱って死んでいく猫のことだとか。





▼クイズ

去年からツイキャスでネット人狼の動画を見るのが好きだったんだけど、それが進んでいって、YouTubeで対面人狼の動画を見るようになった。「人狼最大トーナメント」とか。

そういうところで面白いプレーヤーさんを見つけてチャンネル登録したりしてた。

そのなかの一人でクイズ王の古川洋平さんという人がいて、その人の出てる「クイズ法人カプリチオ」の動画をおもしろく見た。



"クイズ作家がネプリーグで超難問に挑戦してみた!"
https://t.co/ceKhzCx4TM

六歌仙をすべて答えよっていう問題があって、クイズの人たちは瞬時に答えている。なんか歌人として反省してしまった……。



クイズの動画をいろいろ見て、おもしろい世界だと思った。早押しのタイミングの駆け引きとか、途中まで読まれた問題の続きを推理する能力とか。
クイズの人たちのあいだで有名な地名とかがあるんだね。かわった語源をもつ言葉は問題になりやすい、とか。

日本で一番高い山は? だと簡単すぎてクイズになってなくて、日本で二番目に高い山は? だとクイズになる。でも仮に日本で40番目に高い山は? だとこまかすぎてクイズにならない。クイズになる範囲みたいなのがある。

出題者はその程度に合ったクイズを投げかけていくし、回答者はその程度に合った問題がくる前提があるから問題の途中でも早押しボタンを押せるわけだ。そこが戦いだけど共同作業でもあるんだな。出題者と回答者がピッチャーとバッターみたい。

あと、さっきのクイズ法人のYouTubeチャンネルに出てる人達はクイズ作家なわけだけど、クイズ王とクイズ作家が重なっている・出題者と回答者が重なっているっていうのも興味深い。



"【まさかの珍作品】東大生が短歌ゲームしたら想像の斜め上を突き抜けた"
https://t.co/A3UiJCJqJy

初めて「クイズノック」の動画を見たりもした。二言目には東大、東大っていうのが苦手で食わず嫌いしてたんだけど。
こっちはさっきのやつよりちょっとウェーイ感がある。



クイズノックの伊沢拓司さんがツイッターで「工藤吉生の短歌」「近現代短歌bot」「現代短歌bot」をフォローしてくださっていることに気づいた。いつからだろう。けっこう前からフォローいただいているようだ。短歌に興味あるのかな。いいねとかは来たことないと思う。
フォロワーのめちゃくちゃ多い人からフォローされてるなーと思ってたけど、ここでつながった。



▼続・クイズ



古川洋平さんがテレビに出たので見た。

古川さんのツイート
https://twitter.com/Piu_P/status/1160901167792021506



古川さん好きなんだよ。古川さんがきっかけでクイズのおもしろさを知った。

高校生のころ「中島みゆきデータブック」みたいな本を読んでいたら、クイズダービーで「悪女」の歌詞の穴埋め問題が出たことが書いてあった。そういうのも中島みゆきのデータなのかと、おもしろく読んだ記憶がある。

最近よくクイズの動画を見るんでそういうことも思い出す。




クイズの強い人たち、なんであんなになんでも知っているのかと思ってたけど、クイズに出るような知識というのがおよそ決まってることがだんだんわかってきた。当たり前すぎると必要なくて、誰も知らないことでもやはり必要なくて、その中間を覚えていて、ドーナツみたいな知識だ。それでもめちゃくちゃすごいことには違いない。



六歌仙はクイズの人たちの常識だとして、じゃあ現代短歌はどのくらいクイズの人たちに必要な知識として覚えられているんだろうか。「サラダ記念日」は知ってるだろうけどそのあとはどうか。



東大生でクイズ王って、理にかなっている。たとえば高卒でそれをしのぐクイズ王がいたら楽しいとおもう。それくらいには学歴にコンプレックスがある。




百は大変!だからこそこれだけは知っておきたい百人一首の歌
https://quizknock.com/karuta-100/ #quiz @QuizKnockから

7問中6問正解した。平均5.8点だから、ふつうだ。
新人賞歌人だけど百人一首をあんまり知らない。入門書を数冊読んだ程度。




頭のストレッチ! 俵万智の短歌クイズ
https://quizknock.com/tawaramachi-tanka #quiz @QuizKnockから

クイズノックを「短歌」で検索したら出てきた記事。
伊沢さんの書いた記事。かなりむずかしい。最後の短歌だけは知ってた。マニアックな歌を引いてきたといっていい。

〈結社誌読む 153〉『未来』2019年6月号  ~ビーバーが震えているよ、ほか

結社誌読む 153

『未来』2019年6月号



何ごとか思い遂げし者あるごとく梯子が立てり夕暮れの木に
/廣岡優



背表紙をしばしながめているところ岩波文庫はこころやすらぐ
/鈴木麦太朗



病んでゐる人たちの手は繋がつて輪つか状のチーズ味の菓子
/金尾釘男

→人が手をつないでいって輪をつくる。そこからお菓子になる。うまい棒を想像したけど、棒状じゃなくて普通に輪っかになってるやつかな。いずれにしても、そういうお菓子はもろい。それでいて歯にこびりついたりする。



