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『ちくま』2019年1月号ほか

『ちくま』っていう小さい本を何冊か読んだ。70ページくらいある、月に一度出ている本。筑摩書房の本の書評が多く載ってて、そのほかにいろいろ幅広く連載がある。

書評がみんなうまいなと思った。つかみがうまいんだよ。普通に書名と作者名を見たら「知らない人が書いた、オレには関係ない本だな」とスルーしそうな本でも、うまい人の書評は興味を引くようなところから書き出してせまってくる。



『ちくま』には最果タヒさんの連載があるんだけど、2019年1月号の「自意識過剰の終焉宣言」は興味ある内容だった。エゴサーチのこと。
「めっちゃエゴサしてる」崎山くんという人について書いている。
最後の方を引きます。
(崎山くんは)SNSでの態度が褒められたって意味はなくて、自分のライブや音源に興味を持ってもらえるかどうか、それだけのために動いている。アカウントはアカウントだ。自分自身ではない。

嫌われること好かれることが、現実世界より簡単に頻繁に起こる中で、「もういいや」ってそこに振り回されるのを放棄して、やりたいこと、したいことを優先できたひとから、ネットの自意識から逃れていくのかもしれない。

最果タヒ「最果からお届けします。」
『ちくま』2019年1月号




オレは自意識から自由になってない。こんなふうになれたらいいなと思った。



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加藤治郎『ハレアカラ』  ~俺の額が鋭くゆがむ、ほか

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歌集読む 199


加藤治郎『ハレアカラ』
1994年、第三歌集。

《歌集読む 196》 加藤治郎『昏睡のパラダイス』  ~極上の暴力を捜して、ほか : ▼存在しない何かへの憧れ
http://blog.livedoor.jp/mk7911/archives/52237309.html
のつづき。





雨粒の真横に奔る車窓かな俺の額が鋭くゆがむ
/加藤治郎『ハレアカラ』

→上の句では車窓の内側にいて雨を見ているかのようだが、下の句では車窓の外側から自分を見ている。その変化。「鋭くゆがむ」に雨の勢いがある。
有名な「ゑゑゑゑ」の歌のふくまれた「貝殻追放」という一連7首の冒頭の歌。



食パンをへこませて塗る苺ジャムこの顔の持ち主であること
/加藤治郎『ハレアカラ』

→「へこませて塗る」に手応えがある。食パンはジャムにへこまされている。三句で切れているんだろうけど「この顔」がパンのようでもある。なにかにへこまされ、何かを塗りたくられている自分、か。



つぐなえるものなどなくてしんしんと海に散らばる白鍵黒鍵
/加藤治郎『ハレアカラ』

→罪の意識とともに鍵盤楽器がばらばらになっていく。「しんしんと」からは「しーん」とした静けさであるとか「深」「寝」のイメージも湧いてくる。



軍手から軍手にもらう焼芋は鹿の胃ぐらいふといとおもう
/加藤治郎『ハレアカラ』

→鹿の胃ってわかんないけど、焼き芋ってたしかに臓器っぽい。



雨音をときおりみだす水しぶき問いなし応えなし夏の歌
/加藤治郎『ハレアカラ』



おまえらは魑魅魍魎魑魅魍魎 座蒲団とんで相撲が終る
/加藤治郎『ハレアカラ』



まさこさま素敵な歌を待ってます 奥歯にからむキャラメルのような
/加藤治郎『ハレアカラ』

→「からむ」と「キャラメル」は音が近い。からむからキャラメルなのかというくらい。
オレはキャラメルのそういうところが苦手だな。こびりついて虫歯になりそう。
「まさこさま」とひらがなにすると回文になることも意識されているのかと思ったが、そこはよく読み取れなかった。



にがく待つ奴隷列車を大衆紙見出しの「貴」の大文字(だいもんじ)見て
/加藤治郎『ハレアカラ』



河の水あたらしそうなふるそうな セイルスマンの投石はかな
/加藤治郎『ハレアカラ』



親友のような忠告ありがたく串から葱をひきはなしたり
/加藤治郎『ハレアカラ』

→居酒屋にでもいる場面か。下の句おもしろい。誤って何かを突き刺していたことに気づいた、といったところか。肉と肉のあいだのネギ。



われら讃えるものをもたねどろうそくの火の韻律を見まもりて居き
/加藤治郎『ハレアカラ』



しわしわのチューブの端をまるめたり思いがけなくほとばしる赤
/加藤治郎『ハレアカラ』

→残りすくない絵の具のチューブをしぼる動作を「端をまるめたり」と表現している。「ほとばしる赤」が情熱的だ。



おおぞらの廃墟のような雨雲の言いわけを思いつくかなしさ
/加藤治郎『ハレアカラ』



てのひらにガラスの犬を遊ばせて何かがおもいだせそう だけど
/加藤治郎『ハレアカラ』




解説のところで島田修三さんが
ねばねばのバンドエイドをはがしたらしわしわのゆび じょうゆうさあん/加藤治郎
について「上四句に上祐その人の喩、結句に上祐ファンの娘どもの嬌声をおいたコラージュ仕立てになっている」と書いていて、納得した。
ねばねばのバンドエイドっていうのが彼の「ああ言えば」なんとかの弁舌の才なんだろうね。真実を覆い隠している。それが暴かれて「しわしわ」が露出している。そこへ嬌声がかぶってくるんだから痛烈だ。
「ねばねば」と「しわしわ」にはさまれると「バンドエイド 」もオノマトペっぽい。




この本おわり。

「世にも奇妙な物語」全部見て順位をつけるぞ【18】2014-2015年

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「世にも奇妙な物語」全部見て順位をつけるぞ
【1】1990年4-9月
http://blog.livedoor.jp/mk7911/archives/52214819.html

【2】1990年10月-1991年3月
http://blog.livedoor.jp/mk7911/archives/52217094.html

【3】1991年4-9月
http://blog.livedoor.jp/mk7911/archives/52219169.html

【4】1991年10-12月
http://blog.livedoor.jp/mk7911/archives/52220996.html

【5】1992年4-12月
http://blog.livedoor.jp/mk7911/archives/52222482.html

【6】1993-95年
http://blog.livedoor.jp/mk7911/archives/52224548.html

【7】1996-98年4月、ほか
http://blog.livedoor.jp/mk7911/archives/52225576.html

【8】1990-96年
http://blog.livedoor.jp/mk7911/archives/52226691.html

【9】1990-2000年
http://blog.livedoor.jp/mk7911/archives/52228148.html

【10】1992-2001年
http://blog.livedoor.jp/mk7911/archives/52229619.html

【11】~2003年
http://blog.livedoor.jp/mk7911/archives/52231187.html

【12】1990-98年
http://blog.livedoor.jp/mk7911/archives/52232823.html

【13】2004-2005年
http://blog.livedoor.jp/mk7911/archives/52233816.html

【14】2006-2007年
http://blog.livedoor.jp/mk7911/archives/522352

【15】2008-2009年
http://blog.livedoor.jp/mk7911/archives/52236353.html

【16】2010-2011年
http://blog.livedoor.jp/mk7911/archives/52237503.html

【17】2012-2013年
http://blog.livedoor.jp/mk7911/archives/52238681.html


のつづき。

Wikipediaの「世にも奇妙な物語」放映作品一覧を参考にして、古いのから順番にYouTubeなどで見ていく。
(動画のリンクを貼っておくけど、消えている場合があります)
120字くらいで自分なりにあらすじを書いて、感想を書く。