本棚をどけるとシール16歳の酒井法子が保険をすすめる
/高田ほのか「最後の生家?」

→本棚をどけるとシール、がたまらない。オレも子供の頃はところかまわずシールを貼ってた。「酒井法子」は意味が強い。実際にそうだったから変えられない人名なのかもしれないが。



ビーバーが震えているよ/全世界同時株安/震えているよ
/西村曜「神戸どうぶつ王国吟行」

→株安は人の世界の話だけど、株安のせいでビーバーが震えているみたいだ。
テレビのチャンネルを変えまくっていると、こんなふうに動物番組とニュースが重なることもありうる。どうぶつ王国吟行とタイトルにあるからテレビ読みは苦しい。



炭酸を口に含んで目を閉じてうごめくものの感触を得る
/戸田響子「カーニバル」

→「シリーズ 今月の一人」というページから。塔でいう「風炎集」、短歌人でいうと「卓上噴水」かな。歌数は9首なのでそれらよりは少ない。
「うごめくものの感触」がこわいところ。口のなかに生物がいっぱいいるみたいだ。



ちりぢりに芝生を跳ねる風船を絶望的に追う老警官
/三輪晃「春のサーカス」



骸骨を刷りしシャツ着て訪れる介護ヘルパー Good Morning
/星河安友子『歳月はかへらず』



ひげを抜く癖を咎めるまなざしを察知するちから得たり夫は
/吉村桃香

→人と暮らしているうちに人が変化する、そのちょっとしたところをすくいとっている。実に小さな「ちから」だ。
癖をやめてくれるわけではないようだ。



うすく開くまなこの底へひさかたのひかりの春の流れ入るかな
/壱羽烏有

→春の陽射しのなかで目覚めている。読んでなんともいえずいい気分になる。三句からのハ行とか「の」の連続の効果だったりするんだろうか。
「春のひかりの」じゃなくて「ひかりの春の」であるところ。春という季節がじかに目から入ってくるみたいでいいな。
関係ないけど、紀野さんの欄ではこういう語順についてよく指摘している印象がある。



黄の付箋貼りて回せば地球儀にタジキスタンの位置は明らか
/かみのきみえ

→この歌の前の歌を見ると、この地域に興味があるようだ。
地球儀に付箋っていう発想がなかったので驚いた。グーグルマップで拠点に星印をつけたりはするけど。結句いいなあ。明らかにするために貼った付箋だ。



ドアのところで立って話しかける ないよね いないから探したりする
/唯織明

→一連のどの歌もひらがなと一字あけが多い。二人いるうちの一人だけを見ているような感覚だ。不思議な味があって気になる。



クレッシェンドで終わる曲きくそういった言葉に反論しなくてもいい
/佐藤真美「短歌バトル題詠」



背中押すわが手を離れブランコが空に近づくときに笑ふ子
/馬場順子



テレビにて幕下相撲ゆるらかに医院に次いで薬局に見る
/大谷ちか子





ということでこの本おわり。けっこう引いたなあ。



『未来』に載ったオレの短歌のまとめはこちら。
https://t.co/RAzMz82BPF

『現代短歌新聞』2017年6月号


その他の短歌の本読む135

『現代短歌新聞』2017年6月号




『現代短歌新聞』は現代短歌社から毎月でている新聞です。中途半端に古いんですが、この号だけ読みました。



澄んでゐる一椀の底にある貝(かひ)を挟まうとして怪(け)しき箸づかひ
/岡井隆「うすき闇の底の沼」

→一面の「現代の作家」は岡井隆さんと尾崎左永子さん。
箸で貝をうまく挟めない。どちらかというと箸が悪役みたいだ。



長き髪ひきずるごとく貨車ゆきぬ渡橋をくぐりなほもゆくべし
/葛原妙子『飛行』

こはれたる義歯(いれば)をもちて信号をわたり小路をふたつ入り来ぬ
/片山貞美『すもも咲く』

どんどん移動する歌にふたつ丸をつけた。この良さはなんだろう。入れ歯が、それもこわれている入れ歯が歩き回ってるみたいだから楽しいのか。



拳銃のようにリモコン向ける手が世界を変えてゆく窓の中
/山田航「ふるさとだった」


ナイフかと思う角度にケイタイを持ってこちらへ来る中学生
/小川佳世子『ゆきふる』

→作品特集「北海道の歌人」から。小川さんの歌はナイフとケータイで、山田さんの歌は拳銃とリモコン。普段使うものを凶器に重ねることで緊張感がもちこまれる。
「窓の中」って、自分は窓の外からそれを見ているものとみた。窓の外と内側の関係と、画面の外と内側の関係。