記事の最後に、今回のベストを決めるから、最後まで見ていってくださいね。



▼▼▼



"ニートな彼とキュートな彼女 世にも奇妙な物語"
https://t.co/lArejcfpNE

「ニートな彼とキュートな彼女」見た。
──主人公(玉森裕太)の住む公団にはホームネットワークサーバーという立体映像のコンシェルジュがいる。MM2020-αと名乗る彼女(木村文乃)は主人公をサポートする。就職活動がうまくいかず、彼女が鬱陶しくなってきた主人公は、消えろと言い放つ。──

ここから2014年。就職活動を頑張ってるんだし「ニートな彼」と呼ぶのは抵抗あるなあ。「キュートな彼女」にしてはクールだし。韻を踏みたいだけだろう。
こういう未来はありそう。でも、政府や家につくのではなくて、スマホやパソコンで個人がコントロールするものになりそうな気がする。

オレのスマホに「Googleアシスタント」っていうのがあったり「エモパー」っていう人工知能がついてたりするけど、それの延長だな。人と同じ大きさとなると、ちょっと負担だなあ。透き通るとはいっても、邪魔に感じそう。アニメキャラとかのほうが人気でそう。

がれき撤去のボランティアの話がでてくるけど、東日本大震災のことなのか。

組織が男女をくっつけようとコントロールするのは「仮婚」もそうだった。いずれも二人は幸せになるわけだが、それってつまり「お見合い」だよね。自由恋愛からお見合いになっているわけだ。







"墓友 世にも奇妙な物語"
https://t.co/w748fJFwSb

「墓友」見た。
──共同墓を買った主人公(渡辺えり)は、その隣の墓を買った夕子(真野響子)と知り合い、「墓友」として意気投合する。始めは楽しかったが、夕子は待ち伏せしたり、高価なものを何度も送ってきたり、あまりにしつこくしてくるので主人公は嫌気がさしてくる。──

この番組は若い主人公が多く、おばちゃんが主人公というのは意外とめずらしい。ほとんどおばちゃんだけで話が進んでいく。バスツアーとかお芝居とか、周りもそれで固められている。

中身はそんなに珍しいものじゃないんだよ。距離の取り方がわからない人がこの番組にはたまにでてくる。「ともだち」「パーフェクト・カップル」「ラブチェアー」等にも、同じ種類のしつこい人がでてくる。でもこの年代の女性が主人公という例がないのでそこにあらたな味がある。

オレが嫌がる三大要素「不自然な拍手」「階段で転落死」「家宅侵入」のうち2つでてくる。

ゴージャスだと思ってたら家が貧相というのがちょっと怖い。
手の込んだ死に方をしていた。







"空想少女 世にも奇妙な物語"
https://t.co/wKiGSGAsW4

「空想少女」見た。
──主人公(能年玲奈)は戦国武将・石田三成に憧れていて、クラスで浮いている。通学のバスで主人公は、目の前に立っている老人に席を譲ろうか迷う。武将だったらこんなときにどうするかと考えはじめ、主人公は深い妄想に入りこんでゆく。──

「妄想特急」みたいな話だが、あれは主人公が大人の男性だった。女子高生にすると中身もおのずから変わってくる。
啄木鳥戦法がでてきたり、合戦がはじまるのが面白かったな。おもしろい頭のなかだが、こういう人が無口なのはもったいないことだ。

単におもしろいだけでなく、考えてばかりで行動できない学生には共感する。
しかしいつも思うんだけど、容姿に恵まれていながら対人関係がまるで築けないというのはドラマならではの現象だろう。他に何もなくても、外見だけでも人は寄ってくるとおもう。

あと、おもしろいんだけど、こういうパターンは見飽きてきたとも思う。笑いの方向性が。
おちゃらけの度合いが強くなりすぎていないか。そんなに明るい笑いは求めてないんだけどな。もう少しジメジメしてくれるとうれしい。






"おやじ"
https://t.co/J8Zntl7i5H
(まだ二日しかたっていないのに、もう消されている。)


「おやじ」見た。
──主人公(笑福亭鶴瓶)は息子の父兄参観に行く。息子が家族についての作文を読んだが、その仲の良い家族の様子は実際のものとは全く違っていて主人公は驚く。妻は浮気している。そのことに息子は気づいているようだ。──

古い珍しい話がアップされていたのを見つけたので、つい見てしまった。

不吉な意味ありげな断片がいくつも組み合わさっている。息子はある意味SOSを発信しようとしているのだろう。投げたボールが曲がるようになっていたのは、親の知らない間に子供が変化することのひとつのあらわれだろう。

妻の浮気相手が教師(森脇健児)だということだろう。だとすると、教師は作文を聞いて変に思ったはずだが。

酒の場面ははっきりとはわからないが、息子が酒を勝手に流して捨てたということか。母の「お酒やめたら」を実行したんだろう。絵でもわかるように、息子は父を憎んでいる。


この日の放送は「逆転」「おやじ」「スローモーション」の三本からなる。三本とも家族がうまくいっていない。飛び降り自殺が三本の物語をつないでいる。


いいとものメンバーが大勢出てくる。ほかのテレビ番組とのコラボレーションは90年代前半からすでに始まっていたのだ。






"ラスト・シネマ 世にも奇妙な物語"
https://t.co/QIdS7dNmUc

「ラスト・シネマ」見た。
──映像ディレクターの主人公(榮倉奈々)は、彼に突然の別れを切り出され、直後に落下してきた鉄骨で命を落とす。走馬灯を見るが、とても満足できない内容だった。主人公は自分の走馬灯を制作することになる。──

へんてこな設定だと思って見ていると、最後に感動させてきて、さすがにうまいもんだ。
榮倉奈々がかわいい。4人に一度に告白されていた。いいなあ。

支配人のきたろうは「顔」というわりと地味な話に主演で出ていたことがある。それはもうだいぶ前だけど、あんまり変わってないように見える。

走馬灯が途中で「to be continued」になるのはちょっとおもしろい。
映像編集が主人公なのは「0.03フレームの女」で出てきたばかりだ。この頃からそういう仕事が盛んになってるのか?





"復讐病棟 世にも奇妙な物語【2014】"
https://t.co/kA6sNFSGAI

「復讐病棟」見た。
──主人公(藤木直人)は足の治療をしている少年の父親(赤井英和)を病院に呼び出し、話をする。自分はかつて体育教師に竹刀による体罰を受けて、足が不自由になった。それを忘れぬために竹刀を所持している。少年の父親も体育教師で、心当たりがある。──

ふつう。医者がタバコ吸ってるけど、そんなもんなのか。
竹刀を所持するところまでいくと、復讐に心をやられている感じがする。
結局どうなったのかはっきりしないところにこの作品の味わいがある。

工事現場で資材に足をはさまれる話をしてるけど、これの前の「ラスト・シネマ」も落下してきた資材で死ぬ話だ。
けっこう工事現場で負傷したり死んでるよ、この番組は。







"世にも奇妙な物語 2015 春 「面」"
https://t.co/PTXDIYbYzz

「面」見た。
──主人公(鈴木梨央)は、顔がお面のように外れて姿が消えた和尚の伝説を聞いてから、自分の顔が外れるような気がして不安でならない。行動がぎこちなくなり、悪夢を見るようになる。そのころ主人公の近くに黒服の老人があらわれるようになる。──

永井豪の漫画を原作にしているという。古い伝説のように始まって未来が舞台の話だとわかってくるところなど、なかなかのものだ。

聞いたことないような怪談だし、見たことないような不安だし、結末もちょっと変わっている。良作。

父親がおかしくなるところは余計な気がしたけど、結末はなかなか利いている。汚染された空気のなかではしゃぐアンドロイドたちの姿。ひとつの未来予想だ。


ところで、2014年の秋の特別編の動画がひとつも見つからない。五本あるうちの五本ともない。YouTube以外のサイトにも見つからない。どうなっているんだ。こんなことはこれまでなかった。
仕方なく2015年のものを見始めた。









"世にも奇妙な物語 地縛者 2015"
https://t.co/EhNH9jRNPc

「地縛者」見た。
──地面に縛りつけられたように動けなくなる「地縛者」が増えている。主人公(前田敦子)は彼らを救うための活動をしている。彼らには心の病があるものと考えていた主人公だったが、活動をすすめるうちに、罪の意識が関係しているらしいとわかってくる。──

うむ。なかなか奇妙だなあ。木のように動けなくなり、時間がたつと固まって崩れてしまう。

主人公の家庭環境の複雑さもからんでくる。ナースコールが必要なときにしないのは罪だが、主人公にも同情の余地がある。

地縛者になったらなんにも救いようがないってことだよな。それが話を暗くしている。

地縛者はそれぞれポーズが少しずつ違う。それが罪の違い、苦しみの違いのように感じられる。


2015年の動画から、背景に模様が動くような別の動画が入ってくるようになる。消されないための細工だが、この時期に出てきたのはなんだろう。YouTubeの規約とか削除基準に変更があったのだろうか?






"世にも奇妙な物語 2015 春 「ゴムゴムの男」"
https://t.co/dq5JdWDRfN

「ゴムゴムの男」見た。
──暴力団員の主人公(阿部寛)は、背後から撃たれて負傷する。ゴムゴムの実を食べてしまった主人公は体がゴムになる。組は主人公を切り捨てようとしている。かつて兄弟の盃をかわした男に裏切られた主人公は、彼に会いにゆく。──

どうでもいい作品。
表現が規制されてゆくなかで、なんで反社会的組織の肯定的な描写は規制されないんだろうな。タバコを吸う描写は規制されてるのに。

ワンピースは見てないから知らないんだよ。ルフィはべつに要らないだろう。

ともあれ、強いっていうのはいいことだよ。負傷したのに歩けて、届かないものが届いて、銃弾を受けても平気っていうのは、見ていて気持ちいい。それはこの話の全体からするとごく一部なんだけども。






"世にも奇妙な物語 2015年 蟲たちの家"
https://t.co/BVI7dTB4Um

「蟲たちの家」見た。
──男(板尾創路)の屋敷に女が招待される。そこで男の妻(長谷川京子)が虫になったという衝撃的なことを知る。束縛の強い男の家から逃れようとした妻は、男に追いつめられて、自分を蝶と思い込み、やがて蜘蛛と思い込むようになった。──

上手いのか下手なのかわからない板尾さんの演技だ。異常な夫だから多少不自然でもそれでいいようにも思える。ビジュアルはばっちり決まっている。

妻が自分を蜘蛛と思い込んでいる、と思い込んでいる夫。妻が蜘蛛に見えるようになったのだろう。妻が一枚上手(うわて)だった。

BGMの弦楽器の旋律が、一本の蜘蛛の糸のようだ。

あんなに妻に執着してるのにほかに女をつくるのがよくわからないな。虫から逃れようという気持ちなのか。





"世にも奇妙な物語の「自分を信じた男」 2015年"
https://t.co/GYZp9fXVni

「自分を信じた男」見た。
──存在感のない主人公(稲垣吾郎)は、同じように存在感のない男(手塚とおる)と出会う。存在感がなさすぎて、自動ドアがひらかず、飲食店で水も出されない。二人で銀行強盗をしようじゃないかということになる。──

いいね。存在感がなさすぎて自動ドアがひらかないっていうのがおもしろい。一緒に旅行したのに土産をもらう、試合に居るのに不戦敗になるなど、こまかいエピソードがたのしい。

最後のほうで急に雑になったのが残念。撃たれたのに生きてるし、十年たっても姿が同じだし、出れるはずの刑務所にとどまってる。

陣内孝則がでていた「気づかれない男」みたいな設定だが、主人公の性格が違うので違う展開になっている。
「気づかれない男」は、目立とうという執念がすごかった。
「自分を信じた男」は二人組というのがポイント。

それにしてもタモリが年をとったように見える。怖がらせようという感じが薄れて、暖かみのある語りになっている。








"世にも奇妙な物語 昨日公園 2015"
https://t.co/8fS2X4qKax

「昨日公園」見た。これはリメイク。
前に
──主人公(堂本光一)は友人とキャッチボールしていた。その夕方、友人が亡くなったと知る。翌日、どこからか転がってきたボールを拾うと、キャッチボールしていた時間に戻った。今度は友人を死なせまいとするが……。──
と書いた。これを書き換えてみる。

「昨日公園」見た。
──主人公(有村架純)は公園で友人と会う。その夕方、友人が石段で足を滑らせて亡くなったと知る。翌日、ふたたび公園に行くと、友人がいて昨日に戻った。今度は友人を死なせまいとするが……。──