夫にもと二本つづけて押ししかば取り出し難し自販機のお茶
/西谷佐和子

→読者歌壇から。自販機あるあるでもあり、夫がいなければ気楽だと遠回しに言っているようでもある。



というわけでこの新聞おわり。

んじゃまた。



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依頼こなし日記 2019.6/4-7/10  ~思考ロックとメッセージ
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近藤芳美『埃吹く街』  ~半ばまで行きて死ぬ、ほか

歌集読む 210

近藤芳美『埃吹く街』1948年。



淡あはとなべてに落つる夕光橋にむかひて人は乏しき
/近藤芳美『埃吹く街』



焼あとの空は黄色くにごりつつしばらく塀に添ふ道があり
/近藤芳美『埃吹く街』



幾度かに地平の雲の色移り実験衣脱ぐ一人なる部屋
/近藤芳美『埃吹く街』



くすりまきし部屋を這ふ虫灯の下の畳の半ばまで行きて死ぬ
/近藤芳美『埃吹く街』

→こういうことは日常にあるけど、もしかすると、苦しく生きて死んだ人が重ねられているのか。



酒吐きて歩み行くときポケットに手触れて居たり鋼の巻尺
/近藤芳美『埃吹く街』
→巻き尺は仕事道具か。飲み過ぎて吐くというのは自分の計測を誤っている。さっきの、色が変化する雲と実験衣のときも思ったけど、出てきた二つのものが響きあっている。



階段をすべり背中を打ちし男しばし歩みて人にまぎるる
/近藤芳美『埃吹く街』

→男が滑稽で目を引くんだけど、どんなものでもまぎれてわからなくさせてしまう街の雑踏のほうが心にのこる。



互ひに言ひつくしつつ理解せず雨滴は青し窓を流れて
/近藤芳美『埃吹く街』



諍ひしあとを互ひに寝る家族小さき地震を弟は言ふ
/近藤芳美『埃吹く街』



通ひ合ふもの無き事も知らむとし若き批判の中に交じりぬ
/近藤芳美『埃吹く街』

→昔の歌だからというわけではないんだろうけど、他人との距離が近い。言い合いをするし、批判したりする。



ほとんどのことはわからないか、わかってるやつと同じかどうかがわからない。だから風景の歌か抽象的な歌に丸が集中する。
コミュニストとかインテリゲンチャとか民衆とかが、オレの想像できるものとどれだけ重なってるかって話。わかりそうな「喫茶」だって「自動車」だって何だって、今とは違うでしょう。
読んでて感じる雰囲気は好き。

この本おわり。



んじゃまた。



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短歌連作サークル誌『あみもの 第二十号』に参加しています!

短歌連作サークル誌『あみもの 第二十号』というのがありまして、

https://t.co/oNY3oPFIBd

オレは連作「ひとの財布」で参加しています。既発表作品を再構成したものです。初参加です。

このサークル誌『あみもの』というのはネットでファイルの形で公開されています。紙ではないんです。
80人くらいの歌人が3-15首の連作を寄せています。


連作としての既発表作品は出せないけど、単体としては既に発表した歌を出してもよいというルールがあります。それを活かして、既に『未来』に発表した歌をあらたな組み合わせにして8首連作として出しました。
評をいただいて、ありがたいです。




『あみもの』さんのブログを貼っておきます。もっと詳しく知りたいかたはこちらから。
http://amimonotanka.blogspot.com/?m=1







二十号ということは、1年8ヶ月目ですかね。

少し前(2012年~)には『うたつかい』がもっと活発で、5首詠を多くの歌人さんが発表してたんですが、毎月発行だったものが三ヶ月に一度になり、現在は半年に一度出るか出ないかという間隔になっています。そちらはネットの投稿フォームで出詠して、紙になったものが届く形で、のちにネット上でも読めるようになりました。