ここからの五話は過去作品のリメイク。
男性同士の話が女性同士に変わっている。キャッチボールがフルートの練習になった。
それ以外は変わらない。有村架純がかわいくて、相手の女性は演技があっさりしている。

あっそうだ。前のはボールを拾うと昨日へ戻るんだったけど、リメイクでは雨がキラキラして昨日へ戻るようになっていた。
助けきれなくてあきらめるところがせつない話だ。

オレの三大苦手要素のひとつ「階段で転落死」からの工事現場でモノが落下してきて死ぬパターン。
自動車事故が少なくなったと思ったら、通りかかった工事現場で死ぬパターンが増えた。

あの公園って、キラキラして亡くなった人にまた会えるから良い場所のような気がしていたが、避けられない死と救えない苦しみを与えられる不吉きわまりない呪われた場所だと今は思う。





"世にも奇妙な物語 イマキヨさん"
https://t.co/FH5jOFHRuX

「イマキヨさん」見た。
──主人公(野村周平)の部屋に、黒いフードの中年男性があらわれる。それは「イマキヨさん」といって、四つのルールさえ守れば幸せにしてくれる神様らしい。追い出さない、傷つけない、引っ越しの話をしない、謝らない。主人公はこれらのルールを破ってしまう。──

2006年の作品のリメイク。まったく内容は同じなので、あらすじは「松本潤」のところを「野村周平」に変えただけにした。
同じものを二回つくってどうするんだ。

スマホになってるし、LINEしてるところは新しいけども。

二回つくるなら一味くわえてほしいと思う。見た意味がなかった。感想はそれだけだな。





"世にも奇妙な物語 ハイ・ヌーン 2015"
https://t.co/fTPjXQ2KX7

「ハイ・ヌーン」見た。
──主人公(和田アキ子)は店のメニューをはじから順番に注文してゆく。近所の人が見物にきて店はにぎわい、応援ムードがたかまってゆく。──

玉置浩二が和田アキ子になったところだけが大きく違う。男役に違和感がない和田アキ子だ。
話の内容は分かりきっているので、うしろで流れていた野球中継の声を集中して聴いた。このアナウンサーの声は、サッカー中継でよくでてくる声だ。へー、野球も実況するのかと感心した。

野球中継が途中で途切れたり復活したりする。そういうところがこの番組の苦手なところだ。やるならやり続けてほしい。
この話はそうじゃないけど、ニュースが流れると必ず主人公と関係あるニュースなのも苦手だ。
犬がガバッと起きるのがよかった。







世にも奇妙な物語 25周年! 秋の2週連続SP~傑作復活編~ (기묘한 이야기 25주년! 가을 2주연속SP ~걸작부활편~)
https://t.co/WdgMnLHcLr

「ズンドコベロンチョ」見た。
──主人公(藤木直人)は、知識豊富なIT企業の社長。「ズンドコベロンチョ」という言葉が流行し始めるが、主人公にはなんのことかわからない。検索しても、文献を漁ってもわからない。どこへいってもズンドコベロンチョの話題でもちきりで、主人公はおかしくなる。──

YouTubeにないのでPandoraTVで見た。

これはいいリメイクなんじゃないでしょうか。現代の要素をうまく盛り込んでいる。検索しても分からない様子がリアルだった。Googleがあり、NAVERまとめがあり、知恵袋があり、2ちゃんねるのまとめサイトがあり、画像検索があり、見れば見るほどわからなくなる。
そのなかにさりげなく北川悦吏子のページが入ってるのが遊び心だ。

絵を描いてそれを持っていくところは、かなり精神的にきているのがわかる。

東京オリンピックがでてくる。前作は会社で恥をかいていたが、リメイクでは世界規模で恥をかいている。雑コラがつくられるのも現代的。








世にも奇妙な物語 25周年! 秋の2週連続SP~傑作復活編~ (기묘한 이야기 25주년! 가을 2주연속SP ~걸작부활편~)
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「思い出を売る男」見た。
──主人公(木梨憲武)はリストラされ、借金の催促に追われている。思い出を買い取る研究所を発見し、そこで初恋や甲子園の記憶など次々に売り払い、やっと借金を完済する。そんなある日、離婚した妻から子供が重病だと知らされる。さらに多額の費用が必要になる──

小堺一機さん主演の名作のリメイク。
借金取りから逃げて林みたいなところにまで逃げ込んでるのが大袈裟に感じた。
アパートの住人が電話を取り次ぐ場面がある。「奥さんから電話よ」って。携帯が出てこない。

筋書きは変わらない。記憶を取る装置がチャチじゃなくなっているのは良い。
子供との思い出の場面がよく出来ていて泣きそうになる。また、結末がいい。どうなるのか!? っていう気になるところで終わる。記憶は戻らないはずなんだけど、子供を撫でる手が何かを感じたようにも見えた。

職安でパワーポイントができるか訊かれてるのが新しい。前のバージョンは職安でやる気や経歴をアピールした主人公が窓口で「そういう方が一番余っているんです」とキツいことを言われるんだよな。

あと、記憶を取るおじさんの態度がだいぶ変わっている。前は胡散臭かったがリメイクでは紳士的だ。

前作を見直してみたら、子供が男の子になっていた。ラストシーンは抱擁して感動的な音楽が流れている。主人公が「か、ぞ、く……」と言っていた。
けっこう違う。抱擁や感動的な音楽は強すぎるんで、リメイクでそこを抑えたのは良い判断と思う。







"世にも奇妙な物語 竹内結子 『箱』 2015年"
https://t.co/kjzu7dx5pZ

「箱」見た。
──主人公(竹内結子)は、研究所で研究をしているときに突然後ろから殴られる。気がつくと箱の中にいた。スマホがあったのを幸いに110番に連絡するが、なかなか警察は駆けつけてくれない。──

ぞっとした。これは怖いな。
植物状態の人の意識はこんなふうになっている、かもしれないという話。外からは何もしてないように見えても、内側では必死に叫んでいる。
変な言い方だけど叫びがうまい。突き刺さるように叫んでいる。

どうせ始めから通じないのなら、ライトやスマホはなんだったのか、警官はなんだったのか。
何をしてもどこにも通じない、という事実に耐えられない気持ちが作り出した幻なのか。

どうでもいいけど、スマホが明るい。明るさをしぼればけっこう長持ちすると思う。





"世にも奇妙な物語・妻夫木聡主演『幸せを運ぶ眼鏡』のネタバレ紹介! 2015"
https://t.co/UbeaGYTFFL

「幸せを運ぶ眼鏡」見た。
──主人公(妻夫木聡)は、地味な生活を送っていて、出会い系サイトに手を出したりしていた。幸せを運ぶ眼鏡を手にいれてからは、眼鏡がやるべきことを教えてくれるので仕事も恋愛もうまくいくようになった。──