いまは毎月ネットで『あみもの』が出ているんですね。
ひとつのものが遠退いていって、あたらしいものが前に出てくる。時代が移ったと感じます。

コンテストで選を受けるなら「うたらば」、
歌会なら「うたの日」。
一首ずつを投稿する「うたよみん」などのサイトやアプリ。

そして、連作を発表しあうのが「あみもの」です。


ネットで短歌を楽しむことができる環境が整っているわけです。






『あみもの』は、オレにとっては知らない歌人の作品を読むチャンスです。その内容を見て今後も出すかどうか考えたいと思います。



こういうのが今はあるんですよという紹介と、宣伝でした。



んじゃまた。

新人賞歌人に高卒はいない

オレは高卒なんだが、歌人が大卒ばかりであることに気づいた。

新人賞を受賞した歌人で高卒はいないのか調べたが、ひとりも見つからなかった。

あたらしいほうから調べた。主に2000年までさかのぼった。

▽短歌研究新人賞だと2002年の受賞者は学歴がわからない。それ以外の受賞者は大学進学者であると確認した。大学中退が一人いた。

▽角川短歌賞だと2005年の人の学歴がわからないが、教師をしてるから大学行ってるだろう。2002年の人もわからない。大きな結社の選者をしている。それ以外の受賞者は大学進学者であると確認した。

▽歌壇賞は調べても出身校が出てこない歌人が多い。最新の人ですらわからない。




逆に、高卒の歌人をネットで検索して出てきたのは、稲葉京子、正岡豊、蝦名泰洋。



正岡さんが高卒なのが疑わしいので調べた。
証拠を得た。



2018年3月23日の正岡さんのツイート。
https://t.co/YoSgiP7oLH

“愛妻のサキが花粉症と風邪のダブルパンチで寝てるので、今日は静かに本読み日。「現代短歌」3月号、山田航の文章、

「特に学歴の分断は顕著で、日本では大卒と非大卒とで全く違う国に暮らしてるといっていいくらいコミュニティが分かれてしまってる。」

はリアル。私も高卒なんでよくわかるわこれ。 https://t.co/SDwvzRKczm






「高卒 短歌」「高卒 歌人」で検索して、高卒歌人を探したけど、有名なひとはあまりいない。それを調べるオレのコンプレックスよ。

一番調べやすいのは、ツイッターをやっている歌人であれば、「ツイッターID+大学」でツイート検索する方法だ。「大学」ででなければ「高卒」「高校」「学歴」などとずらしていけばよい。


「全く違う国に暮らしてる」か。そこまでは考えてなかった。

分断ということで言えば、オレは大卒と非大卒なら非大卒だし、中央と地方なら地方だ。
でも、そんなにスッパリ二つに割れるものじゃないと思うよ。オレのいる所は地方のなかでは人口が多い場所で、本とか手に入りやすいし、便利に暮らしているつもりだ。「つもり」以上のものではないが。







アンソロジー本も調べた。

山田航編著『桜前線開架宣言』で収録歌人の経歴を見たんだけど、数人が出身校を書いていない以外はみんな大学に行っている。笹井宏之さんは病気で高校中退とあったが。
この本に書いてあるんだけど、野口あや子さんがヤンキー寄りってほんとなの? ヤンキーと拒食症って近いの? 大学を出た人がヤンキーなわけないと思った。お会いしたときにもそういう印象は受けなかった。



千葉聡・佐藤弓生・東直子編著『短歌タイムカプセル』もおなじだ。



もしかして、オレが知らないだけで、高卒以下は学歴を書かないマナーがあったりするのか??

っていうか最終学歴を書くのってそもそもなんのためなんだ。そこで「程度」を見られているのか。出身県や職業が書かれていない場合でも、学歴は書いてあることが多いわけで、それだけ大事だってことなんでしょう。
プロフィールっていうのは、生年も出身地も受賞歴も、どれもみんな「階級」を提示させられているのか、とたったいま思った。



アンソロジー本のなかで、岡野大嗣さん木下龍也さん伊舎堂仁さんはプロフィールに学歴を書いていない。
「歌壇」にちかい人ほどプロフィールに出身校を書くような気がする。「壇」とは上と下があるもので、階級と相性がいいということか。そしてオレは、下のほうにいるわりには階級に興味あるかも。

さっき書いたやり方でツイート検索してみた結果、この三人のうち一人は大学時代のことをツイートしていた。
ほかの二人は大学時代のことを一切ツイートしていない。高校時代のことはツイートしている。







大学や短期大学への進学率の推移は?男女や現役、浪人での数字はどうなっている?
https://education-career.jp/magazine/data-report/2019/education-