「ニートな彼とキュートな彼女」みたいな話で、そのときオレは「人間の大きさだと邪魔になる」って感想を書いたと思う。今回は眼鏡になっている。こういうのは小さいほうがいいんだよ。途中で波乱があるが、大きな目的のために誘導していたという意味ではオチが同じだ。

嘘っぽい拍手が二ヶ所あって、減点。
あらいぐまラスカルを見て値引品を食べる生活って理想だと思うけどな。
着脱が手軽なので、この眼鏡はひとつあると便利そうだな。オレもデートには困ることがあるから。







"世にも奇妙な物語 事故物件 2015"
https://t.co/EBegpfbtz5

「事故物件」見た。
──主人公(中谷美紀)は娘と新居に引っ越してくる。そこでは無言電話があったり、人影が見えたり、娘が夜にうなされるなど、おかしなことが起こる。不動産屋にきいてみるが、ここで過去に事件などは起こっていないという。──

オレの理解力がないのか、何がなんだかわからなかった。
落ち着いて整理してみると、娘っていうのは数年前に火事で亡くなっていて、母はそれを受け入れられずに娘と暮らしているかのようにしていたと。その認識の歪みが怪奇現象の形で出てきた。主人公は男性の助けもあって現実を受け入れる。
と、あとから考えれば意味はわかる。

検索サイトの名前が「gulugle」だった。前は「global」というのもあった。そういう細かいのが気になる。

このドラマには時々、現実を受け入れられなくて自分のなかの非現実を生きている人が出てくる。古くは「逆探知」、あたらしくは「蟲たちの家」とかがそうだ。そういうのはどこかで限界があるっていうことで、幻が暴かれてしまう。
でもそんなこと、そうそうあるかなあ。
きわめてレアなケースを頻繁にドラマが利用しているような気がしてならない。そんなに簡単に非現実を生きられるだろうか。
もしかしたら自分も何か大きな悲劇をなかったことにして生きているのかもしれない、と思えれば入っていけそうだが、あんまり思わないかなー。





"世にも奇妙な物語 『バツ』 前半 2015年11月28日"
https://t.co/Ni4vp4OPAP

「バツ」見た。
──主人公(阿部サダヲ)は、自分の額にバツ印がついていることに気づいた。ほかの人には見えないらしい。これはなんなのか不思議に思っていると、同じように額にバツのある男性と出会う。男性の話によると、死が近づいている人間にバツがつくのではないかという。──

「顔色」によく似た話だ。「顔色」はバスのなかで終わるが、こちらは電車のあとも続きがあってもう一段階のオチがある。でも叫んで終わるのは同じだ。

死期が近いことを悟って、生き方が前向きになるところがよかった。主人公がとてもいいお父さんだ。

阿部サダヲのキャラクターの良さがあるよね。ラーメン屋と出会う場面とかもいい。









"世にも奇妙な物語 『嘘が生まれた日』 2015年"
https://t.co/yzbeMsRQzr

「嘘が生まれた日」見た。
──そこは嘘がない世界だった。主人公(満島真之介)は拾った財布について警官にきかれ、自分の財布だと答えて難を逃れる。嘘をつくことを知り、なんでもない水を「幸せになる水」として高額で販売し、富を得る。──

仲間とのノリが楽しい。「嘘」が三人のイニシャルからきていたなんてねえ。
嘘が広まってしまえば普通の世界になるわけで、その過程にドラマがある。自分だけが嘘を知ってるというのは、さぞ万能感があることだろうね。

嘘がもののはずみで生まれて、いたずらになり、商売になり、そして人のためになる。「嘘」という主人公の成長を描いたドラマと思う。

野々村そっくりの政治家が出てくるけど、もう四年も前なのかー。

嘘みたいに人類がまだ気づいてない裏技がありそうというコメントがよかった。夢がある。

これで2015年おわり。



■■■




今回おもしろかった話


1 箱
2 思い出を売る男(2015)
3 おやじ
4 嘘が生まれた日
5 ズンドコベロンチョ(2015)
6 空想少女
7 面
8 ラスト・シネマ


今回つまらなかった話
1 ゴムゴムの男
2 イマキヨさん(2015)




それにしても、2014年の秋の特別篇の5話が見れてないのは大きな欠落だ。引き続き探していきたい。

枯れ枝と財布  ~『未来』2019年7月号掲載

枯れ枝と財布



におい付きの風がでてきて春になる虫も変態たちも目覚めて

微笑んで穴掘る人はいないのだ「のだ」なんて言うから土になる

オレ、飛沫、わりと見るかも だいたいは透明なのが多かったかな

ピンクの雲いいなさわってみたいなあ財布にいくら入ってたかな

魔王と言い枯れ枝と言う子と父で馬の手綱を握るのは父

筆くわえアシカが新元号を書くみたいな・でかい白紙みたいな

体液を拭くため置いた一箱のティッシュボックスからっぽ 祭

虹色の花火はじけてたんだよと告げてよく寝た一方的に

ゴミ箱のたったひとつのゴミなので見えたねじれてくちゃくちゃになり

持ったまま眠ってしまい目が覚めてふたたび使い始めるスマホ

「みずつき8」  ~深夜には自分が水風船となり、ほか

短歌の本読む134
「みずつき8」。
千原こはぎさんの企画による、水をテーマとしたアンソロジー。6首の短歌を誰でも投稿できて、それがまとめられている。毎年六月に発行されている。

ここから読めます。
https://t.co/xDQ5pptoRD



ちょっと歌を引きます。




深夜には自分が水風船となりちょっとやそっとで割れそうだ パンッ
/甘酢「水風船」

→夜中になると不安定な気持ちになることがオレにもある。こういう題材の歌を見ると自分だけじゃないんだなと思う。
水風船に例えたのがまず一つ。割れるところまでいったので二つ。



ごまだれを片手にわらうその人のもう片手にぽん酢を持っている
/御殿山みなみ「ぽん酢」

→6首すべてにぽん酢が出てくるのがたのしい。こういうのは好き。花の名前をすべての歌に入れるようなのは時々見かけるけど、ぽん酢はもちろん珍しい。これは4首目。

どういう状況だろう。ごまだれをかけてからぽん酢、という順序が身に付いていて、談笑しながらでも流れるように実行できる人なのかな。



うつむけば泣けてしまえる家路にてこころのぽん酢の蓋は開きおり
/御殿山みなみ「ぽん酢」

→悲しげな歌なんだけど、ぽん酢がどんな意味を持つのか、その蓋が開いてたらだからなんなのか、「こころのぽん酢」ってなんなのか、謎めいた歌だ。
「ぽん」の音がなんといっても特殊だ。ここから楽しげなものが漂っているようにすら見える。