大学に進学する人は日本人の6割以下なのに、有名な歌人はほとんどが大学に進学している。やっぱ短歌って頭をつかうし知識も要るってことなんですかね。

オレは今だって、短歌というのは57577ぐらいの文字数でなんか書くものだと思ってる。そこに学問とかあんまり関係ないだろと思ってる。

でもたしかに、頭のいい人のほうがおもしろいあたらしいことを考えつくことは多いと思うよ。
最近、東大のクイズ王の「クイズノック」の動画をよく見るんだけど、創造性があって楽しいよ。「知」が遊びを豊かにするんだと感じる今日このごろだ。
それはオレの最近の趣味の話なので、脱線だ。







新人賞の受賞歌人に限ると、オレしか高卒がいない可能性がある。それなのに受賞したと思えば、オレは非常に珍しい歌人だ。
珍しいけど、それが歌壇のなかでどう活きるのかというと、なかなか難しいでしょうね。
例えば、自分だけ羽根が生えてて空が飛べるとか、珍しい職業の経験があるとかならそれを活かすこともできそうだが、学歴がないことなんかなんのメリットもないよ。



歌人とやりとりしていて、向こうはこちらの言うことがわかるようだけど、こちらは向こうの言ってることがわからないって場面はけっこうある。そうなったらやりとりを長引かせないようにしている。「もっと勉強します」みたいなことを書くなり言うなりして終わらせるようにしている。

ツイッター見てて、この人たちとオレは全然感覚がちがうんじゃないかと感じることは多い。そう感じさせるカタカナ語がいくつかある。「アポリア」とか。カタカナ語以外だと「構造」とか「再生産」が出てくる話は大体わからない。中身がわかんないから、怒ってるなーとか見下してるのかなーとか、雰囲気だけをつかむことになる。
意味がわかるかわからないかの問題もあるし、そういう言葉を知ってても使うかどうか、オレにそれを理解する気があるかどうかの問題でもある。政治や差別への関心のもちかたが、オレのまわりの人たちと違いすぎる。

画面の中と外のギャップにも、もう慣れてきたけども。ネットにはいろんな人がいるよね、って感じで。



大学関係のニュースに関心がない。不正入試のニュースとか聞いても全く心に響いてこない。駅伝まったく見ない。

すずちうさんにこういう短歌がある。
箱根駅伝が始まると無言でチャンネルを変える高卒の父
https://twitter.com/suzuchiu/status/19968841215909888?s=19
オレはこの「父」と同じだ。


オレの家族にも大学を出た人はいないんですよ。歌人のなかにいると、仲間外れで自分だけ劣ってるって感じはすこしある。

たぶん鳥居さんはもっとあるんだろうと想像してみるが、やっぱりオレの想像の範囲外であると思い直した。制服をずっと着てるとかになると、オレの感覚ではもう全然わからない。
学歴のない歌人というのは珍しかったんだが、その枠は鳥居さんが一気に埋めた感がある。







オレの頭がたりないのはしょうがないけど、それを見せつけるのはしのびないから、長い文章、とくに評論の依頼は断っている。オレは論文を書いたことがない。日記や歌集評や短いエッセイの場合は受ける。

オレの文章がもっと読みたければブログ読むか有料noteを買ってください。



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【こっちもおすすめ】

noteのほうでは、ブログでは読めない内容の記事をたくさんアップしています。




依頼こなし日記 2019.6/4-7/10  ~思考ロックとメッセージ
https://t.co/MQXeJxDevv

依頼こなし日記 2019.7/11-8/10  ~心が燃える時
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2019年2月のオレの短歌とその余談  ~文体そのものが行為になり得ている
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2019年3月のオレの短歌とその余談
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2019年4月のオレの短歌とその余談
https://t.co/a7jChVNp04



などなど、
500円ですべての記事(約120記事)が読めます。よろしければどうぞ。




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プロフィール

工藤吉生(くどうよしお)

Author:工藤吉生(くどうよしお)
仙台市在住。2011年に枡野浩一さんの「ドラえもん短歌」の影響で短歌を始めました。

▽短歌雑誌「短歌研究」「角川短歌」などの読者投稿欄、
▽新聞歌壇「毎日新聞」「日本経済新聞」「読売新聞」「河北新報」
▽テレビ「NHK短歌」
などで作品を発表してきました。

短歌結社「塔短歌会」に2012年から3年間所属していましたが退会し、現在は「未来短歌会」彗星集に所属しています。

▽角川短歌ライブラリ刊行記念「わたしの一首」コンテスト大賞受賞。
▽第57回短歌研究新人賞候補。
▽Eテレ「NHK短歌」年間大賞(2016年3月、佐佐木幸綱選)。

ゴールデンボンバーの歌広場淳さんにツイッターで短歌をほめられたことがあります。

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