目覚めたら雨あの人が笑ってた夢は嘘でも本当でもない
/みやや「これは夢」

→「目覚めたら雨」で切れるんですね。雰囲気がある。
「嘘でも本当でもない」に物語を感じる。たとえば、あの人は今も笑っているだろうけどそれを見ることはもうない、みたいな。



ということで4首だけですが引いてみました。人体の何割は水、っていうところから発想する歌が多かった気がします。




オレの歌を載せて終わろうかと思いましたが、上にあるURLから読めるのでやめます。

終わります。
んじゃまた。




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工藤吉生の短歌まとめ・第三十二期【2019年4-6月】15首

▼この時期の主な出来事
『短歌研究』で歌集評のページを三ヶ月間担当。
『短歌研究』7月号で特別作品20首を発表。
「フワクタンカ」参加。


〈1〉
クイズ王が司会のオレを待っている夢の中へともう戻れない

〈2〉
歯みがき粉のツブツブちゃんと効いてるかわからない信じるしかないよ

〈3〉
美男美女だけのドラマにダンプカー突っ込んで結局は感動

〈4〉
♪ 力ずくで男が思うままにした女それから小魚の群れ

〈5〉
玄関で借金取りが母のこと「あの女」って言い日が暮れた

〈6〉
ひとにもの教えたあとの恥ずかしさ先生たちは感じないのか

〈7〉
名乗るほどではあるオレにふさわしい批判を受けに行かねばならぬ

〈8〉
好きなだけ言わせといたら在日で生活保護で毛が無くて死者

〈9〉
消しゴムがないからツバで消したって少し離れた席で荒れてた

〈10〉
ちんちんが二つあったら楽しいとケンくんは言い、オレは反対

〈11〉
母の言うバラバラ事件はあちこちに出したおもちゃを放置すること

〈12〉
面接のときに来たことある道を強く迂回し病院へ行く

〈13〉
「夢」の字がうまく書けない四とタのあいだに伸びる棒が長くて

〈14〉
四十になろうというのに若者に向けた批判を身構えて聞く

〈15〉
われながら百点と思う作品を八十と言い五十五と言う


〈1〉〈6〉〈8-9〉未来
〈2〉フワクタンカ
〈3-5〉〈10-15〉短歌研究
〈7〉ツイッター

今年も歌壇名簿とアンケート関係の郵便物がきました

歌壇名簿とアンケートのハガキがきた。



毎年、短歌研究社から『短歌研究年鑑』という本が出ていて、そこに歌壇名簿というのがある。歌人団体や歌人の名簿が載る。また、毎年なんらかのアンケートがある。オレはそこに2013年くらいから載せていただいている。

今年も、名簿の掲載内容の確認などを求める郵便物がきた。


それなんだけど、オレって歌壇名簿的にはなんもしてないことになるんだなあと思った。




Fotor_156291332175127





というのはつまり、「短歌活動」5項目に当てはまるものがない。活動してないわけじゃないのに。
「3」だけど、結社誌っていまどれくらい創刊されてるんだろうか。


ひらきなおって「ぬらっと!短歌大賞」の選考委員を務めましたと言い張ったりしてみるのもいいかもしれないが、そういうのは「オレのことはなんとでも言ってくれ」という異常な高さのテンションじゃないとできない。勢い。



この5項目に何も書けないのは久しぶりなんです。
2018年は「中城ふみ子賞次席」と書いた。
2017年は「仙台っこ歌壇 俵万智賞 準賞」、
2016年は「未来賞」、
2015年は「NHK短歌 年間大賞」、
と書いた。毎年なにか受賞していた。2019年はなーんもない。



アンケートは、万葉集の一首と、結社誌の評論についてだったが、どちらも推したいものがない。っていうか熱心に読んでないし知らない。だから回答できない。

つまりオレという歌人は、特筆するほどの活動をしてないし、アンケートに答えられるほど古典も評論もわかってない歌人というわけだ。
そう考えると、自分のなかに無いものの大きさを感じずにはいられない。

角川短歌にも年鑑の名簿があるけど、そっちは呼ばれないなあ。そういうのは関係の度合いだろうな。




今回はそんなところで。




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▼上半期自選4首▼初めて作った短歌▼初めて掲載された短歌

2019年6月後半の断片。






▼自選4首、初めて作った短歌、初めて掲載された短歌

好きなだけ言わせといたら在日で生活保護で毛が無くて死者

早く早くとドアを叩いてそののちに漏らして泣いた夜を忘れず

四十になろうというのに若者に向けた批判を身構えて聞く

オレの行くときだけ雨がやんでいる予報だったがもう過去のこと

#2019年自分が選ぶ今年上半期の4首




『未来』以外だと、朝日新聞や『短歌研究』や『現代短歌』や「フワクタンカ」や「みずつき」などに発表した半年だった。




#初めて詠んだ短歌を晒す

人生はお金じゃないよ心だよそう思ってもお金がほしい
〈1994年〉





初めての俳句は小6で

夏休みアイス食べすぎ腹こわす

っていうのだった。
ほかのみんなは夕焼けがどうのこうのとか綺麗な作品をつくっていた。でもあんたらは廊下を走ったり意地悪したりしてるじゃないか、綺麗事言いやがって嘘つき大嫌いだ! と思ってた。




6/22にイベントでつくった俳句は

梅雨だからお金かしてと書き記す

だった。30年経って、これくらいの変化。
「記す」が題で、これがなかなかうまく入らなかった。

題の「記す」がそもそも自分に合わない言葉に見えてしまう。後に残すに値するちゃんとしたことを書いてるみたいじゃん。オレの書くものにそんなのあるのか疑問だ。
「書く」なら自分にも合う。ペンの先を紙に押し付ければ「書く」になる。

そういうふうに
「夕焼け」とか綺麗なのをあんまり使いたくないとか、
「記す」は立派すぎて自分に合わないとか、
ってやっていくと使えることばが限られてくる。
「ぼく」ですら綺麗に見えて自分では使いたくない。そこは譲れなくて、今の自分がいる。




#初めて掲載された歌

坂道に銀の空き缶 蹴飛ばしてやろうと思いにらんではみた
〈2012年4月 うたつかい第7号〉

「銀の空き缶」という題で出した5首が、初めて紙に掲載された短歌でした。




選ばれて新聞や雑誌の投稿欄に掲載された歌という意味であれば、この歌。なみの亜子さんの選。

ヒョウ柄の強そうな人を後ろから見ているオレの柄はチェックだ
〈2012年7月号 短歌研究「うたう★クラブ」うたう★クラブ賞〉




紙媒体で最初に載ったのが『うたつかい』で、投稿欄で最初に載ったのが『短歌研究』ということですね。短歌を始めてから、短歌が紙に印刷されるまで半年かかっている。
それ以前だと「うたらば」によく投稿していた。



短歌研究の巻末の「うたうクラブ」の佳作で星がついたとかつかなかったとかで一喜一憂していたオレが、今はその短歌研究で作品二十首を載せていただけるようになりました。





▼質問箱



質問
【めっちゃ質問きますねwww人気者www】



ダブリューを2個一組で使ってる自動質問いかがなものか
https://t.co/iX8O2Ym3rK

どうやら、多くの人の質問箱にbot的に同じ質問がくるみたいで、オレのところにくるやつは無視してたんだけど、変なふうに煽ってきたので驚いた。運営なにやってんだよ。
検索するとこの質問も多くの人に届いているようだ。






Twitterで、フォロワーがまだあんまりいなくてツイートもあんまりしていない、「短歌はじめました」みたいな人によくフォローされる。そういう人にオレの質問箱をうまく使ってもらえればいい。オレの回答でよければ答えますのでどうぞ。

https://peing.net/ja/mk7911

親切な回答になるかどうかはオレの機嫌次第なんだけども、基本的には教えたがりな方ですね。




質問
【上手い短歌って、どんな短歌だと思いますか?】


ぎこちなく感じさせないのが1点。言葉の距離が2点目ですね

2点では終わりませんが今パッと思いつくのはそのあたりです

https://t.co/7acwpU7UD8







質問
【工藤さんはこの先、歌集を出したり総合誌にバンバン掲載されたりという活躍がしたいですか? それとも、短歌と何かのコラボや展示、歌集という形じゃない本の出版など、ちょっと外向けというか、歌壇の外っぽい活躍がしたいですか?】


そういえばあまり考えてませんねやれる感じでやっていきます

その二択ならば前者のほうがよりオレの気分に近いようです

総合誌、歌集、結社が「歌壇」っていうのはずっと続くのかなあ
https://t.co/FbZJr7KSyF


いい質問だなあ。
コラボとか展示はまずやらないと思うんだけど、だからってバンバン総合誌にっていうほどの力量もないんで、困っちゃいますね。ネットで何かやれたらいいけど、あんまり新しいものについていける気がしないし……。

Twitterがもう古いとか終わってるっていうのを見聞きすると焦る。Twitterとかブログが自分の中心なので。
現代短歌bot @gendai_tanka のフォロワーが7000を超えたんだけど、こういうのが地味に楽しかったりします。

オレのブログとかnoteは頭打ちっていうか、これ以上は伸びていかない感じになっちゃってるんだけど、続けていきます。ブログはこんどの10月に10周年を迎えます。

そうやってネットでコチョコチョやってるのがオレの活動の大きなところですね、相変わらず。
依頼をいただければ力量の範囲内でありがたく受けます。それがたまたま歌壇の内だったり外だったりするわけですね。





▼対面人狼

対面人狼の動画を見た。
「人狼最大トーナメント」っていうのがあるのを知り、それを見たんだけど、上手い人ばかり集まるとほんとうに緊張感のある素晴らしい試合になる。人気のある人たちの集まりでもあり、みなさん楽しかった。

オレが今まで見てたのは「人狼殺」っていうゲームでやってる人達だったんだけど、対面してやっているのは初めてちゃんと見た。

ニコニコ生放送がからんでいて、そのへんの人たちの顔と名前はこの一日でだいぶ覚えた。



"人狼最大トーナメント~season5#2~"
https://youtu.be/8yfl4tC5Oyc

これは特にすごかった試合。





▼奇妙な世界

そば・助六セットをつかんでカゴに入れたつもりが、レジに行ったらうどん・生寿司セットだった。
奇妙な世界への扉がひらいたようだった。




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▼せやかて工藤▼週刊読書人▼ものするひと3巻

6月前半の断片的な文章。



▼封印映像35

封印映像35見た。
うん。なかなかだった。
最初の「心霊パパラッチ」は普通。 霊をバカにして復讐をうける。
「泥の人」はめずらしい内容。ちょっと合成っぽくも見えたが。
「帰れなかった霊体」は霊が三つつづけてでてくる。閉まらないエレベーターがめずらしい。
「ボウボウ」は火の玉の話。人が燃えているとか石がとんでくるとかいろいろな合わせ技。




▼せやかて工藤

こういうツイートを見た

“コナン最大の謎のひとつ「関西弁の人は、身の周りの工藤さんに反論するとき本当に『せやかて工藤』と話しかけるのか」を調べました。「そもそも工藤さんが全然いない」という事実も浮き彫りになっています。

服部平次の「せやかて工藤」は、関西で本当に使うのか?”

https://t.co/EzKGfKQ2m9 https://t.co/c77ScAoJQU
https://twitter.com/_maishilo_/status/1135723681189994498


前にも書いたことあるけど、「工藤」は東北に多い名字なんです。
たとえば、短歌研究年鑑2019には工藤という名字の歌人が10人いるけど、出身は、

北海道、
青森、
青森、
青森、
青森、
茨城、
青森、
北海道、
千葉(これがオレ)、
岩手

となっている。つまり、関西には工藤が少ないんです。
青森が多いでしょう。オレの父が青森、その親も青森。



【服部平次】関西弁を使う人は身の周りの“工藤さん”に反論する時『せやかて工藤』と話しかけるのか調査したら、とある事実が浮き彫りになった - Togetter https://t.co/FlsjnRiyDX
ツイート使っていただいてました。




小学校の同じクラスにもう一人工藤くんがいた。
通ってる歯医者が工藤だった。
それから引っ越して、近所に工藤さんの家が二軒。
中学校にはいなくて、高校には隣のクラスに工藤が一人いた。
職場に三人工藤がいた。
短歌で一人でしょ。
家族以外だとこれまで合わせて9工藤だ。

近所の二軒の工藤さんには直接会ってないから、生身の工藤は7工藤だ。

「吉生」は一人も会ったことない。0吉生。




▼コメント

ブログにきたコメント。俳句の有名な人かと思ったら、全然知らない人。


小川蘆舟
“がんばっとるんやね、元気らしいね、少し歌が上手くなったかね。
 ところで、
小生の歌を見てくれたまえ、依田仁美の「舟」に15首載っている。今年の夏号だ。 君の活躍を祈る。”




そんな全然知らない本のことを言われても確認のしようがないよ。どうぞ祈っててください。どうしても読んでほしいというのなら本を送ってください。住所は短歌年鑑に載ってます。

なんでこんなに偉そうで馴れ馴れしいのか驚く。おかしいんじゃないの。それか、オレを誰か他の人と間違えているのか。
オレは「短歌研究」7月号に20首出してますよ。読んでくれるんですか。「角川短歌」8月号にも作品5首でますよ。読んでくれるんですか。



▼週刊読書人

わけあって『週刊読書人』をたくさん読んだ。
8面ある新聞。
1-2面にインタビューや対談があるんだけど、ほぼみんな知らない人なんだよ。仮にも新聞の一面に出るような人なのに、オレは全然知らないんだなあ。
思想とか、硬い本を大きく扱っている。

追悼・橋本治という記事で、橋本治は平成に背を向けていたという指摘が新鮮だった。

それと、小谷野敦さんが芥川賞のことでずいぶんきびしく言っていたのが印象的だった。作品によっては「話しても無駄です」とまで言っている。

タイトルは聞いたことあるけどどんな本か知らないというものについて、いくつか輪郭をつかむことができた。


短歌では「現代短歌むしめがね」がある。
ねむらない樹とか各種の短歌賞とかの記事があった。ってことは短歌研究新人賞の記事もあったんだろうな。名前しか出なかったんだろうけども。





▼ドレッシング

今つかってるドレッシングに内側のくりくり回すタイプのふたと、外側のカパッてはめるタイプのふたがあるんだけど、ふたが二つあるのが気に入らなくて外側のふただけしてたんだけど、そしたら開けたときに中身が漏れてべたべたになった。今は内側のふただけしている。

体にドレッシングがかかるの、けっこう嫌だね。サラダはそれに耐えている。





▼noteの「スキ」機能

noteで、購入されていない有料記事にスキをつけられることがある。宣伝目的だ。
機嫌が悪かったので相手の記事のコメント欄でキレた。

「なんで購入してないのにわたしの有料記事にスキ押してきたんですか?
読みもしないで何がスキなんだ。バカにしてるのか。なに考えてんだ。」





▼ほめられた

知らない人がオレの連作をネットでほめてるのを1つ見つけた。
https://6718.teacup.com/plabotonoitanji/bbs
受賞第一作をほめていただいた。6/7-8のところ。





▼古参

#これを知っていたら私の古参
「くどうよしお」のころ(無所属のころ)を知ってれば古いほう。
「くどう」のころ(まだ短歌やってないころ)を知ってる人はもっと古い。




▼ものするひと 3巻

『ものするひと』三巻が出たというので買って読んだ。漫画って本屋で探すと探しにくい。

ヨサノと寝るところばかり記憶に残っている。

書けない時期を乗り越えるのがひとつのテーマだな。「おけちよ」が刺激していたのがよかった。

同人誌を売る場面も、知らないので新鮮。
芥川賞、取れても取れなくてもたんたんと杉浦の作家人生は続いていくのだろう。




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依頼こなし日記 2019.5/6-5/16  ~日記とカレンダー
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角川「短歌」2019年4月号 ●特集・穂村弘

総合誌読む 134


角川短歌2019年4月号。

穂村弘特集なので買った。





冬の日に顔をさらして眠りゐし父は丸太のやうな腕組み
/時田則雄「カムイミンタラ」

※「ラ」は小文字




ひとつめの特集は「穂村弘 世界の更新」。印つけたところを書き抜く。

インタビューでの穂村さんの発言から。
「歌のパターンとか、同じ言葉を使っている歌とか、一人の歌人の過去の歌とか、それらを知らなければどんなに鋭いロジックがあっても短歌の批評は書けないから。」

「穂村弘のかばんの中」しっかり見てしまった。他にも総合誌でそういうページがあるけど、見ちゃいけないものを見るようで、ちょっと悪いなーと思いながらも見てしまう。見ていいものしか出してないんだろうけど、それでも。


「眼鏡拭きは無くしやすいとエッセイに書いたところ、トークイベントで大量にプレゼントされた」に人気を感じる。

論考がいくつかある。江戸雪さんの「オリジナリティの強度とは」が特によかった。
「わがままについて」からの引用は読んだおぼえのない文章で、オレは「わがままについて」を読んでないかもしれない……。




お徳用ダブルクリップ22個ここのつ減って春立ちにけり
/さいとうなおこ「物差し」





二つ目の特集は「わたしが考える良い歌」。花山多佳子さんが「短歌が変質していくことへの危機感」について書いていた。
「自然が全く出てこない歌はざらで、出てきたとしても言葉として、観念、アイテムとしてである。意味だけの歌も多い。」
「全体には言葉、観念の世界への志向が強いように感じられる。言葉で人間や身体、物、などの存在を超越していくことに疑問がある。」


以前、「日々のクオリア」で花山周子さんに書いていただいたことを、長いこと気にしているんだけど、たぶん同じことを花山多佳子さんは書いているんだと思う。
https://t.co/xAgg9gTWSg

同じことなんだろうなと思いながら、オレにはどちらもちゃんとはわからないし、どうしていいかもわからない。
オレに書けることをオレなりに書いて、それを見て誰かがさびしくなったり疑問を感じたりしている。



まあ親子で死んで良かったねと煎餅齧りながらニュースに母は
/郡司和斗





「私は歌人のキャリアを信じない。すべての歌人が次の一首に向かう時、ゼロからの勝負だと思う。昨日までどんなにいい歌が作れても、今この瞬間に飛べなければ駄目だ。とても苦しいが、それが表現者だ。」
水原紫苑「次の一首のために」



佐藤通雅さんの「可能なかぎりゼロに」と染野太朗さんの「読者という変化」は、選歌における迷いが書かれている。その真摯な態度に感銘をうけた。



ふた月ぶりの雨よ雨よと待ちいしが嘘泣きほどで止んでしまえり
/勝井かな子「転びかた」



隠し事をしてゐるのでせうくすぐれば炭酸となるあなたの体
/岸並千珠子「菜の花ざかり」



いつのまにか巻末の投稿欄が500回を突破している。40年以上やってるんだ。すごい。
この本おわり。
プロフィール

工藤吉生(くどうよしお)

Author:工藤吉生(くどうよしお)
仙台市在住。2011年に枡野浩一さんの「ドラえもん短歌」の影響で短歌を始めました。

▽短歌雑誌「短歌研究」「角川短歌」などの読者投稿欄、
▽新聞歌壇「毎日新聞」「日本経済新聞」「読売新聞」「河北新報」
▽テレビ「NHK短歌」
などで作品を発表してきました。

短歌結社「塔短歌会」に2012年から3年間所属していましたが退会し、現在は「未来短歌会」彗星集に所属しています。

▽角川短歌ライブラリ刊行記念「わたしの一首」コンテスト大賞受賞。
▽第57回短歌研究新人賞候補。
▽Eテレ「NHK短歌」年間大賞(2016年3月、佐佐木幸綱選)。

ゴールデンボンバーの歌広場淳さんにツイッターで短歌をほめられたことがあります。

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